1分で分かる!Googleの検索結果からユーザーのニーズを紐解く方法【SEO対策】
「サイテーション」やら「キーワードカニバリゼーション」やら何かと難しい用語が飛び交う昨今のSEO業界。
でもSEOにおいて、最も重要なのは「ユーザー(検索者)がどんな情報を求めているか」をコンテンツメーカーが正確に把握し、それに対して最良のコンテンツを提供することに尽きます。
これはSEOというマーケティング手法が続く限り「未来永劫」変わらないことでしょう。
なので難しいSEO用語などは一旦忘れて、ユーザー(検索者)ニーズを満たすことだけを考えれば良いのです。
しかし意外と苦戦するのが、この「ユーザー(検索者)が何を求めているか」を正確に把握することです。
このユーザー(検索者)のニーズをはき違えてしまうと、狙ったクエリで上位表示されることはないと思っておきましょう。
ではユーザー(検索者)のニーズを正確に把握するためには、どんなことをすれば良いのでしょうか?
その答えはとっても簡単です。「Googleの検索結果をみる」ただそれだけです。
「キーワードマップ」や「ミエルカ」といった「SEO分析ツール」は必要ありません。検索結果にこそ、ユーザーのニーズのヒントが隠されているのです。
では具体的な手順を見ていきましょう。
①上位表示したいクエリで実際に検索をする(シークレットモード)
かならずChromeブラウザの「シークレットモード」を使用してGoogle検索を行ってください。ご存知の方も多いとは思いますが、Googleは過去の検索結果などを加味して、パーソナライズドされた検索結果を表示します。
シークレットモードも完璧に「パーソナライズ」の要素を排除することはできませんが、影響を小さくすることができます。
➁検索結果の1ページ目に表示されているサイトの「タイトルに付随しているワード」をすべてチェックする
例)「折りたたみ傘 おすすめ」
1ページ目に表示されている10サイトのタイトルから「不随するワード」をすべてメモしてください。
この際にひとつだけ「ルール」があります。それは上位に出てきた「ワード」また複数回登場する「ワード」ほどニーズが強いということです。
例えば、検索結果の第1位に表示されているサイトと第2位に表示されているサイトはいずれも「メンズ向け(男性向け)」に書かれた記事です。
また「レディース向け(女性向け)」に書かれた記事は10サイト中、1サイトのみになっています。(第3位のサイト)
そのため、「折りたたみ傘 おすすめ」というクエリは「男性のニーズが強い」ことが分かります。
③関連検索キーワードもあわせてチェックしよう
関連検索キーワードとは、検索結果の一番最後に表示されるキーワードのことを指します。
「折りたたみ傘 おすすめ」で検索した場合、以下のようなキーワードが表示されます。
④「➁~③」の工程で抽出したワードをカテゴライズ(分類)する
➁と③で行った工程で抽出したさまざまなキーワードを綺麗に分類をしてみましょう。
性別:「メンズ向け」
耐久性:「頑丈」「丈夫」「強風対応」「カーボン」
機能性:「使いやすい」「自動開閉」
携帯性:「軽量」「開くと大きい」「通勤」
価格:「3,000円以下」「安い」
ブランド:「モンベル」「トーツ」「wsky」「セブンイレブン」
そうするとどうでしょう。ユーザーが求めているものが少し見えてきませんか?
➄「ペルソナ」と「ニーズ」を言語化してみよう。
◆ペルソナ
・男性 社会人
◆ニーズ
・何より頑丈・丈夫で強風時にも壊れないものがいい!
・カーボン製の折りたたみ傘がいい!
・耐久性もだけど、使いやすさも重視したい!
・自動開閉の折りたたみ傘も気になる!
・通勤時に使うので、軽くてコンパクトなやつがいい!
・けど開くと大きくて、(スーツが)濡れないやつ!
・価格はとにかく安いの!3000円が予算!
・「モンベル」「トーツ」といったブランドが気になるよ!
検索結果を深堀りするだけで、ユーザー(検索者)のニーズがここまで分かる!
検索結果を見るだけで、ニーズをかなり深くまで掘り下げることができます。慣れてくれば①~➄の工程を1分程度で終わらせることができます。
誤ったユーザーニーズを元に記事を書いてしまうと、上位表示されないだけでなくリライト時に「イチから書き直し」なんてことにもなりかねません。
今回ご紹介したやり方を参考に、正しいニーズを元にコンテンツを作ることをおすすめします。