Hello Watch 3 製品レビュー | 分かりやすくメリット・デメリットを解説!
Apple Watch Ultraのクローンが中国市場に登場し、一部のユーザーの間で話題になっている。
この記事では、そのクローンの中でも人気がある「Hello Watch 3」の特徴と性能について詳しく解説している。
Apple Watch Ultraのクローンは、オリジナルのApple Watch Ultraと同じようなデザインを持ちながら、価格は大幅に抑えられてる。
このクローンは、オリジナルのApple Watch Ultraと同様に、心拍数測定、睡眠、フィットネスなどの機能を備えている。
Apple Watch Ultraのクローンは、その価格と機能性で新たなカテゴリー、そして市場を拡大しているが情報が少ないことが大きな壁となっている。
この記事を読めばApple Watchクローンのすべてが分かります。
Hello Watch 3は前作のHello watch 2が人気だっただけに、その期待を大きく超えてくる仕上がりになっているのか。
Hello Watch 3のスペックは、2.04インチの有機ELディスプレイ、バッテリーは450mAhを搭載。
また、価格がAliExpressでは約5,000円台で購入できるスマートウォッチとなっており、あくまでもApple Watch Ultraのクローンとしてのジョークグッズだ。
Hello Watch 3の総合評価は下記のとおり
満足度 ★★★☆☆
デザイン ★★★★☆
付け心地 ★★★★☆
基本動作(快適さ) ★★★★☆
GPS性能※非搭載 ☆☆☆☆☆
画面表示&綺麗さ ★★★★☆
バッテリー ★★★☆☆
防水性能 ★★☆☆☆
アプリ ★★☆☆☆
この記事では、Hello Watch 3の実機を使って、外観、スペック、バッテリー、GPS性能、防水性能、アプリ、メリット・デメリットなど、触って感じた評価とデータをもとに分かりやすくレビューしている。
Hello Watch 3の外観をチェック
Hello Watch 3の外観をチェック
外箱は白を基調とした長方形で本家のHelloロゴをそのまま使用している。
同梱物は説明書、シリコンバンド、充電用ケーブル(Type-A)となっている。
Hello Watch 3のボディカラーはゴールドの1色で、バンドはシリコン製や布製のものまで、基本的にApple Watchと互換性があるため、種類は無限にある。
背面はプラスチックに光沢のある加工がされている。
付属バンドはシリコン製で、厚みや触り心地は悪くない。
Hello Watch 3の本体サイズは高さ49mm、幅が約43mm、厚み約13mm、重さは約75g(ストラップ含む)。
Hello Watch 3のアップデート状況について
Hello Watch 3は2023年5月20日に発表され、5月26日から出荷されるという情報だった。
実際に届いたのは6月17日頃でその時点ではソフトウェア部分の不具合が多くあり、ウォッチに項目はあるが使えない機能や、ウォッチフェイスが極端に少なかったりと問題も多い。
頻繁にアプリのアップデートを繰り返しているので、リリース後にアップデートでバグや機能の追加を行う予定のようだ。
不具合一覧
【2023年7月22日】時点での更新ログ
▼2023/7/22
リロードすると「The data returned by the network is empty」と表示され文字盤が消える。
▼2023/7/22
音楽再生でBluetoothイヤホンが接続できない
▼2023/7/8
アプリ側の表記がおそらくアルバムを「アブラム」と表記
▼2023/7/6
アップデートがある度にメッセージがクリアになる
▼2023/7/6
受信するメッセージのシステム日付がおかしい
▼2023/7/4
電子書籍が正常に動作するようになった
▼2023/7/4
ウォッチフェイスが172個に増量
▼2023/7/1
仏教のビーズが使用可能になった
▼2023/6/30
ウォッチ側で「フォトアルバム」が使用可能になった。アプリ側の「アブラム」で写真をアップできる。
▼2023/6/30
【改悪】壁紙が113個から87個に減少した
▼2023/6/29
アップデートするたびに壁紙や設定が初期化される
▼2023/6/29
バッテリー表示はほぼ正常値になった
▼2023/6/27
ディスプレイの点灯時間に「常時表示ディスプレイ」が追加
▼2023/6/27
低いバッテリーモードがブラックアウトする
▼2023/6/27
リマインダーボリュームがタッチでは反応しない
▼2023/6/27
「デバイス」タブでリフレッシュをかけると着信、通知などの設定がオフになる
▼2023/6/27
ウォッチフェイスをロックボタンを押すとブラックアウトする
▼2023/6/27
録音機能が使用可能になった
▼2023/6/21
ウォッチフェイスが6→110個に増量
Hello Watch 3のスペックをレビュー
Hello Watch 3のスペック表を掲載。
Hello Watch 3のスペック表
Hello Watch 3のスペックは以下参照
製品名称 Hello Watch 3
カラー ゴールド
画面サイズ 2.04インチ Amoled
解像度/PPI 425×518
言語
通信規格 Bluetooth 5.0
防水/防塵 非公開(水泳・入浴はお勧めしません)
対応OS Android 5.0 以上 / iOS 8.0 以上
対応アプリ QiFit(APPストア評価1.6)
バッテリー容量 450 mAh
本体サイズ 49 x 43 x 14 mm
本体重量 75g(ストラップあり)
ボディ素材 チタン合金
バンド素材 シリコン
バンド長さ 157~217mm
バンド幅 23mm
充電方式 マグネット式充電(Type-A)
Hello Watch 3はアプリの「QiFit」を使い、日常よく使うスマホアプリの通知をウォッチに飛ばすことができる。
ディスプレイサイズが大きいので見やすいのだが、2023/6/22時点では通知こそくるものの、システム日付がおかしく不安な要素が残ったままだ。
通知をONにするには「デバイス」タブにある通知をタップし、その中にある通知を許可したいアプリをONにするだけだ。
バイブレーションに関しては「普通」だと思う。
着信時にはずっと振動はしているので気づくはずだし、メッセージ系は1度だけ振動するので、そこは気づきにくいかもしれない。
Hello Watch 3で利用できる機能
Hello Watch 3のメニュー一覧
スポーツ
スポーツの記録
心拍数
SpO2
ステップ
方位磁針
睡眠
ダイヤルに
レコードを呼び
連絡先
カレンダー
天気
カメラ
音楽
音声アシスタント
位置
呼吸訓練
アラーム クロック
ストップウォッチ
月経周期
電卓
アプリセンター
タイマー
手首を上げてデバイスを点灯します
携帯を探す
点灯時間 05s~60s
名刺
タイムゾーン
メッセージ
WeChat
QQ
Facebook
Twitter
WhatsApp
Instagram
QRコード
設定
相変わらずスポーツの種類が170種類を超え、重複しているものもあるので全体的に設計は甘い。
また、中には機能していないものもある。
Hello Watch 3の運動をチェック
Hello Watch 3は175種類のトレーニングメニューが搭載されている。
Hello Watch 3のウォーキングをチェック
Hello Watch 3の「スポーツ」に関する機能はGPS非搭載のため、ルート管理や記録ができない。
スマホ側でも特にGPSを使って移動ルートを保存することができないが、前作Hello Watch 2から1つ追加されたのが「心拍数」の表示だ。
一応目標が設定できたりもするが、機能としては凄くシンプルだ。
Hello Watch 3の健康管理をチェック
Hello Watch 3は睡眠、心拍数、SpO2、呼吸訓練などがチェックできる。
Hello Watch 3のヘルスケア全体をチェック
Hello Watch 3のヘルスケアに関わる部分も機能としては少なく、心拍数や血中酸素(SpO2)、そして睡眠時の計測が主な機能だ。
血中酸素はアプリ側では項目がなく、ウォッチ側のみでの計測となる。
Hello Watch 3のバッテリー持ちをチェック
Hello Watch 3のバッテリー性能をチェック
英語の文脈がおかしいがおそらく最短2日~最大15日程度だと思う。
ただし、バッテリー残の表記が正確か怪しいのであまり信頼はできない。Apple Watchみたいに毎日充電は必要ない。
充電速度満充電まで2時間以上かかる。
Hello Watch 3の文字盤をチェック
Hello Watch 3のウォッチフェイスは172種類ある。(2023/7/3時点)
Hello Watch 2にはあった完全コピーなウォッチフェイスは今のところない。残念だ。
クオリティに関しても正直微妙だ。
Hello Watch 3のウォッチフェイスはこれから増えていくと思う反面、もうHello Watch 2のようにド直球なコピーフェイスはでてこないんだろうなと思う。と考えると、急にHello Watch 2が良く思えてきた。
ウォッチフェイスの幅を広げるために無料アプリでカスタムする方法もある。
OS毎に使うアプリは違うが個性的なウォッチフェイスが作れるのでおすすめだ。
Hello Watch 3のメリット
Hello Watch 3を実際に使ってみて分かったメリット
ボディの作りはクローンの中では一番高い!
レスポンスの改善でちゃんと使えるレベルに!
通知の振動やポップアップがちゃんと来る!
Apple Watch用のバンド&ケースが装着可能!
ボディの作りはクローンの中では一番高い!
Hello Watch 3は外観のクオリティが非常に高く、クローンの中では個人的に一番だと思う。
またHello Watch 3から有機ELディスプレイを採用したことにより、ウォッチフェイスをこだわれば本家と見分けがつかない。
レスポンスの改善でちゃんと使えるレベルに!
Hello watch 2はレスポンスがダメだった。それがHello watch 3で改善がされ、操作に関してはストレスがなくなったことで、やっと普通のスマートウォッチとして使えるレベルとなった。
Apple Watch用のバンド&ケースが装着可能!
Hello watch 3の外観はApple Watch Ultraをほぼ再現しているので、Apple Watch用のケース&バンドを付けることができる。
画像のケース&バンドはPITAKA製で高級感があり、ここまでするとクローンと呼ぶには惜しいくらいだ。
Hello Watch 3のデメリット
デメリット
Suicaには対応していない!
GPSを搭載していない!
初期の不具合が多すぎる!
アップデートがくるのかが不安!
通知が来ないことがある!
Suicaには対応していない
Hello Watch 3はデザインや機能も価格以上なのだが、残念ながらSuicaは使えない。今後も使えることはないだろう。
初期の不具合が多すぎる!
Hello Watch 3のバッテリーは持ちが悪い。
他のクローンはバッテリーこそ1週間以上持つがその分通知があまり来ない。Hello Watch 2はバッテリーこそ最大5日だが、通知が他よりは安定している。
ということは、その部分がバッテリーの持ちに影響しているのかもしれない。
アップデートがくるのかが不安!
Hello Watch 3で使うアプリ「QiFit」はAPPストアで1.6という低評価だ。
初期でバグなどが多い部分をちゃんと最後までアップデートで対応するのかは不透明だ。そこが中華製の最大のデメリットかもしれない。
Hello Watch 3の口コミ・評判をチェック
Hello Watch 3のクチコミ(男性)
Hello Watch 3の評価まとめ
Hello Watch 3はなんとも厳しいデビューとなった。
走りながら改善していくのは分からなくもないが、現時点では45点くらいの評価だ。
Hello Watch 3の総合評価は下記のとおり
満足度 ★★★☆☆
デザイン ★★★★☆
付け心地 ★★★★☆
基本動作(快適さ) ★★★★☆
GPS性能※非搭載 ☆☆☆☆☆
画面表示&綺麗さ ★★★★☆
バッテリー ★★★☆☆
防水性能 ★★☆☆☆
アプリ ★★☆☆☆
Hello Watch 3を買う場合はタイミングを見て、ある程度のアップデートが出そろってからが良いだろう。
Hello Watch 3のディスプレイは本当に綺麗で発色も良いので、個性的なウォッチフェイスを設定してみたくなる。
とはいえ、Hello Watch 3は技適は通過していないため、国内で使う場合は90日以内に留めるなど、詳しくは自身で調べた上で購入してほしい。
筆者の「技適」に関する見解
参考:技適マークのない機器で無線を使っていたので自首してきた。
基本的に自宅内での使用に留め、救急とか消防とかの無線を妨害することがないように努めます。
【動画で観る】Hello Watch 3 のレビュー
Hello Watch 3の価格とお得に買う方法
Hello Watch 3の販売価格は以下のとおり
Hello Watch 3の本体価格は、各販売店で違うので自分に合ったお得なお店で購入してみよう。
また、AliExpressは中国のサイト、中国の出品者が販売しているため、トラブルが発生しても日本国内のようにサポートを受けられる可能性は低い。
利用する場合は慎重に決めてほしい。