peer ピアとは
ピアとは英語の綴りで言うとpeerになります。チケットぴあはpiaの綴りで楽園などを意味するユートピアからとったと言われていて、意味は特になさそうです。
一方、peerは対等な関係や仲間、友達を意味します。
そしてピアサポートやピアカウンセリング、ピアスタッフというような使われ方をします。特に医療福祉の場で患者同士、患者間、当事者の…という意味です。
特にピアサポートやピアカウンセリングは双方向での支え合いがあります。専門的な立場によるサポートやカウンセリングとは異なります。
当事者だからこそ分かり合えるようなところ、共有できるところ、安心して話せること、気づけることがあるでしょう。
特にがん患者同志、精神疾患の患者同志の支え合いで活かされています。
ピアスタッフは当事者性を活かしたスタッフを主に指します。
主に雇用関係であることから、やや支援者側に寄ります。(支援する法人との契約になるからです。)そこで当事者としての感じていることや気づいていること、自らの体験を活かします。
ただ、そこでも対等な関係は求められます。雇われている組織の一員となりながらも、当事者と対等な関係を築くことに努めます。ピアスタッフの難しさの一つでもあります。
なので無条件に対等は難しいと思います。「ピア」を肩書や看板、印籠のように使っていては対等な関係は築けません。お互いを尊重できるような安全な関係でなければピアは成立しません。
無垢・無欲な関わり方でそこにあるゆるい使命感(役割)みたいなものがピアスタッフにはあるでしょう。
ピアとは関係性において築いていくものをさすのかと思います。
当事者同士という感覚は、他の人には言えない自分の一部を否定されず伝えられる、やさしく心強い感覚です。
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