実はとても簡単。ゲームで負けても子どもが機嫌を損ねないようにする方法
子育て中の皆さん、グッドニュースです。
わたしと夫は、この度、遊びのゲームに負けた子どもが機嫌を損ねるのを防ぐ良い方法を思いつきました。わたしたちだけの秘密にしておくのはもったいないので、太っ腹ぶりを発揮して、ここに公開します。
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いま家族でリゾートに遊びに来ています。
いま4日目ですが、朝は海で泳ぎ、昼ごはんを済ませた後は、部屋に戻って一休みするのがルーティンになっています。
遮るもののない南国の日差しを浴び続けていると、それだけで体力を消耗します。たっぷりと日焼け止めを塗りたくり、長袖のラッシュガードで肌を守っても、どうしても剥き出しの部分は少しずつ焦がされていきます。肌のためにも、体力回復のためにも、中休憩が必要なのです。
この時間に、昨日からみんなでハマっているのが、クレイジーエイトというトランプのゲームです。
我が家では、ゲームが白熱してくると、子どもたちが負けたときに機嫌を損ねて、楽しかったはずの時間があっという間に崩壊することがあります。
特に娘は、勝ち気なだけでなく、強い感情の波に呑まれやすいところがあり、負けをうまく消化するのがまだ難しいようです。息子とは、歳が一つしか違わないこともあり、こういうとき凌ぎを削るライバル関係になります。力が拮抗するほど衝突が起きやすいのは、国際関係だけではありません。
昨日も、勝った負けたで一悶着がありました。たかがトランプのゲームやん、なにも怒らなくても。そんな大人の目線でたしなめても、子どもに言わせれば「そんなこと」ではないのでしょう。
負けて悔しい。しかもコイツにだけは負けたくなかった。納得ができない。もっと自分はできるはずなのに。
心に渦巻くこういう不穏な感情とどう向き合い、どう解消するかは、息の長い課題です。いい方法が見つかった、なんて一朝一夕になんとかなるものではありません。
わたしが今から書くのは、家族旅行中にみんなでトランプをやって、勝っても負けても全員が笑顔で終われるようにする、くらいの軽い用途に使える方法です。どちらかというと、親の負担を減らすための工夫といった具合です。
それはとってもシンプル。負けた人が一番魅力的だというルールにするのです。
「は?」と思いました?ちょっと説明します。
例えば、息子が勝って、娘が負けるとします。
まずはみんなで息子の勝ちを讃えます。そして、すかさず、娘には、
「一番魅力的なのはやっぱり娘ちゃんだね!」
と言って、息子のときと同じように拍手で讃えます。
なにがどう魅力的なのかとか、なんで負けたら魅力的になるのかなどといった細かいことはどうでもいいのです。とにかく、負けをネガティブなものに感じさせないようにする。勝ちも負けもどちらも単なる結果の一つに過ぎないことを、言い方を変えて伝えているだけです。
娘は、魅力的でありたいと願う心がくすぐられるのか、まんざらでもない様子でにっこりしました。なんなら、トランプで勝つことなんかより、魅力的だと言ってもらう方がいいくらいの感じすら漂わせています。
みんなハッピー。万事オッケー。
なんだ、ただの誤魔化しじゃないか、という声が聞こえてきそうですが、まあトランプですからね。みんながハッピーになるなら、それに越したことはないんじゃないでしょうか。
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