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ブラジルの広大な土地が産んだ普遍的な音楽 - Mariana x 永田ジョージ "Brasil Jazz Experience" Live at 渋谷ボディ&ソウル

旅をすることで新たな音楽が生まれるとしたら、日本とは地球を挟んで反対側のブラジルから日本にやってきたMariana(マリアナ)の歌声は、まさに僕にとって新たな体験をもたらした。

ほんの数ヶ月前、長野県野尻湖の離れ小島にある宇賀神社にて、奉納祭の祈願演奏をすることになりまして。その日に初めて会って、初めて共演したのがマリアナ。15歳からサンパウロのコンセルヴァトワールで学び、ブラジルやポルトガルで歌に明け暮れ、ひょんなことから昨年日本にやってきました。

普段は都内のハイクラスホテルのラウンジで歌っているので、東京のライブハウスでは全然歌っていないマリアナ。僕も宇賀神社をきっかけにたまたま知り合ったけど、そうでなければきっと接点がないまま。奉納祭ですっかりマリアナの歌声と歌心に心酔し、ジャズの名店、渋谷ボディ&ソウルが11月に出演者を探していると聞き即刻紹介したのでした。

いかんせん、日本では知名度がまだまだ低いので僕もツイッターで彼女が「糸」を歌っている動画を掲載したら沢山の方がシェアして下さり、それをきっかけに来てくださった方もちらほら。皆様、ありがとうございます。


共に音をあわせるだけでも最高なサウンドチェックを終え (因みにTwitterでは曲名を思い切り間違えており、正しくは"I Say a Little Prayer"… Littleしかあってない)、かくして静かな熱気に溢れた昼のボディ&ソウルでライブが始まり、適度な緊張感とちょっとしたハプニングがありながらも、無事ファーストステージを終えました。

数え切れない日本のミュージシャンたちを厳しく暖かい目で見守ってきたボディのオーナーママ、きっとマリアナの歌声を聴くまでは(さて、どうなのかしら・・・?)と半信半疑だった気がします。

休憩中に楽屋に飛び込んできて「あなた!一体いままでどこにいらしたの!素晴らしいわ!私の電話番号これだから、また歌ってちょうだいね!」ともの凄いテンションでべた褒めしてくれて、僕もほっと一安心。

お客様の反応に少しほっとした僕ら二人、セカンドステージは更にリラックスして、自由度マシマシでラスト曲Chega de Saudade (No More Blues)で、文字通り不安を吹き飛ばす勢いで終えました。

アンコールは宇賀神社から定番曲になった中島みゆきさんの「糸」を。
縦の糸はあなた、横の糸はわたしたち。織りなす布は、今日だけの音楽。

ファーストライブというのは、一度しかありません。そんな貴重の場にみなさまが集まって、暖かいエネルギーを寄せてくれたから実現したマジカルなステージでした。

次回マリアナさんとは、南箱根バイカーズパラダイスにて11/12にカフェライブがあります。11AMからと1PMからの30分2ステージ、なんとミュージックチャージはなしなので、紅葉ドライブがてらいかがでしょうか?

(バイカーズパラダイス、とありますが、車でもご来場可能です)

(Photos by Mr. Adachi)

せっかくなので今日の記念に、ライブに来てくださった方をご紹介。

大阪住まいなのに、超久々にライブに来てくれたひろのぶと株式会社のひろのぶさんと、編集者の翼さん。

上の写真で僕が手にしているのは、出版したてほやほやの話題作「全部を賭けない恋がはじまれば」です。

著者・稲田万里さんの奇想天外な生き様が綴られた文を読んで、僕もPVにイメージソングを提供しました。


その本を編集した廣瀬翼さんのライブ感想がとっても染みました。

とにもかくにも、素晴らしい歌声をありがとう。

みんなでそれを共有してくれて、ありがとう。
素晴らしい時間でした。


一言でまとめると、素晴らしい一日だった。


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