パーティ好きなアメリカンがよく使う略語
今朝、ピコンと携帯の通知が鳴り、スクリーンをのぞくと、チャットグループに届いたご近所さんからのメッセージでした。
アメリカでは、6月に学校が終わり、長い夏休みに入ります。もうそんな時期になったのか。はっと我に返ったような感覚になりました。
そして、学年の終わりを祝うパーティです。同じスクールバスのバス停を使っている子どもとその親を一気に呼ぶものなので、ざっと見積もって30人近い規模になると思います。
子どもたちには、外で遊べるようにお庭に水風船を用意してくれるのだとか。「濡れてもいい服で来てね!」と書いてありました。そして、子どもたちが遊んでいる間は、大人たちの社交の場です。みんなで飲み物やおやつをつまみながら、世間話をして楽しみます。
アメリカに住んでいると、この種のちょっとしたホームパーティに参加する機会が本当によくあります。「ちょっとしたパーティ」で30人も呼んでしまうところがアメリカです。
今回の学年末のお祝いだけでなく、学期末にも別のご近所さんが大人だけのパーティを開いてくれました。先月、この地域で日食が観測できた時間帯には、みんなで一緒に観ましょうという趣旨の日食パーティがありました。これらはいずれも、半径300メートルくらいの範囲でのお呼ばれです。
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ご近所さんからのメッセージを読み進めると、見慣れない言葉に目が留まりました。
BYOB
なんだっけ、これ?と思って、すぐ調べてみた。
Bring Your Own Beverage
「飲み物持参でお願いします」ということだ。ほうほう。実際のメッセージではこんな風に使われていました。
なーるほどね。
アメリカでテキストのやりとりをしていると、BYOBのような略語に頻繁に遭遇します。今回は、パーティに関連するものに絞っていくつかご紹介します。
RSVP(Répondez S’il Vous Plait)
直訳すると"Respond, if it pleases you"。つまり、「出欠のお返事をしてください」という意味です。これはもともとフランス語ですが、アメリカでもこの略語の形で定着しています。
"Please RSVP"というように、pleaseと合わせて使っている文を結構な頻度で見かけます。でも、この言葉にpleaseの意味が既に含まれているので、pleaseはつけずに使うのが正解のようです。
この言葉は、「返事をする」という動詞のほか、「出欠の返事」という名詞としても使えます。
ASAP(As Soon As Possible)
「できるだけ早く」。ビジネスシーンも含め、広く使われている略語です。
先に挙げたRSVPとの合わせ技で、
ということもできます。意味を知らないと何かの暗号のようですよね。
ETA (Estimated Time of Arrival)
「到着予定時刻」のことです。パーティ当日のやりとりで使うことがあります。
例えばこんな感じです。
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パーティに限らず、この種の略語は本当にたくさんあります。新しい表現を見つけて、「へえ」とか「ほう」と感心するのが単純に好きです。海外に住んでいると、常に新しい言葉に出会えるのがいいところだと感じます。あ、でもそれは日本にいても同じか。
読んでいただきありがとうございました。
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