来週からの旅のことを考えている
わたしたち家族は、来週、一足早いバケーションに出掛ける。アメリカでは連休でもなんでもないけれど、時期を外して出掛ける方がなにかと便利なので、夫の仕事の都合がついたところで行くことにした。
行き先はフロリダ州のタンパ(Tampa)。フロリダ半島の中部西側に位置する南国の街だ。
バケーションなんていつ以来だろう。アメリカの私の住む地域では、春先以降、コロナの感染者数は低い水準での横ばいが続いている。そうはいっても、子供のプリスクールでは、つい先日も感染者が出たお知らせが何度か入って、そのたびに濃厚接触がなかったかとドキリとしているが。
感染しないように、感染させないように気を付けながら、従来の生活を少しずつ取り戻そうとしている。
今日は、旅を心待ちにするわくわく感に乗って、旅の予習記事にしようと思う。
なぜ行き先をタンパにしたのか
実は、あまり深い理由はない(笑)。うちには5歳と3歳の子供がいるので、子連れで行って楽しめるところというのが前提になる。
「フライトは乗り換えなし、比較的近いところにしよう。」
「寒いところより、暖かいところがいいね。」
「海か山かといったら、海のほうが子供たちも楽しめるね。」(山コースだと、ハイキングの帰りは子供たちをおんぶする羽目になる確率が高い。)
「リゾート地ではなくて、訪問先にいろいろ選択肢のある普通めの街がいいね。」
こんな感じで候補を絞り、コロナが蔓延する前に、夫の出張に合わせて家族で行こうとしていたタンパにしようということになった。
フロリダといえば、マイアミとか、ディズニーワールドのあるオーランドの方が有名だけど、マイアミは治安が悪いし、物価が高い。ディズニーはまだうちの子には早いだろう、ということで候補から外した。
今回の旅行には関係ないが、もし、子供のことやコロナのことを考えずに、どこへでも行けるとしたら、私はアメリカ各地にあるナショナルパークを巡る旅がしたい。視界に収まらないくらい大きいものとか、息が苦しくなるくらい高いところとか、そういう人間の存在をちっぽけに感じさせる圧倒的な大自然に昔から強く魅かれている。いつか必ず、と思っている。
タンパってこんなところ
タンパは、フロリダ湾に面した観光都市。フロリダは年中通して気候が温暖なので、リタイア層の移住先として人気がある。タンパもその一つ。
眩しい太陽に、グンと真っすぐ伸びたヤシの木、白いビーチにエメラルドグリーンに煌めく海といった南国の風景が広がる。気温は、いまの時期だと30度前後で、海で泳ぐこともできそうだ。
19世紀末から20世紀初頭にかけ、キューバからの移民による葉巻タバコの産地として発展した歴史があり、キューバの文化が息づく街でもある。
子連れにも優しい観光地
タンパには、子供にと一緒に楽しめそうな観光地がいろいろある。駆け足に見てみるとこんな感じ。
タンパ・ローリー・パーク動物園。
フロリダ水族館。子供たちは水族館に行ったことがないので、絵本やテレビで見るような巨大なクジラや鋭い歯をのぞかせるサメなんかを見たら、大喜びするのではないかと私が楽しみにしている。
グレーザー子供博物館。体験型の展示が売りのようで、医者やエンジニアなどに扮して遊びながら学ぶコーナーや、レゴ遊び、恐竜の骨の発掘、花壇での遊びなど、様々な体験できるよう。
ブッシュ・ガーデンズ・タンパ・ベイ遊園地。
そのほか、パドリングツアーに参加して、ワニ、カメ、鳥などの野生生物を見ることもできる。
私が楽しみにしていること
なんといっても海
タンパに行ったことのあるお隣さんの話によると、ビーチの砂はまるで砂糖のように白くて細かく、海の水はクリアに透き通って、そのコントラストが美しいとのこと。海の中の生き物を探しにシュノーケリングをしたい。
現地の食事
旅の醍醐味の一つは、現地の食事だ。さっきも触れたとおり、歴史的にキューバ移民の多い街なので、キューバ料理も楽しめそう。メキシコ料理とどう違うのかよくわからないが、これも行ってからのお楽しみ。
住んでいるようにゆったりと過ごす
タンパでは、エアビーエヌビーで一軒家を借りるので、観光地をめぐる合間には、住んでいるようにゆったりと過ごしたい。食事も、レストランに行くだけではなく、スーパーで食材を仕入れて、海の見える庭先でバーベキューをしたりもしたい。また、家の目の前には、小さいながらビーチがあるので、子供たちには好きなだけ砂遊びをしてもらって、私はパラソルの下でゆっくり本を読んだり、何か書いたりして過ごしたい。
そういう想像をしながら、今日も過ごしている。