根暗課長(Z世代は自主的に動かない?)
「最近の若いやつは指示しないと動かない」
この台詞を同年代から本当によく聞くようになりました。
自分が上司になり作業指示する立場になって、確かに新人に対して明確に指示を出さないと動かないときが多々あります。
これは、ゆとり・さとり・Z世代の特徴である、失敗をしたくない傾向が強いもので、正解のテンプレートを貰えるまでずっと待っています。
さらに、明確に指示されるまで動かない点について別の意図もあって、やってみてうまくいかなかった時に「~しろと指示されました」という言い訳キラーワードが使える安心感があるからです。
Z世代新人が能動的に動けない原因は主にこんな感じでして、余程失敗したくないんだと思います。
生まれた時からスマホがあるデジタルネイティブですからね。正解はすべてスマホが教えてくれますから失敗なんて皆無なわけです。失敗とはまさに未知の存在で怖くてしょうがないんでしょう。
その失敗したくないという恐怖感がいつまでも邪魔しているから能動的に動けないのか、といったらそれが全てではなくて別の原因があったりします。
それは上司です。
リーダーなのか主任なのか係長なのか、右も左も分からない新人を管理する人間が組織には必ず居るはずです。
うちのチームだと、私の下に主任がいてその主任が新人の面倒見ている典型的な縦の組織。
新人が指示しないと動かないのであれば、それを指導するのは上司の役目です。
うちの場合なら主任が新人を指導することが筋となります。
なので主任がしっかり指導していれば新人はどんどん変わっていきますし、報連相だってみるみるうちにマスターしていくでしょう。
しかしながらそうは問屋が卸さないのです。
新人の上司(うちの場合は主任)も指示しないと動かない人間だったらどうなるでしょうか。
そもそも新人を指導する側の人間が指示されないと動けないのだから、どのようにして改善していったら良いのか、その方法が分からないわけです。
単純な話です。
指導する側は、指示待ち新人を能動的に動ける新人に変える方法を知る必要があるということです。
その方法を教えるのは上司の役目。
うちの場合だと主任の上司は私、つまり私の役目なんです。
新人が指示待ち人間になってしまった原因は私にあるのです。
私が主任に対して、どうすれば指示待ち人間にならないのか、具体的な方法を伝授しなければならないのです。
具体的にというくらいだから、自分でやっている姿をお手本として見せる必要があります。見せるということは時間を一緒に共有するということです。
・今週、私は部下とどれくらい時間を共有しただろうか?
・何の会話をしただろうか?
リモートワークがメインとなった今、そんなことをよく考えるようになりました。
そして、どんなに忙しくても1週間に1回、最低でも10分は部下と必ず1on1を行うようになりました。
先週やったことと今週やること、ただそれだけを話すだけでも十分なんです。
そこからいろいろな発見と解決の糸口が見えたりするわけです。
1on1って大事ですわ。
というわけで今日はこの辺で。
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