根暗課長(ヘヴィメタTシャツvsドレスコード)
先日Y〇utubeの人材教育系動画をなんとなく見ていましたらね、ふと目に飛び込んできたんですよ。
新人が成果を出せるかは100%上司にかかっている、100%上司の責任
らしいですよ。
100%ですよ!
ハァァ〜?
なんじゃそりゃー
てな感じですよ、プンプン(怒)
これだからZ世代が出世から全力疾走で逃げるんですよ。
なんでもかんでも上司上司って。
やってられませんわ。
新人教育
あーそうそう、Z世代で思い出しました。
私のチームにも居ますよZ世代の若手が。
毎年新人が入ってきますからね。当然新人教育もやっています。
カリキュラムがあって、教育の方向性も定めて、相手に合わせてアプローチの仕方を微調整するんですけど毎年プレッシャーがすごいんですよ。
人の人生かかってますからね。
はっきり言ってやってられんですわ。
だって、テメーのことで精一杯ですから。
それでもやっていかなきゃならんのですけど、私が新人教育で継続して意識しているのは伴走です。
一緒に走ることによって楽しいことも辛いことも共有します。
仕事がうまくいったときは一緒に喜んで祝杯をあげます。
仕事がうまくいかなかったときは一緒に対策を考えます。
とまぁ自分なりのポリシーを持って部下と接しているんですけどね。
とりあえず一番最初に教えることはマナーです。
これが毎年厄介なんですよ。
皆さんなら「マナー」ときたらまず何から教えますか?
私は挨拶の仕方からだと思うんですよね。
基本中の基本。世界共通。
これができないとシャレになりません。
コロナが落ち着いてからというもの対面イベントが復活しており、新人の一発目の社内オフィシャルイベントは新人歓迎会です。
上役みんな出席するので挨拶ができていなかったら、私のような管理職は幹部陣から集中砲火を浴びせられて骨も残りません。
そりゃもう、
30秒・1分・3分の3パターンの自己紹介ネタを用意しとけと命じますよ。
挨拶って本当に大事で、これができるか否かでほんと人生変わってしまいますからね。
挨拶ができるというだけで他の同期より1歩リードしたも同然です。
やっぱりねぇ、挨拶される側は嬉しいもんですよ。たまに挨拶してもムスッとしてるおっさんいますけどね、本音は嬉しいんですよ。
挨拶ができるとメリットばかり転がり込んできます。
逆にできなかったら地獄ですね。すべてがネガティブな方向に向かいます。
・陰キャ
・感じ悪い
・親のしつけがなってない
ネガティブオンパレード。
なので挨拶についてはかなり熱を入れて毎年指導しています。
そんでもって次は服装・身だしなみ。
これもめちゃくちゃ大事。超大事。
1.清潔にする(高価な物でなくて良い、清潔なら良い)
2.体に合ったスーツ(ジャケット)を着る
3.日本の四季に合わせて服を選ぶ
4.その場に合わせること、ドレスコードを理解する
これらを徹底的に教え込んでいきます。
「そんなの知っていて当たり前でしょう」と思われるかもしれませんが、Z世代の若者達は様々な家庭環境で育っており、昭和とは違います。
親が教えているはずと思ったら大間違いで、知らない子は本当に何にも知りません。
ヘヴィメタTシャツ事件
あの日起きたことは今でも鮮明に記憶に残っています。
某有名大企業へ打合せで訪問した際に、みんなスーツの中で1人、明らかに場違いな洋服を着て超絶浮いてる若手がおりまして、彼のTシャツにプリントされたドクロがこっちを見ていたんです。
我が目を疑いましたね。
そこは小綺麗なビルの受付であり、決してライブ会場ではありませんでした。
仕方がないので自分のジャケットを貸してボタン閉めさせてドクロを隠しましたけど。
周りから
「おまえは部下にどんな教育してんだ?」
という視線が突き刺さりましたね。
俺のせいじゃねー
心の中で叫びました。
もう大人だし分かるだろう
ではダメなんです。憶測ではダメなんです。
ほんと何考えているか分からないのですから、しっかり本人と意識合わせして、周りに合わせるというマナーについて学んでもらわないと、大恥をかいてみんな不幸になります。
私が言わなくても誰かが教えるだろう
ではダメなんです。
というわけで、その事件が発端となって毎年俺のマナー研修というものをやるようになりました。
ちなみに「挨拶」と「服装」が終わったら、次は「食事、テーブルマナー」なんですけど、これがほんと大変です。地獄です。
ナイフとホークしか使えないドレスコードがあるレストランに行きますのでお金もかかります。
ハァ~(溜息)
なんで俺がこんなことしなきゃなんねーんだよ、しかも自腹かよ・・
大企業がこぞって体育会系ばかり欲しがるのが分かりますわ。
そんなわけで今日はこの辺で。
ではまた。