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他業種の友達に感謝

祐輔に連絡をするのはだいぶ久しぶりだったこともあり、ちゃんとした連絡先は知らなかった。

なんでも早めにプロに聞くべき

そこで、唯一繋がっていたMessengerで連絡を取ることにした。

どのくらいで返信が来るかは全く予測がつかなかったが、早めに連絡が取れたらと願いながらメッセージを送信した。

すると、

なんと、送った数秒後には既読サインが!

そして、すぐに久しぶり!という返信が返ってきたのだ。

やはり昔の友人というのは久しぶりに連絡しても全く変わらない印象で、まるでその当時に戻ったかのような気持ちにさせてくれる。

何気ない会話から始めて、最近の近況報告をした。

祐輔は自身で立ち上げた会社で音響関係の仕事をしている。

ということは、様々なイベントに参加するということになる。

しかし、この頃はコロナが収束していなかったため、仕事にはだいぶ影響があった様子だった。

多くのイベントが出来ない、イコール祐輔の仕事も減ってしまったという。

本当にこのコロナは、人類をどのようなフェーズに落とし込んでいこうとしているのだろうか。

しかし、僕はこのコロナをきっかけに独立を決意した。

自分で自由に選択できる未来を創りたい。

だからこそ、これからの人生をもう一度自分の才能にかけて努力しようと決めたのだ。

多くの企業が困窮しているとしても、仕方ないで済ますわけにはいかない。

こういう時に、ピンチはチャンスと捉えられるかどうかで、この先は大きく変わっていくはずだと考えていた。

そんなこんな話をしながら、僕は本題に入った。

僕のプロジェクトの話しを伝え、現状を伝えた。

そしてZoomにて実際に試してみたが、上手くマイクで音が拾えないし、音楽の遅延がひどすぎて全くレッスンとして機能しないという話をした。

すると、祐輔からこんな提案が。

オーディオインターフェイスを使ってみた方がいいんじゃないかな?

???

僕の頭の中をはてなが埋め尽くした。

これまでレコーディングをした際は、iPadを使用して簡単なコンデンサーマイクを繋いで録音していた。

しかし、実際にはオーディオインターフェイスという、このようなものを使用するのがごくごく当たり前なのだという。

オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器です。 PCに音声を取り込み、音楽制作ソフトを介して録音ができるため、PCでの音楽制作には欠かせない存在です。 ... 同様に、PC上のデジタルの信号をアナログに変換して音声データを視聴できるようにします。

つまり、外の音をきれいにパソコンに取り込むことができるし、パソコン上で再生した音を外にキレイに発信することが出来る中継役を担ってくれるマシーンの事らしい。

祐輔いわく、これを使用すればおそらくだいぶ音のクオリティは改善されるであろうという。

そして、やはりマイクはWeb会議用などのUSB等で繋げられるタイプのものではなく、キャノンという端子のまともなマイクを使用すべきだという。

コンデンサーマイクであれば結構遠くの距離の音までしっかり拾ってくれるので、たとえ20畳以上あるスペースでも一本で問題ないであろうという。

そして、スピーカーもやはりある程度しっかりとしたスピーカーを用意すべきだといわれた。

ということで、実際に準備したのが、下記である。

Yamaha AG03

Audio technica コンデンサーマイク

スピーカー

総額約4万3千円くらいであろうか。

確かにパソコン単体でマイクやスピーカーも内蔵のもので大人数の園児達と広いスペースで大音量でレッスンを行おうとしていたことがそもそも無茶な話だったんだと気が付いた。

本当に持つべきものは友だなと実感した。

以前にもこの言葉を発したことがあったが、以前と違う部分は、今回はビジネスを行っている友人からのアドバイスであるということ。

ただの友達にお願いした場合、その友達だってプロではないどころか、そもそも詳しいかどうかもわからない。

だから、もちろん頼まれたことに責任もプライドもないのが当たり前だ。

しかし、ビジネスを行っているプロにお願いすれば、本人もプライドもあるし、いい加減な対応はしない。

しかも祐輔の場合は業界的に考えてもしかすると何か今後一緒に仕事が出来る可能性をイメージ出来ることもあり、お互いがいい感じのテンションで話が出来たのだ。

祐輔には、感謝のメッセージと一度試してみてまたわからないことがあったら連絡するというメッセージを送り一旦終了した。

よし、これで無事機能することを願って、再度試してみよう。

これでもし無理だったら、、、

いや、そんなことは考えずにとにかくやろう!

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