人の目は自分の目

人の目は人から見えている自分の姿を想像した自分の目です。

自分が頭の中で、「みんなはこう思っているに違いない」と想像していることです。

誰かが考えていることを、あたかも分かっているかのように考えている、自分の思考なんです。

例えば、人前で何か失敗をしたときに、「みんなは自分のことをバカにしているに違いない」と自分が思うとする。
周りには何も言われていないのに、勝手に自分の頭でそう理解してしまったとき。

これは、自分が周りのことを、「失敗した人はダメな人だ」という目で見ているということです。
日頃から、自分が誰かの失敗を見て、無意識にそう判断しているということです。

自分の頭の中の世界が、「失敗したらダメ」な世界になっているということです。

この世界観は人によって異なるため、失敗を見て本当にバカにしてくる人もいるかもしれません。
しかし、失敗を「挑戦の証」だと捉えている人だってたくさんいるはずです。

というか、周りの人も自分の大事な人生を生きているので、人の失敗のことを考えているほど興味はないのだと思います。

だからこそ、人の目を気にしながら生きていることは、「自分で自分をどう見ているか」ということなのです。

自分の頭の中の世界で、周りを判断して、自分の行動を制限しているのです。

じゃあどうすれば、人の目を気にせず生きられるのか?

それは①自分に対しての思い込みを変える
②周りへのジャッジを変える
ことだと思います。

まずは自分に対する思い込みですが、自分の自分に対する目を変えていくということです。

自分のことを自分でダメな人だと思っているからこそ、失敗した時の周りの反応が気になります。
もし、自分で自分に自信を持っていたら、失敗したとしても、ほとんど気にはならないでしょう。

この自信というのは、自分のペースになるもので、何かが出来ることではなく、自分で自分を認めているかどうか?ということになります。
これが「自分らしさ」にあたるものです。
出来ること、出来ないことを含めて、ありのままの自分を許しているかどうかです。

次に②の周りへのジャッジをなくすことについては、自分が周りの人を見て、良い悪いの裁きをしていないかどうかを一つずつ見ていくと良いです。

人前で失敗した人を見て、ダサいとかダメな人だとか判断していないかどうか?
社会的な地位で人を判断していないかどうか?
お金持ってる持ってないで判断していないかどうか?
顔だけで判断していないかどうか?

恐らく色んなジャッジがあると思います。
そのジャッジに気づいたら、深掘りしてみてください。
なんでこんな判断をしているのか?
社会的な地位が高い人をなぜすごいと思うのか?
突き詰めていくと、人からの承認を得たいということにたどり着くと思います。
誰かからの承認を得て、自分が安心したいのだと思います。

ここまでくると①と②はどちらも繋がっていることが分かると思います。
①ありのままの自分を認めていないからこそ、
②周りからの承認で自分を満たそうとしている
状態なんです。

だから①も②もどちらも並行してやってみてください。
もし、ありのままの自分を認めて、自分で自分を満たすことができたら、人の目を気にするという状態が無くなるんじゃないかと思います。

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