幸せな悩み
ルワンダに来て初めて寒さを体感したオバラです。
みなさん悩みはありますか?悩んだことはありますか?
大体の方が何かに悩んだ経験があるのではないかと思います。
私はこの歳にして初めて悩んでいるかもしれません。
と言うのも、今までは悩みを悩みと思っていなかったからです。
さて、今回の題は「幸せな悩み」とさせていただきましたが、そもそも悩みに幸せも不幸せもあるのか!って話ですよね。
結論から言うと、幸せも不幸せもないと考えています。表現として伝わりやすくするために幸せと表現しています。
「悩み」と言う言葉を聞いてみなさんはどんなイメージをするでしょうか?
私はルワンダに来て、自分が悩んでいるかもしれないと気がつくことができて「悩み」「悩む」という言葉に対するイメージが変わりました。
今回はそのことについてお伝えできたらと思います。
ルワンダで生活し初めて2ヶ月が経とうとしています。
自動販売機はない。コンビニはない。家に洗濯機はない。注文してから15分くらいで提供できる飲食店はない。
挙げだしたらキリがないほど、日本にあって当然なものがここにはありません。
まあ、そんなことは最初から覚悟してきているためそこまで苦に感じることはないです。
しかし、そういった状況に直面すると日本がいかに豊かであるか考えてしまうのは事実です。
そして、日本という国だけではなく、日本人という人自体が豊かであると感じています。
このように感じることができたことが、今回の「悩み」へのイメージの変革につながっています。
前の投稿にも書いた通り私には夢があり、その夢の構想、それに付け加えてやってみたいことなどがどんどん大きく膨らんでいきます。
こういうこともできそう。これも面白そう。こういうことをするならこれに関連してそう。などさまざまなイメージができているからだと思います。
加えて、私たちのように日本人が外国に協力しにいくのは、現状よりもっと良い状況、現在のやり方より良い方法、もっと効率的な方法を知っているからだと思います。
では、なぜ日本人はイメージができるのか、知っているのか考えてみました。
体系化された教育を受けられる。色々な大人を見ることができる。メディアが発達している。情報が手に入れやすい。たくさんの理由が考えられます。
日本人にはたくさんの経験・知識があったり、自分のイメージを具現化できる力、具現化しようとする姿勢、環境を変えようとする思い、より良くしたいという願いなどがあり、これが悩みを生み出すのではないかと感じています。
一方でルワンダはどうでしょうか。
全員が当てはまるわけではないでしょうが、「ものがないからできない。」以前の問題で、どのような状況にするべきなのか、どうした方が自分たちの望むゴールに辿り着けるのかイメージができていないように感じます。
それに加えて、今の生活がずっと続くことを望んでいるように感じます。ある程度の収入、ある程度の生活が確保されている現状に満足している様子が伺えます。要するにストレートに言うと、変わることを望んでいないということです。
この差から、改めて「幸せ」は人それぞれの形だし、国によって違いを感じられるなあと思わされました。
日本でも、何も変えなくても、何も変わらなくても生活できると思います。
自分から悩みを持ちに行っていると言っても過言ではないでしょう。
しかし、もっと良いものに、もっと楽に、もっと楽しく、たくさんの思い・願いのために生活し悩みを持てる私たちはわがままで、ある意味「幸せ・豊か」なのではないかと感じさせられました。
日本から遠く離れた地でも、日本人らしい悩みを持てるって幸せだなとマインドセットして活動していきます。
それではまた!
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