「出会い」が、何かを変えるきっかけになる時がある…②

W杯直前に大阪での講習会
「The Soccer Analytics式スカウティングセミナー」

「アヤックス、サガントス鳥栖トップチームコーチ白井裕之によるThe Soccer Analyticsのメソッドを使用した分析」

1番目に出会うことになったのが、講師をされた「白井裕之」氏である。

分析は難しく複雑で局面を見抜く「特殊な眼」を必要とする物だと思い込み、何とかその手法を学ぼうとしていました。

そんな時、白井氏は「面白くないですか!?」と一言!

この一言が僕の肩をポンッと叩いたように感じました…「力入り過ぎてるんとちゃうか!?」って(笑)

「うわっ!面白いときたか!」と、思わず「ニヤッ」と笑ってしまいました。

「楽しい!」ではなく「面白い!」

もし、「楽しくないですか!?」と聞かれていたら、僕は「楽しくないし苦しいだけやのに」と思っていたかもしれません。

一言の大切さに気付かされた瞬間ですね。



「サッカーとは何でしょう?」から始まり、「客観」のオランダと「主観」の日本…

(セミナーでの内容はこの場では行いませんが…)

「サッカーを明確に定義づけする」

「明確な基準」を設定すること!

最もシンプルで、一番大事なことに「気付く」ことになりました。

セミナー後も、SNSや書籍等で学びました。

今後の分析において、確実に自分の基準が設定されていくように思います。

白井氏との出会いが、自分の中にあった分析というものを変えたきっかけになりました。

「面白い!」…この言葉が、スタッフや選手達に伝わるかどうかはこれからの積み重ねが大切です。

これからの日本サッカー界でも確実に「分析」というものが注目されていくと感じています…

しかし、その捉え方はいろいろで、「指導」と「分析」がまったくの別物にならないかが心配です。

最も大切なことは、日々のトレーニング!

やったことでしか人は上達しません!

練習で出来ないことは、試合では絶対的に出来ないでしょう!

選手一人ひとりが、そしてチームが、「成長」するために「分析」を行う。

簡単な事ではないですが、出来ることから挑戦していきます!

まず現場で最初に取り組んだのが、相手チームに勝つために分析をする…から、自チームを成長させるために分析を行う…へ

自らがコーチをしている自チームの分析から始めました。

そして、今までが「なんとなく」であったことを実感することに…

フィルターをセットすることで観えてくるものがあり…

ビデオ撮影しながらブツブツと呟くようになり…

その都度メモをとるように…


真夏の灼熱のリーグ戦…ピッチ横でノートに書いて消すことが出来るボールペンを使っていた時…ハーフタイムにベンチの監督にポイントを伝えようとしたら!ノートが真っ白に!?  あまりの暑さでボールペンの字が消えてしまっていたんです!!
それどころか、使っていたいたボールペンまでもが書けない状況に(泣)

アナリストは過酷との戦いでもある!?

何度も何度も繰り返していくうちに、ふと観えてくる瞬間が現れるようになってきました。

ただし、観えるようになることで次なる課題も現れてきたようで…

その課題は、この秋の選手権予選で出現しました…

「なぜ?」「どうして?」

一冊の書籍に、課題に対しての考えの元となる「気付き」が書いてありました。

2番目の出会いは「書籍」です。

…続きは、次回…

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