スナネズミとの暮らし【ふれあい編】
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2名のスナネズミオーナー、すなみなとです。
あくまでも下記は一例です。
絶対、ということではなく参考程度に。
私自身、ネットや書籍で多様な環境の「スナネズミ日常」を見て勉強してきました。今もそうです。
情報が少ない中、困っている人の「日常のかけらの1つ」になれればと思っています。
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・触れ合えるのか(いきなり)
結論から言うと、犬や猫ほどの触れあいを求めるのは厳しい。
理由は平たく言うと「食われるから」
捕食される側ゆえのシビアさ、と理解している。
確かに人なつっこい子も、いる。あれは個体差なのか、赤ちゃんの頃からの「慣れ」か、訓練か。
元々社会性の高い動物であるネズミ。共感力もある。
人間が喜んだから、おやつがもらえたから、「うれしい」→「危険はない」→「信頼」なのかな?と推測している。
うちのラテ・レオはというと
・ラテは成熟した女性ゆえの「慣れ」
・レオはまだ体も小さく、負けん気が強い性格もあり「警戒体勢」
たまに抱き上げておとなしくしていると「具合悪い?」と思うくらいだ 笑
体の大きさと「懐き度」は比例する。
同じネズミでもラットはより人間に慣れている様子がうかがえる。
大人になるとシャンプーもできるらしい(書籍「ネズミ完全飼育」より)。
・まずはごはんで
【ペレットつまんでそばに来て作戦】
最初は「はい、ちょうだい」でパッと奪われ、ぷいっと小屋に入るだけ(悲しい)。
でもそりゃそうだ、食事中は危険だもんね、見られたくないよね、野生下では。
同居人は「ちょうだい」で相手が奪う前に、ペレットを離さないという荒技を披露。
「簡単にはもらえないよ」→どちらも引かないのでペレットにぶら下がるラテ。
ある意味コミュニケーション。
同居人はラテの父親・母親を育てている。
なんと交尾にも立ち会った 笑
私が同じことをしたらたぶん噛まれる。
・声をかけよう
【手に乗らないと食べられない位置にあるごはんで誘導作戦】
大事なのは名前を呼び、声をかけること。
声が聞こえたら「いいことがある」と思ってもらうためだ。
しばらく続けているうちに、声をかける前からすでに待っていてくれるようになった。
時々ごはんでなく、指をはむはむされる。
ちょっと痛い。しかし私が怖がらなくなったら、彼らも落ち着いてきた感じ。
緊張感は伝わる。怖いのはねずみの方だ。
結論:気長に。まいっか~ぐらいの気持ちでやってみる。
・必要な時もある
一般的にはベタベタ触られるのを好まないスナネズミさんたち。また、すばしっこい。
「なんかされる!」の勘がものすごく、いい。
【歯科検診】
上下の歯がずっと伸び続けるため、かじり木などでネズミ自身に削ってもらうのだが、それが十分かどうかを確認する。
同居人に任せている。まあまあ暴れる。
私:ラテ、大丈夫だよ~怖くないからね~
ラテ:何が大丈夫よ!
私:ごほうびはバナナチップだよ~
(その後は見向きもしない 笑)
【見た目から体調管理】
・体重は健康の範囲内か
・毛並みに問題ないか、同居ネズミにかじられたりしていないか。
・おしり(=腸内)付近に異常はないか
手の中でよく見ないとわからないこともある。
触診はなかなかむずかしい。
腫瘍などの早期発見は大事だろうけど、保定が上手ではないため、今後の課題。
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偉そうに言っているが実は、私は彼らが「ファーストアニマル」である。
それだけに思い入れも強い。
同居人はスナネズミ以外にもデグーの飼育経験がある。
私みたいに小さいことでいちいち慌てない。経験による安定感。
いつか私もそうなりたい。
知識は自然についてくるので、まずは楽しむこと。愛でること。
ネズミたちにもそれは伝わる。