【ポケモンユナイト】Tier表とビルド考察※シャンデラ実装後(5/26更新)
前書き
gerageraと申します。まずは、この記事を開いてくださり、ありがとうございます。
先週、「シャンデラ」がアタッカー型としてユナイトに参戦を果たしました。特性による高い火力を備えた、晩成型のベタ足メイジとして世に放たれました。ベタ足とはいえ、「ポルターガイスト」の鈍足や、「封印」の技封じを活用することで、接近する敵をいなすことができます。ユナイト技も敵の目を眩ませることができ、自衛手段を多く持っています。原作の特攻お化けっぷりも再現出来ていて、使っていてとても面白いポケモンだなと感じました。
では、「シャンデラ」が追加されたことによって、環境は動いたのでしょうか。現環境を表すTier表と上位キャラのビルドを、この記事にまとめました。勝ちにこだわりたいけど、何を使えば良いかわからない初心者、中級者の方々はぜひ参考にしてください。あくまでも「一時の個人の考え」に過ぎないので、鵜呑みにはしないよう、お願いします。
尚、まだ発表はされていませんが、この記事は新キャラが出てくるタイミングで変える予定です。
Tier表
注意点
・あくまでも個人の主観です。
・ソロ勢の意見です(パーティでの想定も考えました)。
Tier表の見方
S:パワーが高すぎるためナーフ必須
A:無難に強いor環境にマッチしている
B:練度次第で活躍できる
C:戦えなくはないがきつい
D:パワー不足or環境にマッチしてない
Tier S
ザシアン
◯技構成
・聖なる剣/高速移動:聖なる剣は円形の移動速度を下げるエリアをダメージを与えながら展開し、時間が経つと二回目の攻撃判定が現れ、大ダメージと行動妨害を与え、自身には攻撃のバフ、防御貫通、被ダメ軽減を与える技。高速移動は、自身の移動速度にバフをかける技。これらの技はエナジーを消費することで強化したり、連続で技を使用できるようになる。強化することで、聖なる剣は二回目の攻撃判定が出るまでの時間の短縮、範囲の拡大、高速移動は移動速度の上昇、シールド付与の効果を得ることができる。聖なる剣や通常攻撃の火力の高さ、通常攻撃4段目の吸い付きや高速移動の機動力の高さから、全ポケモン中最高峰の戦闘能力を持っている。オブジェクトに対しても、削り、ラスヒを高水準でこなすことができ、序盤から終盤まで一貫して強いため、使いこなすことができれば、一人で試合を決め切ることができるだろう。エナジーを消費して技を強化するという仕様から、ゴールを積極的に決めにくいというのが一番の欠点か。
◯推奨ルート
・中央エリア:早く安定して5lvになれるため、試合を作りやすい。
・下レーン:1lvから殴り合い、野生の取り合いが強いため、レーン戦でも活躍しやすい。学習装置持ちを隣に置けると尚良し。
◯持ち物
※ザシアンは「朽ちた剣」をスロットに必ず入れなければならないため、実質2つしか持ち物の枠が無い。
・ピントレンズ:急所率がADC並みに高く設定されているため、相性が良い。通常が急所に当たると1000ダメージを超えることもある。
・鋭い爪:さらに急所率を上げられる。追加効果の移動速度デバフも便利。
◯バトルアイテム
・脱出ボタン:スキル避け、緊急脱出、接近と、できることが多い。脱出ボタンで懐に入り、聖なる剣を当てる動きが序盤のガンクで刺さる。
・なんでも直し:CCをかけられると、一気にフォーカスされることが多いので、こちらも選択肢に挙がる。アップデートによって高速移動の妨害解除が削除されたので、さらに需要が高まった。
◯メダル
・茶6白4:物理キャラの安定構成。攻撃、HP、急所率を上げ、特攻を下げる。
ラプラス
◯技構成
・水の波動/バブル光線:水の波動は自分の周りに波を起こして攻撃する技で、当てることで回復効果のある強化通常が溜まる。連続でこの技を当て続けることで波の数が増えるため、戦いが長丁場になるほど強くなる。バブル光線はシールドを自身に付与しつつ、自分の前に泡を吹き飛ばす技。この泡は一定時間残り続け、当たった相手を拘束する。平時の戦闘は火力、耐久力ともに優れたものを持っている。ユナイト技は味方を背中に乗せて移動できるというもの。このユナイト使用中は平時の戦闘で無かった機動力も備えられており、ぶつかった時の妨害性能、バースト火力も相まって、かなり使い方に幅を利かせることができる。
◯推奨ルート
・上レーン:序盤の殴り合い、野生の削りはそれなりに強いが、ラストヒット性能はそこまで高くない。野生のHPが低く、削り切れる可能性が高いため、お勧め。進撃、ビスケットを積みやすいのも利点。
◯持ち物
・気合の鉢巻:序盤の安定感の確保、そして強みである耐久力を活かすことができる。
・すり抜けスプーン:固定ダメージが高く、ダメージの伸びを図る場合、この持ち物が一番期待できる。
・貝殻の鈴:元の効果の回復に加え、技の回転率を上げることで、回復やシールドを回すことができ、火力と耐久力の両面を磨くことができる。
・学習装置:レーンの相方を育てたい場合、候補に上がる。自身もある程度火力が出るため、採用せずに普通にファイターとして運用しても強い。
・進撃眼鏡:固定値で特攻が上がる持ち物だが、素の特攻が低く、ダメージを効率的に伸ばすことができる。バブル光線のシールド量やユナイトの衝突のダメージ量の大幅増加も期待できる。
・力の鉢巻:ファーム速度の向上、攻撃速度の上昇による強化攻撃の回数の増加が期待できる。
◯バトルアイテム
・スピーダー:CTも短く気軽に使えるため、平時の機動力を補うことができる。
・脱出ボタン:逃げ攻めを瞬間的に行える。特に攻める際の選択肢が広がる。
・傷薬:耐久力がさらに上がる。序盤の殴り合いが強くなる。
◯メダル
・緑6白6:耐久力と火力の両面を磨くことができる。HP、特攻を上げ、攻撃を下げる。
・緑6黒7:こちらは技回転率を上げることで、回復量の上昇が期待できる。
グレイシア
◯技構成
・氷柱針/氷の礫:いわゆるDPSを担うキャラ。「氷柱針」は必中の技で、氷スタックの数が多いほど、火力が伸び、最大の8スタックだと、レジ系のオブジェクトでも半分以上削れる。氷スタックは消える前に強化攻撃を当てることで維持できる。「氷の礫」は使用することで一定時間、攻撃速度と移動速度が上がり、通常攻撃1回あてるごとに2スタック溜まるようになる。「氷柱針」を使うと「氷の礫」のCTが短くなること、「氷柱針」発射中に「氷の礫」を使用すると飛ばす氷柱の数が2増えることを活かして、「スタックを溜めて氷柱針」→「氷柱針が切れる直前で氷の礫使用」→「氷柱針が切れたら氷の礫の効果時間中に通常攻撃を当ててスタックを溜める」のサイクルを回すことで効率的にダメージを与えることができる。lv10からの「氷柱針+」にはHP割合ダメージがあるため、終盤で火力不足に陥る心配はない。
◯推奨ルート
・中央エリア:グレイシアに早めに進化できるためお勧め。一番の理由は青バフを獲得できるから。技回転率を高めることでさらにダメージが伸びる。
・下ルート:4lv進化であるため、学習持ちがいればほぼ確実にチルタリス戦までに進化できる。進化できればダメージ交換においてかなり有利になる。
◯持ち物
・物知り眼鏡:8スタック貯めたときの「氷柱針」のダメージは特攻にかなり依存しているため、火力の底上げを狙える。
・すり抜けスプーン:終盤、固い前衛ポケを正面から削る際に役立つ。「氷柱針」の固定ダメージは割と高めであるため、その面でも相性抜群。
・エナジーアンプ:技待ち時間が重要かつ、早めのユナイト技を持っているため相性は悪くない。ユナイト技は基本的に自衛のために打つため、自衛能力を上げることにもつながる。
・貝殻の鈴:特攻ステータス上昇、技待ち時間短縮、回復の追加と嬉しい要素は多いが、効果量は控えめ。
・気合の鉢巻:レーン採用の場合に候補に挙がる。序盤の安定感にかなり影響する持ち物。終盤は受ける火力が高くなり、貫通される可能性があるため注意。
◯バトルアイテム
・脱出ボタン:攻め逃げを瞬間的に行える。遠距離アタッカーであるため、敵との距離の管理は重要。
◯メダル
・緑6黒7:技待ち時間を短くすることで、サイクルを回しやすくする。特攻、HPを盛り、攻撃を下げる。
・緑6白6:これ以上短縮する必要は無いと感じた方へ。実際、黒メダルを積まずとも十分効率的にダメージを出せる。
Tier A
ウーラオス
◯技構成
・水流連打/アクアブレイク(連撃の型):水流連打は3回連続でブリンクしながら攻撃できる技で、1回使用するごとに強化攻撃が上がる。強化攻撃を当てることで回復と、次の水流連打のCTを短縮することができる。この技を覚える5lvになることで、ほぼすべてのポケモンに勝てるキャラへと変貌する。しかし、7lvから覚えるアクアブレイクは範囲が狭く、当てるのが難しいため、単純なブリンクスキルである頭突きを持っている5,6lvの方が使い勝手が良い。9lvで覚えるユナイト技も、他のポケモンと比べるとパワー不足に感じる。そのため、敵がユナイトを覚えていない序中盤で、圧倒的なパワーを発揮することで、大きな有利を作ることが大事である。しかし、アップデートで、11lvでの水流連打のCT短縮効果に関する不具合が直ったため、終盤の活躍も、ある程度期待できるようになった。
・暗黒強打/地獄突き(一撃の型):こちらは序盤に不利を背負ってしまった場合や、レーン戦で野生を管理したい場合にお勧め。暗黒強打のラストヒットが強い型で、序盤も安定して強い。水流と比べて終盤は強く、レベルが低くてもラストヒットで貢献できるため、採用の余地は十分にある。地獄突きや、強化攻撃の吸い付きのおかげで機動力もそこそこ高く、ユナイト技もほぼ確実に一人をKOでき、暗黒強打チャージ中はダメージ軽減がついていて耐久力も確保できるため、純粋なファイトもできる。
◯推奨レーン
・中央エリア:特に連撃の型は、序盤のガンクでほぼ確実に有利が作れるため、5lvを早く作りやすい中央がお勧め。
・下レーン:学習装置持ちが相方なら候補に入る。ダクマは取り合いがそこまで強くないため、ラストヒットは少々相方に依存することになるが、早めに5lvを目指せる。
◯持ち物
・力の鉢巻:通常を振ることが多いため、相性はいい。主に前戦の固いキャラやオブジェクトを削りやすくするために採用する。一撃でも自分で削って、自分でラスヒを取るという選択肢が生まれる。
・鋭い爪:技回しは主に、水流連打→強化通常の繰り返しになるため、発動機会は多い。鈍足を付けて逃げにくくすることもできる。一撃でも技を当てることで、強化通常が上がるため、相性◯。
・ピントレンズ:確定急所技を持っているため、確実にダメージが上がる。それに加え、連撃は通常を振る機会が多いため、恩恵を受けやすい。
・猛攻ダンベル:基本的に連撃の序盤は高確率で勝てるため、その段階でたくさん積むことができる。火力を押し上げ、序盤で築き上げた有利を守りやすくなる。
・気合の鉢巻:前に出過ぎたときにそのミスを帳消しにできたりと、とりあえず持たせれば強いもちもの。水流連打中は回復、暗黒強打チャージ中はダメージ軽減がついているため、粘り強く戦えるこのキャラとは相性が良い。
・弱点保険:どちらの型も前線で戦うことが多く、土壇場の殴り合いで勝てる可能性が高くなる。
◯バトルアイテム
・なんでも直し:水流連打中にCCを受けて止まるのを防ぐ。
・脱出ボタン:こちらは一撃の型採用の時にお勧め。暗黒強打を当てに行くために、攻撃判定が発生する直前に使用することで、場所をずらすことができる。
◯メダル
・茶6白4:攻撃キャラの安定構成。特攻を下げ、HPと攻撃になるべく振る。
ヤドラン
◯技構成
・熱湯/ド忘れ:熱湯で当たった敵の攻撃、移動速度を低下させ、ド忘れで妨害無効になりつつ、自身の防御を上げるため、物理攻撃のキャラに対して規格外の固さを発揮できる。また、特攻キャラ相手だとしても、ド忘れによって特性の鈍感で溜めておいたHPを回復できるため、結局のところどんな相手に対しても、HPの維持ができてしまう。熱湯の火力自体もそこそこ高く、特に序盤は進化さえできれば、とてつもない制圧力を得ることができる。集団戦でもユナイト技、熱湯でプレッシャーをかけながらフロントを張れたりと、終盤まで十分に活躍できる。
・波乗り/テレキネシス:波乗りは広い範囲にCCをかける技、テレキネシスは一体を高く揚げ、長時間拘束しつつ、溜めておいたHPを回復させる技(自分がCCをかけられると解除)。テレキネシスは当たった時に再使用することで手前に引っ張ることができる。特にlv11の波乗り+は、3つの波すべてにCC判定があるため、集団戦では長時間のCCをかけることができる。こちらはCCをかける手段が多く、集団戦において起点を作るのが得意な技セット。相手側に物理攻撃のポケモンが少ない場合に、こっちを選択するといった使い分けをしても良い。
◯推奨ルート
・下レーン:水鉄砲を溜め切ったタイミングを相手に見られるため、1~3lvのラスヒ争いはそこまで得意ではないが、こちらは経験値量が多く、学習装置を積んでいればチルタリス戦までに進化しやすい。
◯持ち物
・気合の鉢巻:タンク御用達の持ち物。より粘り強く前線を維持できる。
・学習装置:サポタンほぼ必須級の持ち物。下振れから早めに抜け出せたり、味方のキャリー枠に経験値を集められたりと、いいことがいっぱい。
・拘り眼鏡:主に序盤のパワーを押し上げる目的で使われる。さらに、ヤドン時代のラストヒットのラインを上げることで、少しでも取り合いを強くし、早めの進化を目指すことができる。
・進撃眼鏡:「熱湯」採用の場合のみ候補に挙がる。素の特攻の低さと「熱湯」のダメージの特攻依存度の高さから、数値上だけ見るとかなり噛み合っている。しかし、相方を無視してサポタンが積みに行くという行為は非推奨。有利状況を作って積むのが丸い。
◯バトルアイテム
・脱出ボタン:瞬間的な攻め、逃げが可能になる。ユナイト技を敵のメインキャリーに当てに行くために詰めることができるのが一番の利点。一強キャラが存在する現環境では、このユナイト技が鍵になることが多いため、お勧め。
・傷薬:「なまける」を使った後に使うことで超回復できるため、最序盤においてかなり強くなる。CTも短く気軽に使えるが、機動力が落ちてしまうのが欠点。
◯メダル
・緑6白6:一番お勧め。攻撃を下げ、HPと特攻になるべく振る。
・緑6黒7:技回転率が高くなるが、「熱湯」のCTはかなり短いため、「熱湯」を使う場合、これ以上上げる必要はあるかは微妙。
ドードリオ
◯技構成
・トライアタック/高速移動:全キャラトップクラスの機動力を持ち、ステージを走り回って、ゴール抜け、カバー、裏取りなどで随所で有利を生み出すことができる。ダッシュゲージを溜めて、トライアタックで引き打ちしたり、ダッシュ強化通常と合わせてバースト火力を出すことで、ダメージを与える。高速移動は発動して少しの間、妨害無効が付き、ダッシュゲージが溜まりやすくなる。向いている方向にしか技を出せないという仕様上、操作の癖が強いキャラだが、使いこなせれば、序盤から終盤までゲームの主導権を握ることができる。
◯推奨ルート
・中央エリア:5lvガンクのパワーがトップクラスに高い。機動力の高さから両レーンに顔を出すことができたり、手早く相手のジャングルに侵入できたりと、5lvになった途端に、やれることが多くなるので、ささっと5lvを完成させることができる中央がお勧め。
◯持ち物
・猛攻ダンベル:ドードリオの持ち物はこの3つで完結していると言っても良い。ゴール抜けがしやすいため、溜まりやすい。ダッシュ強化通常のダメージが攻撃力に依存してるため、相性抜群。
・鋭い爪:トライアタックからのダッシュ強化通常、高速移動でゲージを溜めてダッシュ強化通常といった技回しを多用するため、追加効果が発動しやすい。
・軽石:移動速度をあげることで、ドードリオの要であるダッシュゲージが溜まりやすくなる。あっちこっちを駆け巡るため、移動時間を短縮するという意味でも相性良し。
・気合の鉢巻:基本的に上三つが一番お勧めだが、こちらは初心者にお勧め。無駄に前に出て受けたダメージを軽減でき、必要なリコールの回数が減る。
・エオスビスケット:ゴール抜けしやすいため、こちらも貯めやすい。HPが元々低いポケモンであるため、序盤に多く積むことができれば効果を実感しやすい。
・ゴールサポーター:ゴールをたくさん決める立ち回りと相性は良いが、効果は薄く、あまりお勧めしない。
・力の鉢巻:1~4lvまでのジャングルを狩るスピードが速くなるが、5lvからは無くても十分速くファームできる。基本不要。
◯バトルアイテム
・なんでも直し:生命線になり得るダッシュゲージを、CCや移動速度低下でを食らっても、維持することができる。
◯メダル
・茶6白4:ダッシュゲージが溜まりやすくなるように移動速度を優先的に伸ばすor無難にHP、攻撃を伸ばすかの二択。個人的には前者がお勧め。
ミュウ
◯技構成
・光の壁/エレキボールorソーラービーム:ポーク、ラストヒット
・光の壁or高速移動/波乗り:逃げ、CC、ユナイトと合わせたバースト
・コーチング/波乗り:CC、味方に近づいた敵を引きはがす
・コーチング/エレキボールorソーラービーム:集団戦の火力、サポート
・高速移動/エレキボールorソーラービーム:追撃、アサシンケア
計9組の技セットを駆使して戦うポケモン。できることのレパートリーが他のポケモンに比べて多く、戦況に応じて柔軟に対応する能力がとてつもなく高い。瞬時に適切な技を判断し、選択するという特殊な操作が必要なため、難しいポケモンに分類されるが、使い込むことで引き出しが増え、キャラの持っている高いポテンシャルを遺憾なく発揮することができる。基本的には技を回して強化攻撃スタックを溜めて撃つ→技リセットして同様に強化攻撃を溜めるために技を回すのが一連の火力を出す流れ。序盤はダメージ、ラスヒともに優秀な「光の壁/エレキボール」がおすすめ
◯推奨レーン
・上レーン:序盤から取り合い、ダメージトレードが強く、レベルが低くてもある程度の活躍が見込めるため、お勧め。相方が初手カウンタージャングルだった場合に、レーンの1vs2をある程度捌けるのも強み。
・下レーン:こちらは経験値量が多く、勝った時のリターンが大きい。上手くいけば、レジ戦までに8lvも目指せる。
◯持ち物
・拘り眼鏡:特攻が高いため、わざが当たった時の追加ダメージが高くなる。相性抜群。
・物知り眼鏡:強化通常、技のダメージがどれも他の特攻ポケに比べて、特攻の値に依存してるため、相性がいい。
・すり抜けスプーン:相手の特防を割合でカットして攻撃できる持ち物。基本的に、終盤の特防が高くなってきたタイミングで真価を発揮する持ち物で、無難に強い。HPを固定値で盛れるため、序盤の耐久力も補助できる。
◯バトルアイテム
・脱出ボタン:ポークする際は敵との距離間が重要であるため、お勧め。瞬時に逃げ、追撃ができるのが強み。また、強化通常を当てるための位置調整としても役に立つ。
◯メダル
・緑6白6:一番お勧め。なるべく攻撃を下げて特攻、HPを上げる。
・緑6黒7:CTが長めの技、当てたらCT短縮の技がある為、比較的相性はいい方。
ゾロアーク
◯技構成
・辻斬り/シャドークロ―or居合斬り:辻斬りは一直線にブリンクする技で、その後の変化通常攻撃を敵か野生に当てることでもう一度ブリンクすることができる。最大3回までブリンク→通常のセットを使える。「辻斬り」と「変化通常攻撃」を計6回当て終えると跳び上がり、着地地点に大ダメージを与える。最後まで完遂させたときのダメージ、機動力が高く、飛び上がっている時間は無敵であるため、集団戦で活躍しやすいが、通常攻撃入力するまでの猶予が短いため、操作難度は高い。CCを持っているシャドークロ―と、回復が付いている居合切りは好みで使い分けて良いだろう。どちらも辻斬りで跳び上がっているときに使うことで、着地地点を調整できる。
・騙し打ち/シャドークロ―or居合斬り:騙し打ちもブリンクができる技。敵か野生に当てることで再使用することができ、技を打った地点に帰ることができ、最大で4回技を繋げることができる。4回当てると対称指定の技に変化し、大ダメージを与えながら指定方向に移動できる。こちらは技の受付時間が長く、操作が比較的しやすい。CTも短いため、気軽に技を打てるのも長所。また、騙し打ちを使うと、わざ2の待ち時間が無くなるため、騙し打ち→わざ2→騙し打ち→わざ2→…のように合間に挟むことができる。わざ2を当てることでも変化技を使うまでの回数を減らすことができる。
◯推奨ルート
・中央エリア:5lvからがかなり強いため、早めに進化して序盤に有利を築きたい。
◯持ち物
・猛攻ダンベル:序盤は勝てる可能性が高く、序盤から貯めやすい。ある程度積めれば、序盤で得た有利を守りやすくなる。
・鋭い爪:特に辻斬り軸は技の合間に通常攻撃を挟むため、相性は良い。
・弱点保険:技を繋げている間は被弾することが多いため、戦闘中に効果が発動しやすい。
・気合の鉢巻:受けすぎたダメージを緩和することができる。序盤戦の安定感が高まる。
・力の鉢巻:ファーム速度が上がる他、「辻斬り」のAAにも攻撃速度が反映されるため、コンボの全体時間が短くなる。
・連打スカーフ:こちらも攻撃速度を上げるアイテム。「辻斬り」コンボの全体時間を短くできる。
◯バトルアイテム
・なんでも直し:技使用中にCCを食らって、途切れるのを防ぐ。
・脱出ボタン:こちらはスキル避けや技を当てるための位置調整に有用だが、CTが長いのがネック。
◯メダル
・茶6白4:物理キャラの安定構成。攻撃、HPを上げ、特攻を下げる。
キュワワー
◯技構成
・フラワーヒール/マジカルリーフ:フラワーヒールは対象の味方を回復できる技で、対象のHPが最大の時はシールドに変換される。マジカルリーフは必中の葉を当てて敵に攻撃する技で、草むら中、ステルスの敵にも当たるため、索敵性能に長けている。また、6枚当たった敵には行動妨害を付与できる。味方に憑依してサポートできるというのが最大の特徴で、憑依している時、キュワワーに一切のダメージを与えることができない。そのため、他の回復サポートと違って、サポートから落とされるという心配がなく、立ち位置に気を配らなくても良い。言ってしまえば、技ボタンを押しているだけで活躍できてしまうポケモンで、PSの差が生まれにくいポケモンでもある。現環境ではOPキャラである「ザシアン」に憑依し、サポートし続ける動きが無難に強い。
◯推奨ルート
・下レーン:基本的に学習装置を持って、相方のレベルアップをサポートする立ち回りが強いためお勧め。つるの鞭のラスヒがそこそこ強いため、通常で殴りながら、取り合いに参加する。また、このレーンは「ザシアン」が相方に来る、またはガンクに来ることが多く、4lvからすぐに「ザシキュワ」を完成させることができる。
◯持ち物
・学習装置:ほぼ必須枠。相方のレベルアップのサポート、自分の時間経験値増加と、メリットしかない。
・お助けバリア:ユナイト技CTが短い部類で且つ、味方を守るためのユナイトであるため、噛み合いも良い。
・物知り眼鏡:フラワーヒールの回復量を上げる。レスキューフードと比較した場合、低~中レベル帯はこちらの方が回復量は多くなる。
・レスキューフード:フラワーヒールの回復量、シールド量を上げることができる。
◯バトルアイテム
・鈍足スモーク:憑依中でも使えるアイテムで、味方の逃げ、攻めをサポートできる。
◯メダル
・緑6:基本的にダメージを受けることがないため、特攻以外のステータスは無視しても良い。回復量を上げるためにひたすら特攻を上げる。
シャンデラ
◯技構成
・オーバーヒート/封印:「オーバーヒート」は長押しすることで範囲指定で火の玉を3発まで出す技。打ち切ると2段目に移り、対称指定の火の玉を一発撃つことができる。2段目の火の玉の火力は1段目を当てた数だけ高くなる。移動しながら撃つことができるため、引き打ちが可能で、立ち位置の管理がしやすい技となっている。「封印」は敵を「技封じ」状態にする領域を前方に展開する技。「技封じ」状態になった敵は、技、バトルアイテムを使えなくなる。この封印は最初に当てた敵をスタンさせることができる(+で全員にスタンが入る)。距離を取りつつ「オーバーヒート」で火力を出していくのが基本の立ち回り。「封印」は当てることで距離を詰めるためのブリンク技を縛ることができ、上手く活用することでアサシンやファイターをいなすことができる。
◯推奨レーン
・下ルート:横に学習装置を持ったサポートを置くことを推奨する。序盤は弱いが、5lvから火力源となる技を習得できるため、経験値量の多い下がお勧め。中央はカウンタージャングルへの対処が難しいため非推奨。
◯持ち物
・拘り眼鏡:特攻ポケモンの定番持ち物。追加ダメージによってラストヒットのラインが高くなるため、主に序中盤に重宝する。
・物知り眼鏡:特攻のステータスが高くなる終盤に影響力を持つ。
・すり抜けスプーン:こちらも相手の特防が高くなる終盤に影響力を持つ。元々の特性で特防を最大で20%無視するため、他のポケモンと比べて効果が薄いが、火力を押し上げる手段としてはそれでも優秀。
・エナジーアンプ:ユナイト技は相手の目を眩ませるというもので、自衛能力の向上に繋がる。ユナイト技発動直後に技を打てるため、火力アップも活きやすい。
◯バトルアイテム
・脱出ボタン:立ち位置の調整を瞬間的に行える。
◯メダル
・緑6黒7:技回転率を上げる。特攻、HPを上げ、攻撃を下げる。
・緑6白6:技回転率は十分足りていると考える場合お勧め。
ヤミラミ
◯技構成
・はたき落とす/怪しい光:はたき落とす、怪しい光の混乱やステルス強化通常の恐怖で相手に長時間のCCを与えることができる。また、はたき落とすは相手の持っている点数を落とすことができるため、技強化にエナジーを必要とする「ザシアン」の妨害に役立つ。敵の視野に入らない限り常にステルスでいられる且つ機動力が高いため、簡単にバックラインに入り込んで敵のダメージ要員の機能を長時間停止させることができる。他にも初手カウンタージャングル、空き巣ゴール、視界取り、カバー等、マクロ面でできることがかなり多いが、その割に操作難度が低め(強化通常で近づいて怪しい光を撃てばほぼ確実に当たる)。キャリー性能は低いが、しっかり試合を俯瞰できる人が使えば、ゲームにかなり貢献できるキャラである。
◯推奨ルート
・上レーン:カウンタージャングルという選択肢を取る際、1vs2を相方にさせることになる。その被害を最小限の物にするために、レーンの経験値が少ない上レーンがお勧め。ただカウンタージャングルに行く際は、相方が一人でもレーン戦を耐えられるキャラ(「ミュウ」、「エーフィ」等)の時に行くことをお勧めする(それでも、初手カウンタージャングルのメリットはかなり大きいが…)。
◯持ち物
・猛攻ダンベル:簡単にゴール抜けできるため、気づいたら溜まってることが多い。ステルス強化通常のダメージが伸びるため、アサシン性能を高めることができる。
・軽石:ステルス中の移動速度上昇の強みを伸ばす。ステージを駆け回ってゴール、カバー、視界取りで有利を作りたいので、相性抜群。
・学習装置:ファーム速度がかなり遅く、レベルが一番低くなることが多いため、恩恵を受けやすい。移動速度が上昇するのも美点。ほぼ必須。
・気合の鉢巻:リコールする時間が減り、長時間フィールドに影響を与え続けることができる。
◯バトルアイテム
・スピーダー:相手の視界から逃れたり、単純に移動手段として有用。CTが短く、気軽に使えるのも良い。
・脱出ボタン:こちらは勝てるタイミングをこぼさないように、瞬間的な攻めを行うことができる。逃げの手段としても使えるがCTが長い。
◯メダル
・茶6白4:長所を伸ばすために、移動速度を伸ばすor無難にHP、攻撃を上げるかの2択
カメックス
◯技構成
・潮吹き/高速スピン:潮吹きは継続ダメージ、移動速度のデバフを与える円形のエリアを設置する技。高速スピンは一定時間、妨害耐性がつき、ぶつかった敵にダメージを与える技。高速スピンを使用すると潮吹きの待ち時間が0になり、回転中に潮吹きを長押しすることで、周りにダメージを与えることができる。ディフェンス型ではあるが、タンク特有のCC技は皆無で、この技セットを取った際の立ち回りはファイターに近い。前を張りながら火力を出したり、甘えた位置にいるメイジに張り付いて落とし切るのが基本的な動き。操作も比較的簡単で、使いやすい部類のポケモンではあるが、高速スピン中はユナイト技を使えないということに注意。咄嗟に使いたい場合は、高速スピンを再使用することで回転を止めてユナイトを使う。13lvからスピン中の耐久が格段に上がるので、そこまでレベルを上げたいところ。
◯推奨ルート
・上レーン:CC技を二つ持っており、ラスヒ、ブリンクを持っているため、序盤の性能は悪くなく、サポート無しでも十分活躍できる。進撃も積みやすいためお勧め。
◯持ち物
・気合の鉢巻:積極的に前線に行きたいため、ほぼ必須。序盤のレーン戦も格段にやりやすくなる。
・進撃眼鏡:潮吹きスピンのダメージの特攻依存度がかなり高い上に、初手積みの適正も高く、相性が良い。
・すり抜けスプーン:こちらは固いポケモンに対して強く出られる。進撃眼鏡のようにリスクを負う必要がないのもメリット。
・エナジーアンプ:さらにユナイトの待ち時間を下げたり、ユナイト発動後の高速スピンの威力を上げたりと、相性は良い。高速スピンのCTが長いため、技待ち時間短縮の恩恵も感じやすい。
◯バトルアイテム
・脱出ボタン:高速スピン中に狙いたい敵に急接近したり、ユナイトの攻撃判定中に使うことで、当たり判定を広げたりと、攻める際の選択肢が増える。
◯メダル
・緑6白6:耐久と火力の両面を磨ける。特攻、HPを上げ、攻撃を下げる。
・緑6黒7:高速スピンの長いCTを短縮できる。
ワタシラガ
◯技構成
・花粉団子/コットンガード:花粉団子で着弾点を中心とした円形の範囲にいる味方を回復、コットンガードで広範囲の味方にシールド付与ができる、わかりやすい回復サポート。サポートとはいえ、通常攻撃のダメージや強化通常の移動速度低下がかなり優秀で、殴り合いもそこそこ強い。味方全体を広くサポートできるため、集団戦における影響力はかなり大きい。その性質上、真っ先に狙われることも少なくないため、味方のHP管理と等しく、立ち位置にも十分注意するべきである。
◯推奨ルート
・下レーン:学習装置を積んでレベルアップをサポートしたいため、レーン運用が一般的。下レーンは経験値量が多く、上振れたらチルタリス戦までに4lvと5lvを作れる。
・上レーン:こちらはダンベルを持った敵が来やすく、通常攻撃の火力の高さから来た敵をKOできる可能性がある。
◯持ち物
・力の鉢巻:長所である継続火力の高さを引き上げる。敵の硬い前線ポケモンを削りやすくなる。通常攻撃が速くなるので、強化通常のデバフをたくさんばら撒けるのも良い。
・気合の鉢巻:序盤のレーン戦の安定感が増す。粘り強い戦線維持が可能になる。また、簡単に落とされてはいけないポケモンなので、生存力を高めるという意味でも使われる。
・学習装置:現環境ではサポート、ディフェンス型だとほぼ必須枠。チルタリス戦までに相方lv5、自分lv4になれる可能性が高まるため、序盤から有利を作りやすくなる。サポートという立ち位置のため、一番レベルが低くなることが多く、時間経験値増加の恩恵も受けやすい。
・お助けバリア:サポートの定番アイテム。ユナイト技は味方の回復目的で使われるが、瞬間火力が高いキャラによって瞬殺され、回復が間に合わなかったというシチュエーションを防げる。序盤のHPを増やせるのも強み。
◯バトルアイテム
・スピーダー:カバーの速さが重要であるため、相性がいい。
・脱出ボタン:こちらは瞬間的に距離を管理できる。汎用性は高いがCTが長い。
◯メダル
・緑6白6:特攻キャラのほとんどはこれがお勧め。できるだけ攻撃を下げて、特攻、HPに振るのが良い。
・緑6黒7:回復技の技待ち時間を短縮できる。コットンガードのCTが以前のアプデで長くなったため、恩恵が大きくなった。
後書き
ここまで見て下さり、ありがとうございました。「参考になったよ!」「自分はこう考える」という方がいればぜひスキ、コメントで教えてください。私が飛び跳ねて喜びます。
「シャンデラ」追加後の環境についてですが、多くの方が予測できたように、あまり変化はなく、「ザシキュワ」を中心とした環境が展開されています。ただ、「シャンデラ」が弱いかと言われるとそうではなく、むしろ「メイジ-タンク-アサシン」の三すくみで表される現環境に適応している方だと思います。「ザシアン」に対しても「封印」で「高速移動」を縛ることができ、全く対抗できないというわけではないです。しかし、やはり序盤の弱さゆえに、敵のガンク先に選ばれ、カモられることがあるため、そこは欠点ではあります。
今後の大会シーンについてですが、PJCSへの切符を賭けた大会の一つ、「ファミ通カップ」が5/7(日)に行われます。今のところ、こちらの大会では「ラプラス」、「シャンデラ」が使用可能になっています。前大会と同様、「ザシアン」、「カメックス(潮吹きスピン)」は使用禁止とのことです。新ポケモンの活躍は見られるのでしょうか、とても楽しみです。
5/12追記
5/7(日)に「ファミ通カップ」が行われ、Day2への切符を上位8チームが手にしました。昨年のWCS出場チームである「T2」と「S2」がTOP2を勝ち取り、元日本代表の意地を見せました。試合については、「じたばたカビゴン」「転がるプクリン」「逆鱗カイリュー」と、中々見られない選択をしたチームがいたり、「ラプラス」の強さを再認識できたりと、見どころが盛りだくさんでした。
そして、5/11(木)にキャラ調整を含むアップデートが実施されました。以下、パッチノートです。
ほとんどのプレイヤーが待ち望んだアップデートのはずでしたが、なんと「ザシアン」、「ヤミラミ」、「ドードリオ」、「ウーラオス」のナーフはありませんでした。「ヤミラミ」、「ドードリオ」、「ウーラオス」はともかく、全体勝率55%以上(全ポケモン中1位)、バイアス勝率70%近くもあるポケモンをお咎め無しという運営の采配に、大半のユーザーは不満を抱く結果になってしまいました。
さらにもう一つ大きな目玉として、大会でも登場していた「氷柱針グレイシア」に技CT短縮、ダメージアップ、攻撃速度アップの大幅な強化が施されました。これにより、今後の環境は「ザシアン」に並んで、「グレイシア」が覇権を握ることが予測されます。実際、アプデ後の「グレイシア」はタンク等の固いポケモンでも、溶かしきってしまうくらいの火力を手に入れました。自分主導でオブジェクトにラッシュをかけることができるのも強みです。アサシンに弱いという明確な弱点があるため、「ザシアン」に比べたらまだ対策の仕様はあります。
ここからは、その他の調整内容について触れていきます。まずは「キュワワー」に回復量減少、「マジカルリーフ」のダメージ減少、スタン時間短縮が入りました。回復量のナーフが効いており、これにより、他の回復サポートの採用の余地が増えました。しかし、現環境トップに居座る「ザシアン」との相性が良い以上、まだまだ使われるのではないかと考えます。
次に「エーフィ」の「サイコショック」にダメージ減少のナーフが入りました。しかし、遠距離からの高いラストヒットラインという強みは変わらず残っており、今後もレーン戦の野生管理の強者として活躍すると思います。
次に「ラプラス」の「水の波動」のダメージが減りました。ですが、強靭な耐久力、「バブル光線」の妨害性能は据え置きとなっています。強力なユナイト技にも手が加えられていないため、こちらもまだまだ活躍しそうです。
ここからは強化の話に移ります。まずは「エースバーン」に「火炎ボール」のダメージアップ、「フェイント」のCT短縮、ユナイト技のCT短縮+妨害無効付与のバフが与えられました。ユナイト技をCCで消されるという心配がなくなり、使用者にとってはかなり嬉しい内容だったと思います。ただ、「火炎ボール」の強化はそこまで使用率に影響は無さそうでした。技の硬直の長さから来る使いづらさが、かなりのマイナス要素です。また、序盤の弱さは健在ですので、まだ続くであろう「ザシアン」環境には不適のままです。
次に「ハッサム」に強化攻撃の防御バフの強化、「バレットパンチ」のCT短縮が施されました。強化後は強化攻撃を2回重ね掛けすると、バフ前の3回重ね掛けを超えるまで防御が上がるようになり、物理ポケモンに対しての耐久力が跳ね上がりました。しかし、特攻ポケモンが多く存在する現環境とは相性が悪いように感じます。メレーが多い環境に変化したら頭角を現すのではないかと考えます。
次に「ヌメルゴン」に「竜の波動」の回復量増加、ユナイト技CT短縮の強化が与えられました。ユナイト技は「ピカチュウ」と同じ速さにまで短くなり、各集団戦で沢山のリソースを敵から吸うことができるようになりました。特攻ポケモンも多い環境で、持ち前の高い特防も活かせるため、もしかしたら評価がじわじわと上がるのではないかと予測します。
そして、「アローラキュウコン」に「吹雪」のCT短縮+鈍足効果の強化、ユナイト技のCT短縮が施されました。「雪なだれ」のCTと同じになったことで、使いやすくなり、なだれ吹雪コンボのバースト火力を多く叩き出せるようになりました。ユナイト技の回転率も上がったことで、氷状態の敵に大ダメージを与えるという効果を狙いやすくなりました。本調整で爆発力は高まりましたが、射程の絶妙な短さは健在で、「エーフィ」や「ミュウ」等の射程負けしている敵に滅法弱いのが玉に瑕です。しかし最序盤のダメージトレードにおいては強いため、今後使われる可能性は十分にあります。
以上の調整が行われる前のものですが、Tier表、一部のポケモンの持ち物を更新しました。まだ前環境の考えの元で変更をしたため、鵜呑みにはしないようにお願いします(おそらくあまり変わらないと思いますが)。
・ウーラオス:A⤴S
・グレイシア、ミュウ、シャンデラ、ゾロアーク:B⤴A
・ヤミラミ:S⤵A
「ウーラオス」についてですが、現環境で活躍している数少ないファイター枠で、5lv帯の同じ条件なら「ザシアン」にも対面勝ちできる可能性があることを踏まえ、Sに上げました。アプデ後も「水流連打」の機動力を活かして後衛に到達できるため、活躍が見込めます。
「グレイシア」をAに上げました。やはり「凍える風」は射程、ダメージ、壁抜けと優秀な要素が多い技です。前述した通り、アプデ後は超強化された「氷柱針」を採用した型が猛威を振るうと思います。
「ミュウ」も再びAに上げました。必要な練度は上がりましたが、序盤の強さ、長い射程を持ちつつ、強力な自衛手段を持っている点はやはり優秀です。今のメイジの多い環境にも適しています。アプデ後も、最序盤の強みをレーン戦で活かすことができるため、環境に残る可能性は高いと思います。
そして新ポケモン「シャンデラ」をAに上げました。技のエイムや立ち位置の管理は難しい部類ですが、「封印」のわざ封じは唯一無二で、様々な可能性を秘めていることを期待し、評価を上げました。アプデ後は、同じメイジ枠の「グレイシア」と競合するため、評価が下がるかもしれません。
「ゾロアーク」に関してですが、操作は難しいものの、使いこなした時は試合を大きくコントロールできるほどの火力、機動力を持っており、メイジの多い現環境にも刺さっているため、評価を上げました。アプデ後も「グレイシア」を筆頭としたメイジが多くなると思うので、適応し続けるのではないかと考えます。
「キュワワー」が敵に来た時の立ち回りに制限が生まれてしまう点から、「ヤミラミ」をAに下げました。とはいえ、見えない場所から長時間の範囲CCをかけられるのは理不尽級に強く、十分に強いです。アプデ後も「ザシアン」は環境の中心に居続けると予想されるため、エナジーを落とすことで妨害できる「ヤミラミ」は、ナーフを免れたことも相まって、評価が上がると考えます。
また、今週は5/25(木)に「ブラッキー」、6/8(木)に「リーフィア」、7月に「インテレオン」が参戦するという発表もされました。それに伴い、一週間後から「イーブイズ」に関するイベントが開催されることも明らかになりました。次のバランス調整も含め、今後に期待です。
5/19追記
Tier表、一部のポケモンの説明を更新しました。主な変更点は以下の通りです。
・キュワワー、ウーラオス:S⤵A
・ワタシラガ:B⤴A
前回のパッチの回復量のナーフの影響は大きいと判断し、「キュワワー」をAに下げました。ただ、「ザシアン」や「ドードリオ」のような機動力が突き抜けて高いポケモンのサポートをするには「キュワワー」でないと中々追いつけないため、まだまだ採用の価値はあると思います。
「ウーラオス」ですが、Sランクのポケモンと比べるとパワーは下であると判断し、Aに下げました。しかし、連撃でも一撃でも後衛に届く機動力を持っており、そこからKOに持っていける可能性もある為、十分活躍できます。
今回は「ワタシラガ」をAに上げました。「キュワワー」ナーフにより、「ワタシラガ」だけでなく、他の回復できるサポートも全体的に評価を上げました。ここからサポートは何が主流になっていくのか、気になるところです。
また公式からは、「イーブイフェスティバルの概要」、「ブラッキーとリーフィアの先行プレイ映像」、「ブラッキーのわざ紹介」と、来週から始まるイベントに関する情報が発信されました。まだ確認されてない方は、ぜひ公式YouTubeチャンネルか公式Twitterをご覧ください。
そして、大会シーンについては、今週日曜日に「5月大会 Day2」の様子が配信されます。アプデ後初の大会でドラフト環境はどう変わったのか、とても楽しみです。
5/26追記
Tier表、一部のポケモンの説明を更新しました。以下、Tier表の主な変更点です。
・グレイシア:A⤴S
・エーフィ:A⤵B
「グレイシア」をSに上げました。多大なダメージをコンスタントに出せる点、そこから生じるラッシュの速度はやはり脅威です。アサシンに対して弱いとはいえ、特性の「雪隠れ」による無敵、ユナイト技によるブリンク、バトルアイテムの「脱出ボタン」と、対応策は他のメイジに比べて豊富にあります。
前回ナーフを受けた「エーフィ」をBランクに下げました。ダメージが下がったことで、ナーフ前でもそこまで強くなかった終盤戦の影響力がさらに弱まりました。しかし、序盤であればレーンの野生管理において、まだまだ最強格ではあるため、試合を作ることが可能です。
そして、昨日は「ブイブイフェスティバル」開催に合わせて、ディフェンス型の新ブイズ、「ブラッキー」が参戦しました。ブイズらしく、4lvからの耐久はかなり高く、強化攻撃には「失ったHPの割合で回復する」ようです。実際に使ってみると、眼差しゾーンの強化攻撃で回復し続けてギリギリのHPを維持でき、中々KOされませんでした。技は敵への妨害を目的としたもので、初日は特に「黒い眼差し」の拘束が厄介に感じました。ファイター運用、タンク運用の両方の活躍が期待でき、評価は高めになりそうです。
そして、明日は6月予選への切符を賭けた大会、「Mirrativ カップ」が行われます。大会では追加されたばかりの「ブラッキー」、前回に引き続き「ザシアン」が使用禁止となります。
参考にしたデータ
UNITE API:https://uniteapi.dev/meta
unite-db:https://unite-db.com/
画像の引用元
BEIZ images:https://www.beiz.jp/
TiERMAKER:https://tiermaker.com/create/all-pokmon-in-pokmon-unite-15327428
ポケモンずかん:https://zukan.pokemon.co
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