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秋を迎え撃つようになったわたしの、秋の楽しみ方
皆さんがお住まいのところにも、秋の気配が感じられるようになってきたでしょうか。
アメリカの、わたしが住む地域では、木々の葉がちらほら黄色や赤に変わり始め、地面が落ち葉に覆われるようになってきました。晴れた日には、気温がまだ30度近くまで上がりますが、朝晩は20度を下回るようになっています。
今日は少し雨がぱらついています。夏の日の夕立のような、どかんとした降り方ではなく、物憂げな曇り空から静かに降ってくる、しとしと雨です。今夜の満月は、どうやら雲に遮られて見えなさそうです。
秋を感じます。
マグに入った温かいコーヒーを片手に、窓の外に目を向けました。視線が、次第に遠くなります。
わたしにとって、長らく、秋はもの悲しい季節でした。東京で独り暮らしをしていた頃、この季節はちょっと苦手でした。決して嫌いなわけじゃないんです。ただ、心にじわりと堪えるのです。
エネルギーに溢れた夏が過ぎ去り、残された熱が少しずつ冷めていく。ぽつんと一人ぼっちになってしまったような心細さ。どんどん夜が長くなって、忍び寄る闇に呑み込まれそうな不安。
木枯らしが吹き始めた頃の、澄み切った空の向こうに見える夕陽なんか眺めてしまったら、もう憂鬱でしかない。
もういっそのこと、一気に冬になってくれと願ってさえいました。
そんな話もいまはむかし。家族ができて、物理的にも精神的にも、がちゃがちゃと騒音の多い暮らしをしています。そうすると、秋の静かな悲しみを感じとるセンサーが鈍ったようです。いまや、まったくなんのダメージもなく、ぴんぴんしてこの季節を迎えています。
むしろ、秋を迎え撃つ態勢が整っています。楽しむ気満々です。
さて、どうやって楽しもうか。
まず、アメリカで秋のイベントといえば、ハロウィーンです。ハロウィーンの本番は10月末ですが、もう9月の今ごろから、家や庭に不気味な飾りつけをしたり、玄関先にかぼちゃを飾ったりします。
先日から、子どもたちがかぼちゃを彫りたい!と何度か言っています。かぼちゃの中をくりぬいて、側面におばけやコウモリなどの形に彫るのです。
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手もテーブルもべちゃべちゃになるこのアクティビティ。親としては、準備から技術指導、後片づけまでの一連のプロセスが大がかりなんです。なので、昨年はお茶を濁してやり過ごしました。
でも、秋を積極的に楽しみにいくなら、ここはやるしかない。この週末は、巨大かぼちゃを買いにいきます。
あとは、秋に便乗して出てくる、いろんな秋のフレイバーには、なぜか心躍ります。アメリカでは、この季節は、断然パンプキン推しの食べもので溢れます。
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先日、「秋ブレンド」と謳ったコーヒーを買いました。
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こういうフレーバーコーヒーは、中には味が人工的過ぎて飲めないものがあります。何度も失敗したことがあるのですが、美味しいかもしれない方の可能性に賭けて、つい手を出してしまいます。秋味のコーヒーなんて、なんだかロマンチックですし。
今回がアタリであることを願っています。
読んでくださり、ありがとうございました。
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