「テレカン用WEBカメラ」なら、中華製アクションカメラで良い
会社からの指示で、WFH(Work From Home=在宅勤務)いわゆるテレワークでの仕事になった人も少なくないだろう。私自身は、これまでも日々のしごとの多くは自宅での作業であったため、取引先ともいわゆる「テレカン」を頻繁に行ってきた。そのため最近は頻繁にテレカンについての相談を受ける。
すでに多くの人がnote等で、zoomなのかSkypeなのかといったアプリについての解説に加え、準備するべき機材について書いている。しかし、先行者利益ではないが見逃しがちなのが「物がない」という問題だ。
テレカンで用意しておきたい機材とは?
テレカンを行うのにパソコンを使うのか、スマホorタブレットでするのかで話が変わってくるのだが、今回はパソコンで行う場合についてのアドバイスだ。よくあるのがノートPC内蔵のカメラ&マイクを使って行うもの。しかしこれは、あまりおすすめしない。
内蔵カメラは「画質が悪い」というのに加えて、位置的に下からの煽りの映像になる。これが、非常にブサイクで、さらにそのブサイクな顔がどアップで映し出されてしまう。
上記は一時期流行した「角度詐欺」ネタの動画。顎を引いてはいるとはいえ、下からの煽りがブサイクになりやすいのがよくわかる。そのため、外付けのWEBカメラを用意して、少し引きの画で、上から顔を狙う形にしたほうがよいだろう。
そして贅沢を言えば、顔に照明を当てたい。わざわざビデオ通話をしているのに顔が見えづらいのでは意味がない。美しくもありたい。安いものでもよいので、ライトを買って設置した。自宅にある適当なデスクランプでもよい。もしそれも難しければ、最低限「逆光」は避けよう。自然光が入る窓を背にするケースがよく見られるが、逆光で顔が真っ暗になる。顔色が悪く、色々と心配になってしまう。
そして音声に関してもノートPCの内蔵マイクでは、キーボードを扱うたびに打鍵音が鳴り響くため、非常にうるさい。さらにファンの音もノイズとなり、それなでなくとも音質も良くないので、できれば別でマイクを用意したい。USBで直接接続するタイプで安いのがあるのでそれでよい。PCにもよるが、スマホのイヤフォンマイクを刺してマイクとして認識するものもあるので、それでも良いと思う。
WEBカメラは中華製アクションカメラで良い!
さて話を本題に戻そう。WEBカメラを別で用意したほうがよいとは言ったが、Amazonを見ても売り切れ続出&値段が上がっている。できれば安く済ませたいが、安いWEBカメラは画質も良くない。VHSの3倍で録画したような映像になる。そこでおすすめしたいのが中華製のアクションカメラだ。
上記のようなタイプ、いわゆるGoProもどきだ。
アクションカメラとしての性能については今回はあえて触れないが、これをUSBで接続すると多くのアクションカメラがWEBカメラとして使える。ゴリラポッドのような足を用意しての画面の上に引っ掛けるなり、柱や棚などに引っ掛けて設置すればOKだ。
あとは接続用のUSBケーブルぐらい。中華製アクションカメラの多くがUSB2.0のMicro-Bタイプだったりする。USB-Cのパソコンも増えてきたので、USB-C&2.0Micro-Bのケーブルがあると便利かも。
中華製アクションカメラは、amazonでも頻繁にタイムセールになっていて、買ったはいいが使ってなかったという人も少なくないだろう。この際、押し入れから出してみよう。
ちなみに私も、タンスの肥やしとなっていた中華製アクションカメラをWEBカメラとして使っている。
いろいろなメーカーから出ていて、在庫は潤沢にあるようなのでひとまずのテレカン用はこれでよいと思う。そして、コロナが収まったあとは、アクションカメラを持って海や山に行こう。そんな日が早く来ることを、ただ願う。
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