サッカー…例えが過ぎると伝わるのか!?…「闇鍋」

自分の中にある「サッカー」というものを成長させるには、いろいろなカテゴリーの試合を観て分析していくことも必要だと思う。
そして、それを「サッカーの言葉」を使い表現するのだが、たまに何かに例えている時がある…
その方が何となく伝わりやすいような気がしている。
「例えば…」
日常にあるごく普通のことで表現し、難しく考えがちなサッカーをよりシンプルに理解することが出来る…かな?

今回、大学のリーグ戦を観戦して分析したことを「例え」て表現してみると…

地域の1部リーグともなれば、選手達の出身校や所属チームはメジャーなところばかり。
選手は、小さな頃からサッカーを始め、それぞれのカテゴリーで成長を積み重ね、自分の中にある「サッカー」を確立させてきているはず。

強烈な「個」が集まり、「組織」を形成し、一つの「目的」に向かい、「結果」を出そうとする。

目の前に繰り広げられている試合を分析していると「組織」が観えてこない…まるで…

…「闇鍋」のよう…

一人ひとりがどんな食材を持ち寄ってきてるかも判らず、その鍋は何味ベースなのか?
最終的にはどんな仕上がりになるのか!?

集まる食材は一流な物であることは確か。
でも、肉なのか魚なのか野菜なのかは不明…

何味の?…水炊き…味噌…キムチ…トマト…豆乳…

「闇鍋」とは、そういうもの…

好き嫌いはあって当然、合う合わないは食べてみないと判らない、楽しいかどうかも受け止め方ひとつ…

「不安」な気持ちで「戸惑い」ながら、さぁ食べよう! 

一流の食材を持ち寄るなら、やっぱり上手い鍋が食べたいはず!

まずはどんな「鍋」にするか決める。

季節や天候…その時の調子や気分…メンバーの好みや人数など…

次に、それに合わせて食材を用意する。

バランス良く、主役や脇役を揃え、彩りも考える。

「鍋」は「チーム」そのもの!

「食材」は「選手」そのもの!

「味」は「作り上げる」もの!

「調理」するのは、「スタッフとプレーヤー」!

何を言わんとしているのか?

伝わったでしょうか!?

最近は「分析による言語化」が流行り出し。
「プレーモデル」や「ゲームモデル」
「プレースタイル」や「ゲームスタイル」
等という言葉が頻繁に使われるようになってきました。

使われる映像やデータは、「レベルが高くとても複雑」…そこから導き出されるものは、「繊細で難しい」

大切なのは「プレー出来ること」。
そのためにすべきことをより「シンプル」にしていくこと。

ごくごく普通のことを丁寧に繰り返す。

そのために何を準備しなければいけないのか?

現状、いろいろな現場で起きていること…

「理想」と「現実」とのギャップだと思っています。

何故出来ないのか?

出来たら試合に勝てるのに!

急ぎ過ぎている…焦り過ぎている。

原因は「実行力」。

まだ足りていない…それだけのこと…

もっともっと根本的なところに取り組むべき課題がある。

「会話」であり「言葉を選ぶ」であり「言葉を探す」である。

身に付いた「癖」を修正するのは相当な時間が必要だということ。

じっくり、ゆっくり…出来ることから一歩ずつ!

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