膝蓋骨骨折の話 第五章
こんにちは
前回までの記事では、筆者の膝蓋骨骨折をしてしまった当時のエピソードを時系列を追って書いてきました。
↓前回の記事はこちら
今回はリハビリの内容についても触れながら、入院生活について描いていきたいと思います。
第五章 パテラセッティング
入院中のリハビリは、ざっくりいうと膝の屈曲に始まり、松葉杖での移動、重心を段階を経て乗せられるようにしていく作業でした。
そして、100%左脚に重心を掛けられる状態になってからは杖やバーを掴まりながらの歩行練習をしていきました。
そして、手術後に1番衝撃を受けた事なんですが、
膝が割れた方の大腿部の筋肉がごっそりなくなっていたのです。
特に内側広筋と呼ばれる大腿四頭筋の内側の筋肉は、初めのうちはもう戻らないんじゃないかと不安に思うほどに削ぎ落ちてしまってました。
膝の靭帯断裂などで手術をされた方も近い形で筋肉が落ちてしまうのだと思います。
今後の記事でも、筆者の内側広筋の復活の様子をより具体的なリハビリ方法と共に書き残していきたいと思っています。
リハビリメニュー中で、今回の記事のタイトル「パテラセッティング」というトレーニング方法は、大腿部の筋肉を復活させるメニューとして、時間がある度にやるように勧められました。
やり方は簡単、膝を伸ばしきった状態から踵を突き出すように更に伸ばそうとするだけです。
もう少し解剖学的な言い方をすると、膝の最終伸展時に内側広筋が収縮するので、仰向け膝伸展位で踵を更に突き出す、もしくは膝裏を床に押し付けるイメージで膝に力を入れます。
動画を見てもらえると分かりやすいと思います。
怪我をしてない状態であればとても分かりやすく筋肉が収縮するんですが、、、
膝蓋骨骨折のリハビリ開始時は力を入れようとすると痛いか、力の入れ方が分からないような感覚になっています。
筆者も最初は怪我してない方の脚で、やり方を確認しながらやってました。
タオルが柔らかくて小さめのボールを膝の裏と床に挟んでやってみると、より力が入りやすいです。
これに慣れてくると膝を伸展させた状態で股関節の屈曲動作をできるようになってきます。
今回はここまで。
次回も膝蓋骨骨折におけるリハビリの内容についての記事を書いていきます。
それではまた。
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