夜の詩「風が吹いていたよ」
風が吹いていたよ
乾いたガラス越しに見えたよ
ビルの谷間に 雨がカーテンのように揺れて
白い光のなかでそれは 海の底の砂みたいに
きらきら きらきら 輝いていた
こんな風に日常が
あっさり奇跡を起こしている
こちらが気づいても 気づいてなくても
ただ そうするのが自然みたいに
ありのままの 美しい姿をして
風が吹いていたよ
乾いたガラス越しに見えたよ
それは ぼくを取り残して
一瞬のうちに通りすぎてゆくんだよ
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風が吹いていたよ
乾いたガラス越しに見えたよ
ビルの谷間に 雨がカーテンのように揺れて
白い光のなかでそれは 海の底の砂みたいに
きらきら きらきら 輝いていた
こんな風に日常が
あっさり奇跡を起こしている
こちらが気づいても 気づいてなくても
ただ そうするのが自然みたいに
ありのままの 美しい姿をして
風が吹いていたよ
乾いたガラス越しに見えたよ
それは ぼくを取り残して
一瞬のうちに通りすぎてゆくんだよ
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