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山片蟠桃 夢の代

すこぶる常識、智慧の人だと思う

それが、なんと江戸時代の商人で、号の蟠桃は、要するに番頭のシャレだ

書かれたものを読もうとしても、なかなか読みこなせない、そんな時、この中央公論社全盛期の日本の名著を手にして驚いた

なんと平易な現代語にしてくれていて、解説も懇切

まるでトランプ大統領を見る様なビジネスマンでかつ、大坂商人の鏡の様に律儀、けっして主家をおろそかにせず、いわゆる「かたい」人で商才ゆたか、地動説から天文を論じ、神社信仰などに非常に合理的に説いた

ある意味、今の人々よりも合理的だ

天文から物理の真理に達し、金融から人を知った近代人、そして江戸の人って言ったところか

素晴らしい存在を知った、ここにお知らせします

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