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【下水の仕事】誰もやりたがらない仕事の日常♯2 さんまさんの笑い方
誰もやりたがらない仕事を選んでしまった、、、そんな日常配信
世の中には夢で溢れた仕事が沢山ある、俺も小さい子供の時や20歳あたりまでは将来を楽しみにして、それなりに夢なども持っていた。
だが現実は違った、
誰もやりたがらない下水関係の仕事についてしまったのだ。
どこでどう間違ってこの仕事をしているんだろう。
みなさんもそう思うでしょう
誰かがやらないと行けない事かもしれないけど、何故自分がそれをやらないといけないのかが今も答えは見えていない
街を歩けば沢山の職業が存在している事は一目で分かる、
スーツを着ている人を見るだけで自分からしたら明らかに立派な社会人に見える。
自分も社会人だか、他人のトイレから流れでてくるカレーを見る事がある仕事を立派な社会人だとは俺は思えない、、まぁ完全なる個人の感想ではあるが。
起床してから5分で家を出れるほど、何も見た目にはこだわっていない今の自分の作業着姿にも悲しさを感じる、一度はスーツを着て仕事をしてみたいものだ
所で、皆さんは排水管清掃と言う仕事をご存知だろうか??
マンションを一部屋、一部屋周り、排水口の所から高圧洗浄用のホースを通していく洗浄していく、そしてそのホースは一箇所に集まり下水に流れていく、
当然トイレの排水も最終的には合流する、マンションにお住みの方は知っているかたも多いはず。
単純に下水の仕事である。
ある日、いつも通りに排水管洗浄の為に、部屋に入室した、30代前半の綺麗な奥さんが玄関から出てきた、愛想も物凄い良く、こんな汚らしい作業着で入室するのが申し訳なくなった。
いつも通りに清掃場所の排水管の排水トラップと言う器具を外した、それを外さないと配管を洗浄出来ないからだ、洗濯場の排水トラップを外しお風呂場で洗う為に排水トラップを持っていった、一年分の汚れが付いているそれなりに汚れている。
お風呂場で排水トラップを洗っていると奥さんがそれを見に来た、、
そこで玄関先で見せていた愛想のいい顔は一瞬で消え、カナリ大きな声で、こう叫んだ
【よく素手で〜よく素手でそれを〜よく素手で〜】
何回も連呼していた、その表情は自分の家の汚い物を洗って頂いて申し訳ないという気持ちと、よくそんな物を素手で触れるなお前はと言う感情が混ざっていた顔だった、
美味しい酢豚を食べてたら急にパイナップルが入ってるような、
ヨーグルトだと思っていきよいよく食べたらフレンチドレッシングだったような顔をしていた、何とも言えないレアな表情だ
そして俺は一般常識では素手で触っては行けないものなのだと教えて頂いた、自分が当たり前の様に仕事でしていた事が、一般常識では素手で触らないものだという事を学んだ。
誰もやりたがらない仕事をすると、やはり少し一般常識とは離れていくのだろう、
この話を会社に帰り同僚に話した、すると何故が異様にその話で盛り上がって笑いあった。
しょうがないよこんな仕事だからな〜と笑っている
素手でやった方が早いからな〜と笑っている
汚れている方が洗いがいがあるからな〜と言う猛者も現れた
異様はほどみんなその話題で笑っている
さんまさんみたいに笑ってる人も二人ほどいた
めちゃくちゃみんな笑ってる
俺は異様な怖さを覚えた
これは本当に笑っているのではない
脳が防衛本能の為に笑わせているんだと感じた
無意識のウチに一般常識から離れた事を心が受け止められず、脳みそにこれを笑いに変えるしか無いと強制的に脳が判断したんだと感じた
何故なら心がショックでもたないから
明日も素手で俺らは作業する、
その時に、これは一般常識から離れている事なんだと毎回感じさせないように脳の防衛本能が働き、すべらない話し的な方向に勝手に持っていったのだろう。
防衛本能は、凄い、そんなに面白い話では無いのに異様に笑っている正体は、
自分の心を守る為
俺もさんまさんみたいな大きな声で笑う事にした