毎日の基本のお世話
毎日のお世話
野生下のジャービルは薄明薄暮性の性質を持ち、夕方や夜明けの薄暗い時間帯に活発になりますが、過ごしやすい気温であれば日中でも夜間でも臨機応変に活動する動物です。
飼育下のジャービルも数時間おきに寝たり活動したりを繰り返していますが、次第にお世話をする飼い主のライフスタイルに合わせて活動するようになります。
毎日お世話をする時間帯を決め、いつもと違うことがないか行動や健康のチェックも行ってください。
毎日やること
・床材の交換
ジャービルはケージ内の四隅におしっこをしていることが多いです。
尿量が少ないので分かりにくいかもしれませんが、床材の色が黄色く変わっていたり、湿っている箇所があればその部分だけ取り除きます。
寝床として使っている場所は基本きれいに使っていることが多いですが、前日に野菜など水分の多い食事を与えていた場合は隠して湿気っている場合もあるので、巣を壊さない程度に確認します。
また、給水ボトルの下がこぼれた水で湿っている場合もその部分は取り除きます。
床材が減ってしまわないよう取り除いた分は補充し、齧ってほぐせる巣材も定期的に追加してあげます。
・砂の交換
砂浴び用の容器をケージに常設している場合は中で排泄していることが多いので、容器内の砂をすべて交換します。
一見きれいに見えても、おしっこが乾燥してまたサラサラになっていることがあります。不潔な砂を再度浴びてしまうことのないよう注意します。
・水の交換
吸水ボトル内の水は雑菌の繁殖を防ぐため毎日交換します。
飲水量もチェックし、ボトルの飲み口が詰まっていないか、漏れ出していないか確認します。
・エサの交換
前日与えたエサが残っていた場合は捨て、新しいエサに入れ替えます。食器の中で排泄をしていることもあるので確認し洗浄します。
健康チェック
それなりに馴れている個体であれば、お世話の時に近寄ってきて手に上ったり、しがみついたりしてくると思います。
そのまま軽く触れ合いながら身体もチェックすると良いでしょう。目がショボショボしていないか、外傷がないか、身体の動きにおかしな所がないか確認します。
いつもと同じ時間にお世話をしているのに起きてこなかったり、前日のエサがあまり減っていない場合は体調が悪い可能性があります。
ケージの大掃除
正しく床材を使用し、汚れた部分をこまめに取り換えていればジャービルのケージはほとんど臭うことはありませんが、どうしてもケージの底に乾燥したフンが溜まってしまいます。
2~3週間に一度ケージ内の床材を全て出し、必要であればケージの洗浄、消毒を行います。汚れがひどくなければウェットティッシュなどで拭くだけでも構いません。
換毛期は細かい抜け毛がケージ側面についていることがあるので、底だけではなく全面を拭きましょう。
洗浄する場合は中性洗剤(食器用洗剤)を使用しよく洗い流します。洗浄後は必ず完全に乾燥させたのちに新しい床材を入れてください。
ケージを洗った際は全て新しい床材に変えてしまうとジャービルが落ち着かないので、寝床などきれいな場所の床材を一部残しておき、新しい床材に混ぜてあげます。