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【東京市場IPO⑫】承認銘柄の事業内容を軽く見てみる(11銘柄目)
39日目です。
39・・・・
いつも、読んでいただいている方、誠にありがとうございます。
これぞまさにThank you(39)
いや、いつもほんとありがとうございます。
仕事煮詰まりまくっているので、今日のnoteを先に更新しようと思います。
それでは、本日は掲題の件、 ステラファーマ株式会社を軽くまとめてまいりましょう。
いつも通り前提は以下をご参照ください。
ディスクレイマー
・当該記事は、投資の勧誘を目的とするものではありません。 ・一般に公開されている情報を元に、記載をしており、嘘を書いているつもりはありませんが、誤解等があった場合、追記修正する可能性もございます(情報に基づいて被ったいかなる損害についても、記載者は一切の責任を負いません) ・あくまで投資判断はご自身の判断でお願いいたします ・銘柄の良し悪しを断定する意図は一切ございません
①概要
社名: ステラファーマ株式会社
事業内容: BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)に使用されるホウ素医薬品の開発及び製造販売
上場市場:東証マザーズ
承認日:2021年3月19日
上場日:2021年4月22日
②事業内容
以下については、出所:Ⅰの部から記載、太字は記載者追記
当社は、この企業理念に基づき、がん患者に対する新たな治療の選択肢としてBNCTを実用化するため、創業以来、BNCT用ホウ素薬剤の研究及び開発に取り組んでまいりました。
(1)事業の特徴
①BNCTの医療技術
BNCTは、ホウ素の安定同位体であるB-10とエネルギーの小さな熱中性子の核分裂反応を利用して、がん細胞を選択的に破壊する放射線治療の一手法であります。
(中略)
[BNCTの治療イメージ]
BNCTは、その特徴として、『がん細胞を選択的に破壊』することができる治療法であることから、がん細胞と入り組む正常組織への影響が少なく、術後のQOL(Quality Of Life/生活の質)も従来の治療に比べて良好であることが期待されます。
②ビジネスモデルについて
当社が、2020年3月に、切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌を効能・効果として、ステボロニン®の医薬品製造販売承認を取得したことに伴い、既に加速器を設置しております総合南東北病院、大阪医科大学附属病院の2つの医療施設においてBNCTによる治療が開始されております。当社は国内において治療が開始されたことに伴い、医薬品卸売業者を介した自販モデルによる収益化を実現しております。
今後も加速器メーカーとの共同でステボロニン®の適応拡大に向けた研究開発及び臨床試験を継続していくと同時に、当社の製品は加速器メーカーとのコンビネーションプロダクトをベースとしていることから、BNCTの認知度向上と加速器の普及に向けた事業展開も並行的に進めることで、収益拡大を実現していくビジネスモデルであります。(中略) ③開発品の競争優位性について
B-10を高純度(99%以上)に濃縮する技術は、当社の親会社であるステラケミファ株式会社が国内で唯一(世界でも2社のみ)保有しているものと認識しております。
当社は、高純度(99%以上)まで濃縮されたB-10を原料として、原薬「ボロファラン(10B)」を製造し、さらにステボロニン®に製剤加工しております。原料については親会社であるステラケミファ株式会社との間で独占期間を定めた取引基本契約を締結し、安定的に原料供給を受ける調達体制をとっております。また製剤処方にかかる特許権を複数取得しており、今後も周辺特許の申請を積極的に行っていく方針であります。ステボロニン®は臨床研究において従来使用されていたフルクトース製剤に比べ安定性に優れ、さらに36ヶ月という長期の品質有効期間を保ち、治療毎に製剤を調製する必要もなく、また「医薬品の製造管理及び品質管理の基準(GMPgrade)」に適合した製剤でもあります。
この特徴に加え、当社における長年の研究開発期間と相当程度の投資は後発事業者にとっては大きな参入障壁になると考えております。また当社の開発品であるBNCT用ホウ素薬剤「SPM-011」は、厚生労働省の実施する先駆け審査指定制度※5の対象品目に指定されておりましたが、2020年3月にステボロニン®として医薬品製造販売承認を取得したことは後発事業者にとっては、先駆け審査指定制度の対象品目に指定されるための要件の一つとして治療薬の画期性が求められることから、参入障壁となると考えられ、当社の競争優位性は一定程度維持できると認識しております。
この競争優位性を維持しながら、ステボロニン®を「世界初、日本初」の医薬品として、医療現場へ提供することを目標として事業を推進してまいります。
③事業系統図、パイプライン
出所:Ⅰの部
出所:Ⅰの部
④所感
ば!ばばばばバイオやぁ( ゚Д゚)
あああああまり、触れたことがないので( ゚Д゚)簡単に触れたい( ゚Д゚)
って感じです。ただ、適応される範囲がガンなのでわかりやすいはわかりやすいかもしれません。(Ⅰの部の専門用語はわかりまへん)
BNCT:Boron(ホウ素) Neutron(中性子) Capture(捕捉) Therapy(療法) の略称の様です。
会社HPにはわかりやすい、図が載ってました。
BNCTと他のがん治療との違い
従来の放射線治療では、通常の細胞にもダメージを与えてしまいますが、BNCTではがん細胞をピンポイントで破壊するため、身体への負担の少ない治療法として期待されています。
通常の放射線治療では複数回治療のために来院が必要となりますが、BNCTは原則1回の中性子照射で完了する治療です。
そのため、通院による体への負担が少ない治療と考えられます。
ピンポイントにがんに効かすことが出来、他の細胞を傷つけないという事なんでしょうか。
パイプラインを見ると、頭頸部癌に対する薬はすでに上市しているみたいですね。
頭頸部とは、脳の下側の顔面から鎖骨までの部分を示します。頭頸部癌とは、この範囲に含まれる、鼻、口、のど、上あご、下あご、耳などにできるがんのことです。頭頸部癌は、すべてのがんの約5%程度と考えられてお
り、がんが発生する部位の種類が多く、発生原因、治療法、予後が異なることが特徴とされています。頭頸部には人間が生きる上で必要な器官が集中しており、その機能を温存できる治療法の確立が求められています。
かん罹患数が、がん研究センターのデータによると1,012,000人みたいなので、およそ50,600人くらいの患者がいるイメージでしょうか。
なんとなく、頭頸部に効くテクノロジーを持っている感じなので、すごく頑張ってほしい感じはします。
気になる点は、バイオ企業共通ですが、
・パイプラインの進捗
がやはり焦点といったところでしょうか。
あまり、深く突っ込めない感じで恐縮ですが、
何かの参考になれば幸いでございます。
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