ジャービルの性格
カラージャービル(スナネズミ)の性格
ジャービルは基本的に人間に対して非常に温厚で社交的、そしてとても活発で好奇心旺盛な動物です。ラット程ではありませんが、げっ歯類の中では高い知性を持っています。
人間に馴れる?
ジャービルはとても活動的でじっとしていることが苦手なので、撫でまわしたりベタベタ触れ合うペットとしては不向きです。
しかし、人間の姿を見て駆け寄ってきたり、手を出すと自分から飛び乗ってきたり、耳のあたりを軽くなでてあげると気持ちよさそうにしたり、コミュニケーションは十分にとれるようになります。
ジャービルは毎日お世話をしてくれる飼い主とそれ以外の人間を声やにおいで判別出来ているといわれています。
飼い主以外の人間を見かけると警戒してスタンピングをすることがあります。
ジャービルは噛む?
米国などのジャービルの飼育が普及している国では、ハムスターよりも噛むことの少ない初心者向けのペットといわれています。
もちろん急に身体を掴んだり驚かせるようなことをすればとっさに噛むことはありますが、ケージに手を入れただけで本気で噛みついてくるような個体は稀です。
飼い始めたばかりで新しい飼い主のにおいを確認したい時や、ジャービルの我慢の限度を超えて触り続けた場合、幼いジャービルが好奇心から軽く甘噛みをしてくることはありますが、甘噛みの場合はチクっとする程度で流血することはありません。
ただし、人間によく馴れている個体でも、ジャービル同士の喧嘩の際に手を入れた場合や、手にコロニー外の他のジャービルや動物のにおいが付いていた場合攻撃として本気で噛んでくることがあります。
万が一本気で噛まれると、ジャービルは顎の力が強く歯も鋭いので深い傷になります。適切な飼育環境を整えストレスを与えないようにし、怖がらせたり間違った接し方をしないことが大切です。
臆病?
適切な繁殖者・環境下で生まれ育ったジャービルであれば、ずっと物陰に隠れていたり人の手から逃げまどったりするようなことはなく、新しい環境下でもすぐに探検を始めます。
基本的に好奇心旺盛で、臆病さが目立つ動物ではありません。
しかし、生まれた施設での管理が不適切であったり、親から早くに離された場合、流通過程やペットショップでの扱われ方によって神経質な性質に育ってしまうことがあります。
また、ジャービルは複数匹で生活する習性を持っているため、1匹で飼育されていると不安から神経質で臆病になりやすい傾向にあるといわれています。
良い気質のジャービルを迎えたい場合は、社交的な両親を持ち生後3週齢までに人間と適切な触れ合いを頻繁に行い、生後最低6週~8週齢までを両親の元で生育させた個体を複数匹で入手することがベストとされています。
また、ジャービルの中にはてんかんの発作を起こす個体がいますが、これは臆病さなど性格とはまた別の問題です。