12内省
内省は戦略的思考の資質です。
内省の資質を持つ人は考えることが大好きな人です。
英語ではIntellectionになります。
英訳は、そのまま「思考」という意味です。
考えることそのものという意味になります。
資質の特徴
具体的な振る舞い
じっくりと考える
内省を持つ人は自分の内側をじっくりと観察できる人です。
何事もまずは頭の中で考えて納得してから行動に移します。
他の資質との組み合わせにもよりますが、
例えば「慎重さ」が上位であれば、何かを始める際には「これにはどんな失敗のリスクがあるだろう?」と考えるだろうし、「着想」が上位であれば行き詰まった時に「何かいいアイデアはないだろうか?」と考えるだろうし、内省は自分の頭で深く考える行為そのものです。
頭の中でじっくりと考えてから物事を始めるため、会話をする際にもじっくりと考えてから、言葉を発します。
そのため、意見を咄嗟に求められた際には頭の中がまとまらずに、言葉が出てこないような場面もあるかもしれません。
一人で考える時間をとりたい
常に自分自身に自問自答しており、一人でいる時は自分と会話をしている感覚になります。
講座やセミナーで何かを学んだ後は一人の時間を作って頭を整理する時間を作ったりします。
定期的に一人の時間を作っては自分の思考に浸る時間を大切にしていおり、特に答えが出なくとも、一人で思考を整理する時間そのものを大切にしている感覚なのかもしれません。
納得してから前に進む
じっくりと考えることから自ずと、何事にも考えをまとめてから前に進みたいという感覚になるのだと思います。
深く考えて、明確な答えが見つかるかというと必ずしもそうではない場合もあると思いますが、内省上位の人にとってはとにかく、自分で納得いくまで考えるという時間が大事なのだと思います。
周りの人がどんどんと物事を決めて前に進んでいるのに自分は考えすぎて前に進まないと悩むこともありそうですが、内省の人にとっては深く考えること、考えすぎて悩むことが良さでもあるのです。
悩むくらいに考えるからこそ、納得しできるのだろうし、周りの誰よりも物事を深く考えることができるのだから。
自分の世界観を持っている
内省を持つ人は頭の中に自分だけの世界が広がっており、時々現実世界から抜け出して、頭の中の世界で過ごしている時間があります。
これも他の資質によりますが、未来志向を持っていれば、未来に対しての明るい世界が頭の中には広がっていたり、運命思考を持っていれば宇宙のように広い世界観で様々なものが繋がっている世界を持っていたり。
ある意味で頭の中の世界で「妄想」をすることが得意なのかもしれません。頭の中では何を妄想するのも自由ですから。
この頭の中の世界から、アイデアが生まれたり、リスクに気づいたり、戦略を練ったりして、前に進む何かしらのプラスの要素にしていけるのだと思います。
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