見出し画像

金髪おばさん初めてのベトナム①安さに負けLCCでダナンへ!

娘は当時大学5年生。

1年ほど私費留学(という名の遊学)をしていたので卒業が1年遅れていた。

当然同級生はみんな卒業して働き始めている。

唯一、モラトリアムの友人がホーチミンの日本語学校でインターンをやっているというので、彼女を訪ねるついでに私と2人でベトナムへ行ってみようということになった。

ちょうど、羽田からダナンへLCCが就航になるらしい!もちろん安ーい!!確か1人8000円ぐらいだったと思う。

羽田を午前2:30発。

大変じゃない?と人から言われたが、知らないというのは恐ろしいもんで、全然大変だとは思っていなかった。

どうやって羽田まで行くの?と聞いてくる人のことを「何トンチンカンなこと質問するんだろう」としか思わなかった。

だって、家でお風呂入ってからゆっくり夜出かければいいのだ。深夜発だからって羽田に深夜に着かなくてはいけないわけではなく、普通に電車に乗って向こうで待てばいいじゃーん。乗って着いたら向こうは朝!むしろお得じゃない?

私たちは、羽田でゆっくりお寿司でも食べてから出発しようということになった。

羽田空港国際線ターミナルの「ありそ寿司」。

回転寿司で潰せる時間には限度があった。

頼めばあっという間に出てくるしすぐにお腹いっぱい。

しかも外には待ってる人が何人もいる。

ちなみにありそ寿司はかなり美味しい。

画像1

22時過ぎにはやることがなくなってしまった私たち。そもそも店も開いていないので、いろんな場所のベンチを転々としながら午前0時過ぎに出発ゲートの前に移動した。

ここからが長かった。

聞くところによるとViet Jet の遅延率は100%(当社調べw)

どの便もどの便も遅れるらしいがこの時まだその事実は知らず。

午前2時には搭乗できるんじゃないかと思って待っていたが、我々が乗るべき飛行機が遅れてるんですよ(涙)

搭乗できたのが2時半過ぎ、出発は3時を回っていた。

正直、深夜の30分の違いは50過ぎの体に堪える。早く眠りたい。いざ乗り込んだ先はLCCの安い席。座席は狭いしお酒も頼めない、シートはツルツルのビニールレザーで身体が安定せずに滑ってしまうので安眠できず。この状態でダナンまで5時間です!

結論

LCCに5時間乗るのは辛い

私としては台湾までが限界であります。(でも帰りもやっぱりViet Jet)


私たちが乗った飛行機は翌朝無事にダナンに到着した。

いつも最小限の手荷物だけで旅行しているので、我々は他の乗客たちよりもいち早く出口へ向かった。到着ロビーから外に出る自動ドアの外がなんだかざわざわしている。ガラス越しに大勢の人が集まっているのが見える。

「旅行会社のお迎えの人がたくさん来てるのかな?」

「この時間はおはようございます!ですよー」なんて謎の会話が外から聞こえてきたが、気に留めずに外へ出た私たちは、一瞬で大勢の人たちに取り囲まれた。

画像2

金髪に赤いキャップを被った私についたあだ名は「トランプ」

就航記念の記念撮影を強いられ(笑)、いろんなお土産を持たされようやく解放された私たちはタクシーでダナンからホイアンへ向かった。

スクリーンショット 2020-04-20 11.26.35

ダナンからホイアンはだいたい30km。

画像4

ベトナムでは珍しいことではないのかもしれないが、外は災害級の雨…。

フエに長らく滞在していたことのある父からベトナムの雨季の雨のすごさは聞いていたが、それにしてもこれはすでに道路が冠水しているのではないか?

タクシーはものすごい水しぶきをあげながら進んでいく。水陸両用車じゃないよね?

知らない土地でタクシーに乗るときは常にグーグルマップで自分の位置を確認しているのだが、一旦ホイアンに近づいていた車がまたホイアンから離れていく。

信号待ちの時にドライバー氏に念のため聞いてみた。「私たちのホテルと方向が違うみたいなんだけど地図を見せましょうか?」と。

「通ろうと思ってた道がどんどん冠水していってるので別の道を走っているんです」少し焦ったような表情でドライバー氏は答えてくれた。

あ。やっぱり結構ヤバい雨量なんだね。

画像5

想定の倍以上の時間はかかったが土砂降りのホイアンに着いたものの、まだお昼前でホテルには入れず…。私たち同様大雨になす術ないチェックイン待ちの観光客が狭いロビーで時間を潰していた。

雨の少ない欧米からの皆さんと違って、こちらは台風にもゲリラ雷雨にも慣れ親しんでいるアジア人だ、雨ぐらいで怯んでいる場合ではないのだ。

レセプションでレインコートはあるかと尋ねるとこのような非常に頼りないレインコートをくれた。Viet Jetでもらった赤いキャップが思いがけず役に立つ。捨てなくて良かった。

この格好で果敢にもホイアンの街に繰り出す私たち。

画像6

少し歩いてビーチサンダルでは太刀打ちできないと気づきストラップ付きのサンダルを購入。おとうさん!商品がびしょ濡れですよ!と思ったが、濡れてもOKの靴しか売ってないので、別にいいのかー。

画像7

大雨だろうが冠水だろうが、地元の皆さんは通常モード。

バイクも人も普通に通行している。

画像8

雨とランタンの組み合わせはなかなかエモい。

画像9

画像10

雨でも大賑わいの「日本橋」。日本橋についての解説はWikipediaをご参照ください。

画像11

大雨でも歩けばお腹が空くので小洒落たNoodle Houseに入ってブンチャーを食べた。

こんなびしょ濡れでー!と一瞬躊躇したが、考えてみればみんなびしょ濡れなのだ。店の入り口にはびしょ濡れのレインコートの為にコート掛けが準備されている。

ブンチャーはベトナムのつけ麺で、麺は米粉、汁は少し甘めで肉団子は入っている。

雨足が強くなる一方だったので散策もほどほどにしてチェックイン時間にホテルに戻った。

問題なのは、私たちが泊まった安宿は朝ごはんはついているけどそれ以外の時間帯はレストランが閉まってしまうのだ。ホテルの周りにも簡単なカフェぐらいしか無い。しかもほぼ座席は屋外。台風並みの嵐の中ずぶ濡れになりながら食事に行くのはなかなかしんどい。

こんな時にやっぱり頼りになるのはデリバリーサービスだ。

ベトナム版Uber、Grabを使って夕食にホワイトローズという米粉の皮を使った蒸し餃子を頼んでみた。

GrabはUber同様配車アプリだが、やはりレストランのデリバリーもやっている。四輪車のタクシーだけでなくバイクタクシーも選べるところがいかにもバイク天国ベトナム。

画像12

明日は雨が上がりますように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?