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ミスは繰り返す!部下も・・・そして上司も

よく「部下が同じミスを繰り返す」という嘆きを耳にします。
話を聞いてると「あいつは、同じミスを繰り返す。理由は、見ててわかっているのに何で繰り返すんだ?」という言われます。

私は、この話を聞いて思うのは「見ててわかっているのに、なんで言わないのですか?」という点である。話を聞いてみると、だいたいが「自分で気づかないと意味がないから言わない」という不毛な意見を言われます。

ミスを繰り返す人間は、「何がダメなのか」に気づいていないことが多いのです。そのため、同じような過ちを繰り返してしまっているのが現状です。
一番の解決法は、「本人に気づきを与えること」です。それにより、「なにが悪かったのか」「なら、悪かった点をどうを改善すればいいのか?」という考える段階に進めます。

個人的には理解を深めるというのは、
① 間違っているを理解する
② どこが間違っているかを知る
③ 間違えを正すための方法を模索する
④ 新しい方法を実行する
⑤ 実行した成果を確認する

①~⑤の繰り返しによって理解が深まり、ミスがなくなっていくものだと思います。

簡単に言うと、理解度のPDCAサイクルです。
スピード感は、若干遅いですが人を成長させるのに焦りは禁物です。言わずにすぐできる人は「天才」です。言って直ぐできる人は「秀才」です。何回も言って出来る人は「凡人」です。

大半は、凡人なので気の長い対応が必要でどれだけ心を砕くか…それを相手が気づくことで信頼が生まれます。コミュニケーションの取り方が分からないとか、最近は飲みにケーションが出来ないとか、そんなことを悩まなくても仕事の上で十分コミュニケーションをとって信頼を得ることは可能です
むしろ、仕事なにも言わないのに飲みにケーションだけやろうとする上司をなんで尊敬できるのか私にはわかりません。

余談ですが、この方法を誤ると「信頼」ではなく「依存」いなります。また、「依存」した場合は「何を言っても、何をやっても助けてくれる」という勘違いで致命的なミスを犯します
(それをやられて縁を切ったことがありますが、改めて文章にしてみると自分も悪かったのだと気づかされます。)

今回、伝えたいポイントは一つです。
部下が繰り返しミスをするのは上司のコミュニケーションが足りてない」ということです。それを「自分で失敗に気づき、改善するのを期待する」というならば「失敗したことを愚痴ってはいけません

解決方法は、「原因を理解させて、解決策を考えさせる」というシンプルな内容を根気よく繰り返すだけです

問題は、「社長を教育していくれる、上司がいないこと」なんですけどね…なので、「社長は人一倍学んでください」。学び方はたくさんあります。経営者会や社長塾、コラムやセミナー、コンサルタント等自分に合った方法を試行錯誤して、部下を育ててください。社長を名乗るなら「従業員の人一倍努力してください」楽するために社長になった、親から社長を譲られた、雇われ社長としてとりあえず社長室にいる。そんなあなたは、「必死に努力するか」「その責(席)を譲るか」しないとあなたの後ろに誰もいなくなりますよ?

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