VPoE Meetupから考える仕事への向き合い方
はじめに
2024年10月28日に開催された「VPoE Meetup Vol.2」に参加してきました。先週実施されたVol.1に引き続き、2週連続の開催となりました。Vol.1の感想は別記事に記載していますので、ぜひご参照ください。2週連続の開催にも関わらず、定員オーバーの50名以上の参加申込があり、開発組織に関する関心の高さを実感しました。
今の仕事に対して全力で結果出す!
基本的に参加者全員の考え方が一致していた部分ではないでしょうか。
今の仕事に全力を出し続け、その結果としてやりたいことが出てきて、その実現ために今のポジションにいる。という印象を受けました。
VPoEに限らず、やりたいことを実現するためには、今の仕事に対して全力で結果を出し続けることが重要です。
常にどこかでセーブしている自分がいるかもしれません。「それって本当に全力だろうか?」と自問自答していきたいと思います。
不健全な健全な状態
前回のVol.1で提起されたこの質問への回答が、本イベントで示されました。
回答は「健全ではない」「他の人に見せたことがあったが、逃げ出すレベルと言われた」というものでした。しかし、私はこの見解に少し違和感を覚えました。
私は、健全な状態のカレンダー(予定)とは、個人や組織の目標に向かって進んでいる状態だと考えています。むしろ、目標達成に向かっていないカレンダー(予定)こそが、不健全な状態ではないでしょうか。
予定が詰まっているという状況を指して「健全ではない」と判断されたのだと思いますが、それを不健全と考えるのであれば、健全にするための努力をすべきです。目標達成に向けたカレンダーへの軌道修正が必要だと感じました。
自分自身のカレンダーを見て、目標に向かってる健全なカレンダーである。という事は思い続けていきたいなと思います。
事業KPIの把握やMVを自分ごとにする
事業KPIやミッション・ビジョン(MV)を自分のものとするための具体的な施策が複数紹介され、その有用性を実感しました。
事業KPIは毎日見る
カジュアル面談に出て、会社の事を自分の言葉で語れるようにする
数字をインターフェースにして語る
意義を伝え続ける
特にカジュアル面談への参加については、これまで採用の成否に影響するという観点だけで考えていましたが、組織育成の機会として活用する視点は新鮮でした。
ただし、候補者に「練習台にされた」という印象を与えないよう、適切なサポートは必要と感じたのでそこをどう設計するかは腕の見せ所ですね。
事業KPIを理解したら一歩踏み出すために僕がやること
私は、会社の事業KPIを理解した上で、自身として事業を伸ばすためのKPIを別途設定することが多いです。
例えば、組織がUUやPVを追求している場合、私はリピート率に注目するといった具合です。
これは、事業成長には、単一の視点ではなく、複数の観点からのアプローチが有効だと考えているためです。多角的な視点を持つことで、無意識に囚われている慣習やルールから脱し、本質を追求したいと考えています。
ある程度の事業KPIを理解したら、ネクストのチャレンジとしてぜひ自分なりの事業KPIを作ってほしいなと思う。
まとめ
現在の職務に全力を尽くすことが、将来の目標達成への近道
「健全な状態」とは、目標達成に向かって進んでいる状態を指す
事業KPIの理解と内在化には、以下が重要:
日常的なKPI確認
自分の言葉での説明力
数値による可視化
継続的な意義の共有
独自の補完的KPIを設定することで、より多角的な事業成長が可能
VPoEとしての話をちょっとだけ語りたくなってきましたw