例の軽石完全に理解した(い)~現在までに分かっていること~
はじめに
この記事に書かれていることは,全部「既に世の中に出ていて,調べればわかること」です.
業務上知り得た情報は一切ありません.インターネット上にある情報しか使ってません.
1986年(以前)の噴火に関する研究で公表されている論文,各種報道,素晴らしきツイッター有志の方々の情報提供,をまとめて現在までに福徳岡ノ場2021年噴火の軽石が「これまでどう動いてきたか」を備忘録として束ねて,今後の予測として言われていることについても簡単にまとめておくことを目的としています.
以下,引用に関して,論文や報道記事の引用に関してはリンク機能でURL等の特定情報を明記して引用要件を満たした形で,Twitterの引用はnoteの埋め込み機能を使っての引用を行います.
8月13日に伊豆小笠原島弧の南の方,南硫黄島の近くにある福徳岡ノ場という海底火山が噴火しました.
噴火当時に気象衛星ひまわりからも噴煙の様子が確認できたため,Twitterでは実況班がたいそう盛り上がっていたのをご覧になった方もいるかもしれません.当時の熱狂に関してはTogetterにまとめたものがあるのでそちらをご覧ください.10月頭から大東島,喜界島,奄美大島,沖縄本島と南西諸島に次々と軽石が漂着し,10月20日ごろから船の航行に支障を来す「災害」となり,県が対策に乗り出す事態となりつつあります.
インターネット上には様々な角度からの情報が錯綜していますので,主に自分用の備忘録として,以下に記録の整理を行います.
福徳岡ノ場の概要
福徳岡ノ場は関東の遥か南で沖縄の遥か東,伊豆小笠原島弧と呼ばれる島々の南の方にあります.国土地理院の地理院地図で表示するとこんな場所にあります(詳しい場所は北緯24°17.1′ 東経141°28.9′ 海上保安庁DBなど).
記録の残っている噴火として,1904~1905年☆,1914年☆,1986年☆,2005年,2010年に噴火しており,今回2021年8月13日に大規模なプリニー式噴火を起こしました.噴火は,地元の漁師さんによると朝4時半ごろから始まり,気象庁発表では16日朝3時以降は噴煙が確認できていないとのこと.
産業技術総合研究所の研究では今回の噴火では1~5億m3の軽石や火山灰が放出されたとされており,戦後最大級と言われています(「福徳岡ノ場」噴火、戦後最大級と判明 桜島「大正噴火」に次ぐ規模).過去の☆の着いた噴火の際には新島が出来ていたのですが,いずれの場合も数ヶ月で消失したとのこと.今回の噴火でも()のような形の新島が形成されたものの,10月20日には東側の新島が消滅,西側も小さくなっており,遠からず消滅すると考えられています.10月15日に朝日新聞がヘリコプターで新島を近くから観察した映像を記事として公表しており,島の断面は黄土色と茶色のシマシマ,残っている部分もまだアツアツで,波が被ると湯気が出るような大迫力の映像が(無料で!)見られます.
軽石筏の衛星観測
海底火山の噴火で大量に軽石が噴き出した際に,海上に浮かぶ軽石が一連の塊になって流れていく現象があります.生物がそれと一緒に流れていく場合などもあり,筏になぞらえて軽石筏(pumice raft)と呼ばれています.Bryan et al. (2012) のまとめによると,ここ200年で20回ほど(その後トンガで1回,今回の福徳岡ノ場で1回)発生しており,下記の図の通り世界のあらゆる海域で長距離の軽石漂流があったとされています(下図はBryan et al. 2012よりCCライセンスのもとで引用).つまり,規模にもよるけど,世界的に見れば10年に1回くらいは起きている現象.
今回の噴火では,早い段階(大規模な噴煙が晴れる,或いは軽石筏が噴煙直下から顔を出し始めるころ)から,衛星画像として軽石筏が観察されており,F.IKGM(Twitter@geoign)さんの見積もりでは15日には400平方キロメートルにも及んでいたとか.SUGOI DEKAI.
その後10月5日の北大東島での漂着を皮切りに南西諸島各地で漂着が報告されてるのですが,主に台風16号(ミンドゥル)の所為でかなりちぎれていたようで大東島への漂着を衛星観測できちっと追うのはしんどかったようです.
10月30日にはJAXAが観測衛星「しきさい」で撮影した高解像度の画像を8月13日ぶんから公開開始.また,同日F.IKGM氏によって,噴火以降の軽石筏の分布を可能な限りトレースしたシェープファイルもGithubで公開開始(使用には注意事項を必読).
軽石漂流のシミュレーション
主に沖縄本島に大規模な漂着が起きた10月20日以降なのですが,軽石漂流のシミュレーション研究がいくつか公開されました.
はじめに公開されたのは国立研究開発法人海洋研究開発機構の美山研究員によるもの.10月22日のNHK NEWS WATCH9で取材が紹介されると,Twitterに本人降臨! 11月30日には本州・関東にもやってくる(かもしれない)というシミュレーション結果を開示されています.11月中の10日刻みの結果は10/25のNHKの記事の後半で公開されています.また,10月28日づけのJAMSTECトピックス記事では漂流シミュレーションの動画も紹介しています.
11/28にはウェザーニュースがシミュレーション結果を公表.こちらも11月20日頃には関東沖合に来るような予想がされています.
美山さんのシミュレーションでは福徳岡ノ場から直接北上していく流れ(1986年には観測有り,今回はたぶん無し)が見られる一方で,ウェザーニュースではそれが見られずまっすぐ西に向かっているという違いがありますが,細かな条件については(少なくとも公表されているレベルでは)不明.11月頃に答え合わせがあるのかないのか.
流れ着いている軽石についてのアレコレ
2021年10月5日,北大東島の情報発信アカウント(Twitter@ufuagari_jima)から,北大東島の沖縄海(入植者の方が沖縄本土の海を懐かしんで作った人工プール)に多量の軽石が打ち上げられている様子をツイートしました.恐らく今回SNSに初めて漂着軽石が報告された瞬間.因みにすぐ近くの南大東島からは特にツイートが見当たらなかったのですが,沖縄タイムスの記事などによると南大東島にも漂着しているとのこと.
その後,10月10日には喜界島,12日奄美大島,13日沖縄本島(東海岸)&久米島,14日与論島,18日沖縄本島(西海岸・今帰仁),19日徳之島と,南西諸島の様々な島から軽石漂着の報告がなされてきます.当初は比較的落ち着いた感じで,一部では漁船がトラブルを起こしているような話も出ていたのですが,Twitter上の反応は「オモシロ地学現象」に興味津々の方が多かったように思います.しかし,最初に漂着が報告されたものは,大体軽石筏の先の方だったり,大きな塊から外れてきたものだったようで,20日頃に沖縄本島に「本隊」的なものが流れ着いてから流れは一気に「被害」へと傾いて行きます.
10月31日までで確認されている軽石の漂流・漂着状況をざっくり地図にまとめると下記のような感じです(地図は地理院地図より).
漂着軽石の特徴
8月22日に気象庁の観測船「啓風丸」によって軽石が採取されています.その軽石の化学組成に関しては,産業技術総合研究所が全岩化学組成の測定レポートを公開しています.レポートには下記の写真が掲載されていて,全体的に灰色のなかに黒いスポットがぽつぽつと見られる(後にSNSでチョコチップクッキーと呼ばれるようになる)ものです.化学組成としてはSiO2が61.5-62.8%,Na2O+K2Oが8.9-9.6%(この2つの指標は火山岩の分類によく使われる).粗面岩と呼ばれるアルカリに富んだ岩石に分類され,1986年やそれ以前に福徳岡ノ場から放出された軽石とほぼ同じ組成です.
一方,南西諸島に漂着している軽石は数が多いためか,いくつかのバリエーションが報告されています.ざっくり見ると,
①チョコチップクッキー(クッキー&クリーム)なものが最も多い
②ツヤがある(飴色をしている)もので気泡が大きいもの
③黒いモノ(これは変形してたりしてなかったり)
④全体としてバンド構造を示すようなもの
⑤急冷してゴツゴツした組織を残しているもの
あたりがあるもよう.
灰色部分と黒い部分では軽石の内部組織がだいぶ違うというのが,早速顕微鏡観察で見られています.
因みにサイズは大きなモノで40cm越えのまま打ち上げられていたものもあるそうです.SUGOI DEKAI.
入っている鉱物に関しては,単斜輝石,かんらん石,斜長石が主なもので,斑晶サイズは数ミリに達するものもあります.この辺りは1986年の噴火の際の軽石研究でも報告されています.
また,軽石と一緒に移動してくる生き物も観察されています.
各地に漂着する軽石にはエボシガイの一種が1cm弱のサイズで付着しているのが観察されています.
沿岸部や湾内への軽石の大量流入に伴って,本来なら沖合で暮らしているアミモンガラの稚魚が漁港内で観察されています.下記の写真は沖縄タイムスの記事で紹介されている,軽石の下に群れを成しているアミモンガラの様子.黒いつぶつぶが全部そう,と言われると驚きます.
因みに,軽石の安全性,という話からは少しズレてくるように思うのですが,軽石の中で泳ぐとどうなるのか,というのを実践された方のYoutube動画がこちら.波間に浮いてる軽石の殆どは数ミリサイズで非常に小さいので,耳や鼻から入り放題なんですよね…….これは,科学的にというよりは単純に異物取り込みの意味で危ない.
漂着軽石今昔(1986年の記録との比較)
1986年の噴火でも軽石の漂着が確認されています.
まずは軽石漂着のタイムラインを整理してみましょう.吉田ほか(1987, 核理研研究報告)・加藤(1988,火山)に出てきた軽石漂着情報はこの地図の通りです.太平洋1300kmの旅に,前回は4ヶ月(今回は2ヶ月弱)と,随分時間スケールが違いますね.これは,86年が1~5月,今回が8~10月という季節の違いがあるように思います.内山ほか(2016,土木学会論文集B2)では沖縄本島近海の黒潮反流の季節変動を調べており,黒潮反流は温暖な時期に強化・寒冷な時期に弱化すると述べています.沖縄本島近海の話がどれくらい遠方まで共通事項として考えられるのかはちょっと勉強不足なのですが,夏の時期に来た今年の軽石が速かったこととは整合性がありますね.
軽石の量について.10月26日の沖縄タイムスの記事で加藤祐三先生がコメントされていますが,「今回は桁違いの量」とされています.86年噴火の際には砂浜に軽石の線が出来るくらいで済んでいたようで,加藤(2009)「軽石~海底火山からのメッセージ~」には当時の様子の写真が掲載されています.
軽石の中身について.軽石に含まれている鉱物(かんらん石・単斜輝石・斜長石)に関しては,基本的に86年噴火で記録されていたものと同じ種類です.灰色の石基に黒いぽつぽつが含まれているチョコチップクッキーな見た目も前回のものと同じです.また,産業技術総合研究所のレポートで述べられている通り,軽石全体の化学組成も86年の噴火とほぼ同じものであることがわかっています.沖縄県の海外防災課では「どんな成分か安全性が分からない」として,「拾って良いか」という問い合わせには拾うのを控えるよう答えているそうです.実際メルカリで売り買いされているのを見ると「う~ん」という感じではあるのですが,メルカリ出品の価格帯はほぼ「送料・手間賃」くらいのものでリーズナブルな印象はありました.
閑話休題.軽石のバリエーションがある,という話ですが,86年噴火の軽石に関してもやはり明るい色~暗い色のバリエーションがあったようです.加藤(1988)などでも「暗灰色のものがあった」という記述と,暗灰色のものでは黒いぽつぽつが色的に見分けがつきづらい,という旨の記述がありました.ですので,これに関しては今回「黒い」と言われている軽石のことを指していると見てよいでしょう.
さらに,化学組成についても当時調べられています.加藤(1988)では色の違いを踏まえて化学組成を報告しているのですが,色の濃い薄いに関係なくほぼ同じ組成なので,一般論としての「黒っぽい岩の方がSiO2に乏しい組成をしている」という話ではない,というのは興味深いですね.加藤(2009)の著書内では,白~灰色の軽石は小さな泡が多いために乱反射が多くて白くみえているのではないか,と述べられていますが,詳細についてまだ決めてとなるような話はなさそうです.
軽石漂着による被害アレコレ
基本的には3つの観点で被害が出ています。①観光面 ②船舶航行 ③養殖漁業
①についてですが、沖縄本島に関して、琉球観光コンベンションビューローの聞き取り調査によると、修学旅行のキャンセルや日程変更が生じたり、ウェディングの撮影場所変更が生じているとのことです。白い砂浜でのウェディングフォトを考えていたケースで場所を変えるのはわからないでもないのですが、修学旅行がこの一大イベントにぶち当たるのは理科教育的な観点ではなかなかない「チャンス」なんじゃないのって思うんですけどね。他にも、与論島でもかなり早期の段階から、観光のことを考えて軽石撤去に取り組んでいます。
10月から飲食店の営業制限(酒類提供)が緩んで、さあ観光産業の逆襲のターンとなっていたタイミングだけに、これで観光客が減ると言うのはかなり痛手でしょう。
②については、漁船が出られなくなることによる漁業関係者への被害と、交通が止まる離島被害の側面があります。沖縄北部の国頭村辺土名(へんとな)漁港の様子が特にピックアップされていますが,漁船が出られないというのは非常に大きな問題(リンク先,軽石撤去のビフォーアフターの写真がすごい).
交通に関しては、特にニュースで取り沙汰されたのが南城市の沖合にある久高島の、2021年衆議院選挙開票についてです。定期フェリーの運行が止まったことにより、10月31日、本来なら投票締め切り後に定期フェリーで運搬するはずだった投票箱をどう扱うべきか問題が発生しました。10月31日お昼頃の段階では、自衛隊のヘリコプターで運ぶ案が出ていましたが、最終的にはお昼過ぎに軽石の撤去作業がある程度進み、高速船運行が可能となったので、当初の予定通り高速船で運搬を行うことになりました。この他、もちろんインフラとしての定期フェリーが止まったことによって、物資運搬が滞っており、医療物資などの必須品の供給が危ぶまれていました。久高島は10月31日に高速船の運行は復活したものの,フェリーの運航はまだ難しかったとのこと.11月2日現在高速船の運航は目処が立っているものの,フェリーニ関しては約2週間の撤去作業の進行状況次第と言うことの様子.久高島に関しては,軽石が埋めている港に珊瑚礁のエリアがあって機械除去が難しいという問題もあるようです.
③については、NHKのニュースで10月25日に話題になっていましたが、養殖魚が軽石を誤飲して死んでしまう件があったとのことです。野生だとそうはならない(少なくとも軽石筏に伴って魚が大量死するというような話はない)ので、養殖用の餌ペレットが軽石と似ているのがマズかったのでは、とか言われています。
他にもモズクの養殖に関して、コレは結局船を出せないという話ではあるのですが,丁度10月下旬に種づけをした養殖網を海中に設置する作業が始まるとのことで,タイミングピンズドでアカンという話のようです.国内生産の99%を占める沖縄への影響は大きいとみられます.
軽石災害に関して,11月2日現在でいくつか対抗プランが動き始めています.
国土交通省港湾局では漂流軽石回収技術検討ワーキンググループを設置,軽石が漂着した際の対応技術などをとりまとめて港湾管理者等との情報共有を進める体制を作ります(11/5が第一回検討会).
また,国頭村では,今回の件で打撃を受けた漁協組合員に対して,過去5年間の水揚げ高を参考に漁に出られなかった期間の損失を算出し,一部を支援金として支給する補正予算案を組むことになりました.
また,松野官房長官は今後の軽石除去事業について,既存の災害復旧事業等の枠組みを適用出来る見解を述べています.
漂着した軽石のその後
実際このあと軽石がどうなるか,というのは不確定性が多いので誰も確かなことは言えないのですが,奄美大島では10月17日ごろに北風が吹き始めたのを境に,漂着していた軽石が一気に流れ去ったという報告があります.
漂着軽石の性質といっても良いと思うのですが,満潮時の波打ち際に列を作って積もるようなことはあるものの,それより海側に関しては波が来たら浮かんで一緒に引いていくようで,殆ど残りません.なので,浮かんでいる軽石がどこかへ流れ去ってくれれば,週~月単位で割とさくっと無くなるんじゃないかという見通しが立ちつつあります.
沖縄本島の海岸を定期的にみてらっしゃるネコのわくわく自然教室さん(Twitter@NecoWaku)の観察としても,新たに漂着してこない場所では1~2週間の時間スケールで目に見えて少なくなっていっているとのことです.
港湾に大量に流れ込んでいた大宜見村(沖縄本島)では,モコさん(Twitter@mocom1975)が流出前後の写真をツイートされています.26日には軽石で埋め尽くされていた港湾が,30日の朝には消え去っていたとのこと.特に人の手による撤去作業をしていないのに,殆どの軽石が流れ去ってしまったとのことです.この件は10月31日の沖縄タイムスでも取り上げられていましたね.ただし30日の夕方にはまた流入があったらしく,小さな筏(といっても一つの港湾から見ると十分な量)が来ると状況は変わってしまうようですね.
現在撤去作業が行われている国頭村の辺土名漁港でも,29日に撤去作業を開始したNHKニュースの空撮と,30日にフェンスを設置しているニュースの空撮を見比べると,恐らく撤去作業とはあまり関係ないエリアに浮かんでいた軽石がごそっと無くなっていますね.
因みに,同じ場所の25日の空撮もニュース映像から確認できるのですが,この時は29~30に出入りのあったエリアはそもそもあまり軽石が浮いていない.恐らく25日はまだ沖合から軽石が流れ着いてくる途中の段階だったので,ここから流入と流出が僅か数日の間に起きているという話なのかなと思います.
とはいえ,潮が効いているのか風が効いているのか,詳細はよく分からないので,押し寄せるのがひとまず止まったら,人の手で撤去することで減少を加速させるのはアリなのでしょうという気も.
軽石が見たい
ニュースでさんざん流れた軽石の実物を見たい,という方もおられるだろう.2021年11月頭で,軽石を実際に見る方法は3(4)つある.
1.漂着しているところへ行く
沖縄や奄美大島へ行くのが一番てっとりばやいし,現地の観光業も潤うのでオススメです.那覇や奄美大島(名瀬)はホテルも沢山あり,観光計画を練るのも比較的簡単です.但しフェリーで行く場合の運航状況は軽石の影響を気にする必要があるかもしれません.
那覇のすぐ東,南城市では,2021年7月から放送中の白い砂のアクアトープの聖地巡礼も出来ますし,同作品内で何度も登場したあざまサンサンビーチ(下記写真)にも軽石の漂着が確認されています.現地の方が必死で撤去作業をしている漁港などを冷やかすのはよろしくないですが,沖縄の海岸の殆どに漂着しているのでレンタカーで回れば結構簡単に見られるはず(ただし,一部既に流出して殆ど無くなっているような場所もある).
因みに沖縄に行く際には,事前PCRで陰性を確定させるか,ワクチン接種を証明する書類を持って行くかで,那覇空港で青いリストバンドを貰うと圏内で色々優遇措置(オキナワブルーパワー)もあります!
2.(オススメしない)通販で買う
いや,居るんですよ何でも売っちゃう人…….その辺の石を売るという行為,法律的にも微妙な感じなのであまりオススメしませんが,前述の通りメルカリとかにあるので.
3.展示されているところへ見に行く(関東)
虎ノ門にある気象科学館では,気象庁の観測船が海からすくい上げた特大軽石の展示を開始したそうです(多分8月22日のもの).
また,神奈川県の平塚市博物館では,今回の軽石ではないものの,1991年に平塚市に漂着した軽石の展示が行われています.
[参考] 各所の福徳岡ノ場情報まとめサイトなど
産業技術総合研究所 福徳岡ノ場火山2021年
気象庁 福徳岡ノ場の軽石漂流の関連情報
気象庁 全国の活火山活動履歴等 福徳岡ノ場[ふくとくおかのば] Fukutoku-Oka-no-Ba
JAXA 衛星「しきさい」(GCOM-C)による軽石観測画像について
JAXA 衛星「しきさい」(GCOM-C)による軽石観測情報
JAXA 福徳岡ノ場の噴火と新島~衛星観測による新島形成・変色水・軽石・火山ガス・噴煙の把握~
JAXA ひまわりモニタ
海上保安庁 海域火山データベース福徳岡ノ場
海上保安庁第十一管区海上保安本部による(なるべく)毎日飛行機で軽石観測するやつ(直近二回分のみ)
F. IKGM氏による衛星画像による軽石筏のトラッキングファイル公開(※利用には注意事項有)
Amazon.co.jp 軽石―海底火山からのメッセージ
変更履歴
11/2 久高島のフェリー・高速船についての追記.災害対応に関してのアクションプランを追記.
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