H11Pro 製品レビュー | 分かりやすくメリット・デメリットを解説!
この記事ではApple Watch 8のクローン「H11Pro」をレビューしていく。
H11Proの外観、性能、価格はユーザーを満足させてくれるのか。中華市場で生まれたクローンたちはどんな世界を見せてくれるのか。
H11Proのスペックは、1.91インチの液晶ディスプレイ、IP68の防水防塵に対応、バッテリーは220mAhを搭載。
また、価格がAliExpressでは約3,000円台で購入できるスマートウォッチとなっており、あくまでもApple Watch 8のクローンとしてのジョークグッズだが果たしてそのクオリティはどうか。
H11Proの総合評価は下記のとおり
満足度 ★★☆☆☆
デザイン ★★★☆☆
付け心地 ★★★☆☆
基本動作(快適さ) ★★★☆☆
GPS性能※非搭載 ☆☆☆☆☆
画面表示&綺麗さ ★★★☆☆
バッテリー ★★☆☆☆
防水性能 ★★★☆☆
この記事では、H11Proの実機を使って、外観、スペック、バッテリー、GPS性能、防水性能、メリット・デメリットなど、触って感じた評価とデータをもとに分かりやすくレビューしている。
H11Proの外観をチェック
H11Proの外観をチェック
外箱は白を基調とした本家を意識したデザイン。
同梱物は説明書、シリコンバンド、充電用ケーブルとなっている。
H11Proのボディカラーはゴールド、シルバー、ブラック、レッド、ブルー、グリーンの6色展開となる。
背面はプラスチックに光沢のある加工がされている。
バンドはシリコン製で、厚みや触り心地は悪くない。
H11Proの本体サイズは高さ45mm、幅が約38mm、厚み約10.7mm、重さは約43g(ストラップ含む)。
H11Proのスペックをレビュー
H11Proのスペック表を掲載。
H11Proのスペック表
H11Proのスペックは以下参照
製品名称 H11Pro
カラー
画面サイズ 1.91インチ TFT液晶
解像度/PPI 240*296
言語
通信規格 Bluetooth 4.0
防水/防塵 IP68(おそらく試験は受けていない)
対応OS Android 5.0 以上 / iOS 10.0 以上
対応アプリ QiFit(APPストア評価2.0)
バッテリー容量 220 mAh
本体サイズ 45 x 38 x 10.7 mm
本体重量 43g(ストラップあり)
ボディ素材 アルミニウム
バンド素材 シリコン
バンド長さ 177~232mm
バンド幅 22mm
充電方式 マグネット式充電(Type-A)
H11Proはアプリの「QiFit」を使い、日常よく使うスマホアプリの通知をウォッチに飛ばすことができる。
ディスプレイサイズが大きいので見やすい。
ただ、通知が来たり来なかったりと不安定な部分が多い。
通知をONにするには「デバイス」タブにある通知をタップし、その中にある通知を許可したいアプリをONにするだけだ。
H11Proで利用できる機能
H11Proのメニュー一覧
スポーツ
スポーツの記録
心拍数
SpO2
ステップ
方位磁針
睡眠
ダイヤルに
レコードを呼び
連絡先
カレンダー
天気
カメラ
音楽
音声アシスタント
位置
アラーム クロック
ストップウォッチ
月経周期
電卓
ゲーム
タイマー
手首を上げてデバイスを点灯します
携帯を探す
点灯時間 05s~60s 常時表示ディスプレイ
言語
名刺
WeChat
QQ
Facebook
Twitter
WhatsApp
Instagram
タイムゾーン
呼吸訓練
QRコード
設定
内部のシステムは別の記事で紹介している「Hello Watch 2」とベースは同じだ。異常な数のスポーツメニューが特徴となっている。
H11Proの運動をチェック
H11Proは175種類のトレーニングメニューが搭載されている。
H11Proのウォーキングをチェック
H11Proの「スポーツ」に関する機能はGPS非搭載のため、ルート管理や記録ができない。
スマホ側でも特にGPSを使って移動ルートを保存することができないので、175種類のスポーツメニューはただの飾りで、時間やカロリー消費の予測しかできない。
一応目標が設定できたりもするが、機能としては凄くシンプルだ。
H11Proの健康管理をチェック
H11Proは睡眠、心拍数、SpO2、呼吸訓練などがチェックできる。
H11Proのヘルスケア全体をチェック
H11Proのヘルスケアに関わる部分も機能としては少なく、心拍数や血中酸素(SpO2)、そして睡眠時の計測が主な機能だ。
血中酸素はアプリ側では項目がなく、ウォッチ側のみでの計測となる。
H11Proのバッテリー持ちをチェック
H11Proのバッテリー性能をチェック
H11Proのバッテリーは容量は220mAhと少な目で最大3日程度となっている。実際に使った感覚でも同じくらいだ。
充電速度は遅く、満充電まで3時間以上かかる。
H11Proの文字盤をチェック
H11Proのウォッチフェイスは209種類ある。(2023/6/11時点)
発色は悪くなく、特に写真を背景に使いデジタル時計として使うと個性が出ておもしろい。
ただ、全体的にウォッチフェイスのクオリティは低め。
ポップなデザインが多いので女性や子供向けかな。
Hello Watch 2では権利的にアウトなウォッチフェイスが多くあったが、H11Proはほとんど見当たらない。残念だ。
ほんの一部だが個性的なウォッチフェイス(中にはコピーしたデザインもある)が揃っている。
ただし、全体的にデザインの質は低めで、とりあえず数を用意しましたと言う感じ。
H11Proのメリット
H11Proを実際に使ってみて分かったメリット
ボディは軽く見た目もスポーティ!
3,000円台という価格で一通りできる機能性!
通知の振動やポップアップがちゃんと来る!
ウォッチフェイスが200種類近くある!
Apple Watch用のバンドが装着可能!
ボディは軽く見た目もスポーティ!
H11Proは他のApple Watch 8に比べてボディのクオリティは低く、正直安っぽさはある。
3,000円台という価格で一通りできる機能性!
価格は3,000円台で機能も限定的ではあるが、スマートウォッチを試してみたい初心者には良いのかもしれない。
軽いし邪魔にならないのでスポーツには向いている。
Apple Watch用のバンドが装着可能!
H11ProはApple Watch用のバンドが装着できる。カジュアル、フォーマル関係なくバンドを付け替えることで雰囲気が変えられるのでカスタムが楽しい。
H11Proのデメリット
▼デメリット
Suica非対応&GPS非搭載!
やっぱりApple Watch用ケースは使えない!
バッテリーの持ちが微妙!
ウォッチフェイスがダサい!
通知が来ないことがある!
外観も中身も作りに不安がある!
Suica非対応&GPS非搭載!
H11Proはデザインや機能も価格以上なのだが、残念ながらSuicaは使えない。今後も使えることはないだろう。
さらにGPSも非搭載なのでスマートウォッチを使ったルート案内、トレーニングでルート記録をするなどはできない。
やっぱりApple Watch用ケースは使えない!
H11ProはApple Watch用のバンドは装着できるが、ケースは難しい。試しにLISAMER 対応 Apple Watch ケースを購入してみたが、装着こそできたもののダイヤルクラウンが回らなくなってしまった。
外観も中身も作りに不安がある!
H11Proは販売ページに「IP68」と防水防塵性能をうたっている。
しかしそれには懐疑的だ。個人的に水没すると思って使用した方がいいと思う。
H11Proの口コミ・評判をチェック
H11Proのクチコミ(男性)
H11Proの評価まとめ
H11Proの価格は3,000円台ではあるものの安すぎることもない。
それくらいならAmazonでも良く分からないスマートウォッチはあるし、3COINS+Plusでもデバイスウォッチという3,300円で購入できる物がある。
▼H11Proの総合評価は下記のとおり
満足度 ★★☆☆☆
デザイン ★★★☆☆
付け心地 ★★★☆☆
基本動作(快適さ) ★★★☆☆
GPS性能※非搭載 ☆☆☆☆☆
画面表示&綺麗さ ★★★☆☆
バッテリー ★★☆☆☆
防水性能 ★★★☆☆
H11Proはクローンとして見れば特徴の少ないスマートウォッチだ。
H11Proのウォッチフェイスがもっと洗練されれば見方は変わってくるかもしれない。
とはいえ、H11Proは技適は通過していないため、国内で使う場合は90日以内に留めるなど、詳しくは自身で調べた上で購入してほしい。
筆者の「技適」に関する見解
参考:技適マークのない機器で無線を使っていたので自首してきた。
基本的に自宅内での使用に留め、救急とか消防とかの無線を妨害することがないように努めます。
【動画で観る】H11Pro のレビュー
H11Proの価格とお得に買う方法
H11Proの販売価格は以下のとおり
H11Proの本体価格は、各販売店で違うので自分に合ったお得なお店で購入してみよう。
また、AliExpressは中国のサイト、中国の出品者が販売しているため、トラブルが発生しても日本国内のようにサポートを受けられる可能性は低い。
利用する場合は慎重に決めてほしい。