自分らしさから少しだけ自由になるための時間稼ぎ
おはようございます！ 「時は金なり、とも稼ぎ」根太幸吉です。
「私らしさ」や「自分らしさ」という言葉は、自分が本当に大切にするものや、自分の生き方を貫くために必要な価値観のように思われがちです。自分らしく生きることは素晴らしいことなのかもしれません。しかし、この「自分らしさ」は時に私たちを縛り、思わぬ形で心の自由を奪う原因にもなります。新しい挑戦をしたいのに「自分らしくない」と感じて躊躇したり、これまでの自分のイメージにとらわれて他人にどう思われるか気になったりと、「自分らしさ」への執着は、成長や変化の妨げになることが少なくありません。
今回は、そんな「自分らしさ」を少しだけ手放し、もっと自由に新しい自分を生きるための時間稼ぎについて紹介します。
1. 自分らしさの定義を紙に書き出してみる
「自分らしさ」とは、実際には何を指しているのでしょうか？まずは、「自分らしい」と感じる自分の特徴やこだわり、他人からよく言われるイメージを書き出してみましょう。これを書き出すことで、あなたが無意識に抱いている「自分らしさ」が視覚化され、見直しのきっかけになります。多くの場合、私たちは「こうあらねばならない」と無意識に自分を制限していることに気づけるでしょう。
2. 過去の自分を振り返り「自分らしさ」の変化に気づく
「自分らしさ」は実は固定されたものではなく、人生のステージや環境に応じて変化してきたし、変化していくものです。少し前の自分を思い出してみてください。数年前のあなたは、今とは違う「自分らしさ」を持っていたかもしれません。たとえば、以前は社交的なことが「自分らしさ」だった人が、今は一人で考える時間を好むようになっている場合もあります。この変化を実感することで、「自分らしさ」とは一時的なものであり、柔軟に変えて良いものだと理解できるでしょう。
3. 自分らしさを求めない場所や活動に身を置いてみる
「自分らしさ」を手放すためには、そのイメージから離れられる場所や状況を作ることが効果的です。普段行かない場所に行ったり、これまで経験したことのない趣味を始めたりすると、そこでは「自分らしさ」にこだわらず、新しい自分を見つけやすくなります。特に、名前や職業などの個人情報が不必要な場で活動してみると、ありのままの感情や行動に意識を向けられるため、少しずつ「自分らしさ」への執着から解放されていくでしょう。
4. 他人の視点を借りてみる
私たちは「自分らしさ」を他人との比較から感じることも多いものです。そのため、意識的に他人の視点を借り、「もし他の人ならどうするか？」と自分の行動を一度客観的に考えてみるのも有効です。たとえば、「自分らしくない」と感じる行動をする前に、「〇〇さんならどうするだろう？」と別の視点から眺めてみます。これにより、自分らしさにとらわれず、多様なアプローチを取り入れることで新しい行動への抵抗が和らぎます。
5. 感情に振り回されずに待つ
「自分らしさ」を捨てようと決意しても、初めは違和感や不安が生じることがあります。このときは、まずその感情を無理に変えようとせず、ただ「今はこう感じているのだ」と受け入れて時間稼ぎしてみましょう。感情に身を委ねると、徐々にその不安が和らぎ、意識的に新しい自分を受け入れる余裕が生まれてきます。時には、感情に囚われず、ただ感じることで冷静さが取り戻され、「自分らしさ」にとらわれずに行動できるようになるでしょう。
6. 小さな冒険を繰り返す
新しいことを始める際に「自分らしくない」と感じた場合、小さな冒険を重ねることで、その違和感に慣れていくことができます。たとえば、普段と異なる服を着てみたり、別のジャンルの本を読んでみたり、異なる道を通ってみるなど、普段とは異なる選択を意識して増やしてみましょう。これによって、「自分らしさ」を緩やかに解放し、新しいことに抵抗を感じにくくなっていきます。
7. 短期的なゴールではなく、「今」を楽しむことに意識を向ける
「自分らしさ」にこだわる理由の一つに、未来に向けた成果や評価を意識し過ぎることが挙げられます。そのため、目の前の小さな出来事や体験に集中することで、自己意識から解放されやすくなります。特に、自然の中で散歩したり、料理や手仕事に集中するなど、短期的な成果が関係ない活動を楽しむことで、「今ここ」にいる自分を感じることができます。これによって、「自分らしさ」にとらわれずに自分自身を楽しむ時間が増えていきます。
「自分らしさ」を手放すことは、自分を否定することではなく、新しい可能性を広げるための第一歩です。無理に「らしさ」から解放しようとするのではなく、日常の中で少しずつ時間稼ぎをしながら、「今の自分」に焦点を当てて新しい行動や考え方を取り入れていくことで、自然と「自分らしさ」からの束縛が薄れていくでしょう。
というとこで、幸吉でした。今日もご安全に、時間とお金をともに稼いでいきましょう！