ラグビー…作り出す時間とは?
RWC2019…日本の4連勝!
予選プールを1位で通過!
ベスト8!
日本中に元気を与えてくれている。
サッカー親父の「ラグビーにわかファン」ではあるが、実に面白く勉強になる。
ルールを知らない方でも、魂が震えるのを感じているはず…かな。
「OneTeam」…Twitterでも呟いたが、日本のそれは「家族」のようである。
どれくらいの時間を積み重ねたのか想像もつかないが、これからのスポーツにとって重要になるポイントだと感じる。
…
スコットランド戦では、幾度となくボールを奪われた…それも同じような場面で…
「One Team」であるがゆえ…「家族」であるがゆえ…狙われたように観えた。
「日本が作り出した時間が狙われた」
どうしても作り出す必要がある時間…何のため!?
「整える時間」
ラグビーは、目まぐるしく「攻撃」と「守備」が繰り返される…そして、体と体がぶつかり合うことが常に起こる。
…
人は常に「呼吸」をしている。
「吸う」「吐く」…無意識に自分のリズムで繰り返す。
無意識を意識するとどうなるか?…試しに深呼吸の「吸って吐いて」の秒数を決めて行うと、苦しくなったりする。
ラグビーの場合、「吸う」「吐く」に加え「止める」が加わる。
「タックル」や「スクラム」など、瞬時にフルパワーを必要とする時、呼吸を「止める」必要がある。
ゲーム中常に「吸う」「吐く」「止める」を繰り返すが、そのタイミングや長さは局面によって決まる。
言い方を変えると、それらが相手のアクションによって決まる場合が多い!
相手の連続した猛攻に耐えている時、「止める」の連続…呼吸が乱れ、苦しくなるのが理解出来る。
だからゲーム中に「整える時間」が必要となる。
ボールキャリアが倒され、ラックが出来る。
しっかりとマイボールを作り出した状態から、ボールが展開されるまで、ほんの少し「時間が作り出されている」ように観える。
次を考えているようでもあり、迷っているようでもあり、時間を作っているようでもある。
分析とは予想でもあるので、何が正解かは答え合わせ出来ないが、その時間…「整えるための時間」…一瞬「緩み」が生じているようである。
日本は素晴らしく「OneTeam」である…あるがゆえにその瞬間をも共有している。
つまり、チーム全体に「緩み」が起こっている。
スコットランドは、その一瞬の「緩み」をピンポイントで狙っていたように観えた。
ラックに対して、ガンガンいかず。
いつでも行ける状態を作りながら、タイミングを見計らって、一気にブレイクダウン!
それが何度も再現されていた!
つまり、「日本が作り出した時間が狙われている」ということになる。
…
ベスト8で戦う相手は「南アフリカ」
相手がどのようなプランでくるのか!
スコットランドは、後半大きくサイドチェンジすることで日本を追い詰めた。
サイドチェンジでの攻撃が日本に有効であること。
スコットランドはサイドチェンジをパスで行った…南アフリカは、サイドチェンジをパスではなくキックでしてくるとも分析できる。
予選4試合を通して、何度かキックによるサイドへの早いボールで崩されている。
乱された時、どのようにして「整える」のか!?
呼吸するタイミングすら無いくらいの激しい戦いになることは必至!
相手のウィークポイントを攻略するのもあり!
相手のストロングポイントを発動させておいてそれを攻略するのもあり!
片寄った分析によるプランは必要なく。
ありとあらゆることを想定の範囲内とし、柔軟に修正していく。
そのために必要となるのが「OneTeam!」
それぞれの「個性」があり!
それぞれに「得意」「不得意」があり!
それぞれが「自分の言葉で意見」でき!
「背中」を見せてプレーする者がいて!
「背中」を見て成長する者がいる!
そして、「背中」を見守る者がいる!
まるで、それは「家族」のよう!!
さぁ次へ!
魂を震わせ応援しよう!
「OneTeam!」
「ビクトリーロード♪」