俺の一人卒業旅行(いざ離島へ)
卒論を提出した後、最後のモラトリアムを謳歌するべく、俺は今九州に来ている
関西から九州までバイクで下道を走って来ただけなのだが、九州に上陸しただけで、妙に達成感があった
今まで何度も九州には来たことはあったが、大学最後の特別な瞬間に訪れた土地だからか、妙に感慨深く、哀愁漂う気持ちをまとっていた
これからが旅の始まりなのだが
さて、九州に上陸したこれからの予定だが、行先は決まっていた
離島である
まずは博多湾からフェリーに乗って対馬を目指すことにした
夜中からフェリーが出ており、船の上で一夜を明かすことができるのである
宿を探す手間も省けて非常に良い
フェリーの乗船時間まではかなりの時間が余っており、また九州上陸の門司から博多まではそこそこ距離があったので、途中色々なところをぶらぶらすることにした
まずは小倉城
かっちょいい
残念ながら自分が行った時期は改修中でいろんなところに掘っ建て小屋や柵があったりして、作業中感がすさまじかったが、やはりかっこいい
外観の良さで言ったらかなり強い城の一つだと思う
正門から入ると、アレ?意外とこんなもんという感じの印象があったりはするものの、上で挙げたような写真の角度からお城を見ると、超立派!と感じせられるのである
見せ方の威力ってすごいよなと思ったりする
その後は、宗像大社に寄る
自分が宗像大社につくころには暗くなってしまったので、あまり観光は出来なかったが、とても雰囲気の良いところだと感じた
パワーを感じるスポットだ
特に、奈良の飛鳥周辺の遺跡で感じるようなパワーを宗像大社でも感じた
邪馬台国九州説が存在することから考えて、やはり何か通ずるものがあるのかもしれないと感じるのであった
さあ、すっかり夜も暗くなり、することもなくなってきたので、フェリー乗り場に向かう
寒い
やはり日が沈むと一気に冷える
足早にフェリーターミナルに付き、チケットを買う
待ち時間にラーメンでも食べに行こうとしたが、近場に店が少なく、お腹の空きも微妙だったので、コンビニで最低限の食料を補給して船に乗り込むことにした
対馬に行ったら補給が大変そうなので、調達を前もってしておく
当然ガソリンも満タンにしておく
離島は、ガソリン代が高いのである
抜け目なく、準備を済ませる
そして、出港時間になる
いざ、対馬へ
対馬には二つの玄関口があり、自分は南側の厳原港で降りるチケットを買った
フェリーで夜を明かす
全く人が乗っていなかったので、雑魚寝ルームがほぼ貸し切り状態であった
今までのネカフェ睡眠と比べてなんと快適なことか
ぐっすりと睡眠をとることができ、早朝、対馬につく
ついに、対馬に来た
ただし、思うことがあった
対馬に来た最初の感想は、どんよりしているな、だった
走ってる最中に晴れたが、それでもなんかスカッとしないなという感じだった
ちなみに、後で五島に行って、五島をべた褒めするつもりなので、その比較のための前振りだとしても、やはり対馬はなにかしらの目的がなければ、一生訪れなさそうな島だなぁと感じた
今回、では、なぜ自分が対馬に訪れたのかというと、ここに来るためであった
金田城である
ご存じだろうか?
自分も続百名城に選ばれて初めて知った城なのだが、ここのスタンプを押しに来るために来たのだった
平日というのもあったのであろう、金田城に来ているのは自分ひとりだった
やはり、なかなか対馬に来るというのもあれだが、金田城に来るという人も珍しいのだろうなと思いつつ、城のてっぺんまで登った後に下っていると、石垣のあるところで、数人の人と遭遇した
なんと、教育委員会の人であった
すごい偶然だが、どうやら石垣の修復を行うための視察だったようで、ガイドのような形で、お城見学をされていたので、時間があった自分は少しお邪魔させてもらった
金田城は7世紀につくられたお城なのだが、石垣の高さが高く、当時の土木技術は僕らが想像している以上に高いらしいのであった
朝鮮の土木技術も入ってきていたりして、見る目を変えると面白いらしいことを学んだ
ただ漠然とお城に訪れるだけでは感じられない視点を持たせてくれたので、すごくいい出会いだった
ちなみに山頂から眺める対馬の景色はめっちゃリアス式海岸である
そして、城見学を終え、スタンプを押し、後はすることがないので、北側の先っちょに行って韓国でも眺めに行った
対馬はひたすら南北に長い
移動は予想以上に時間がかかった
そして、韓国が見える岬に付いたのだが、そこは韓国人の巣窟であった
日本人は自分だけだった
韓国からは片道3000円で対馬に来れるからであろう
北側の港の比田勝港は韓国の侵略がすさまじいというのを聞いてはいたが、想像以上だなと感じた
そこかしこにハングル文字があり、何だここはという感じの気分にさせられる
嫌韓な人間が来たら発狂間違いないの場所である
自分も嫌韓アレルギーを発症しそうになったが、しかしよく考えたら、対馬とかいうあまりにも観光資源に乏しすぎるスポットに、自分の国から近いからというだけでいっぱい来る韓国人たち、かわいすぎやろ、という気分になったので、そんなに毛嫌いするモノでもないだろうと思えるようになった
ぶっちゃけ、日本人からすると観光地としては魅力がなさ過ぎて、全く行かなさすぎるスポットなので、むしろあそこに観光に行ってくれてるだけありがたすぎる存在とすら思える
まあ、あくまで観光という観点だけで見た話だが、、、
ちなみに、走っている最中につしまやまねこらしき猫を見た
最初は何かよくわからなかったが、後から思えば思うほど幸運だったのかもしれない
ただし、見たのは一瞬のタイミングだったので、写真は撮れなかった
さて、対馬のターンは終わり、最初と同じ、厳原から博多港に戻る
次の目的地は五島列島である
五島列島は長崎の島なので、長崎に行かないといけないと思いきや博多湾からフェリーが出ているのである
なので、そのまま、博多湾から次は五島行きのチケットを買う
ちなみに、対馬も長崎県である
全然知らなさすぎて、対馬の現地の人に教えてもらってビビり散らかした
知らないことが多いなぁ~
旅をしていると思わぬところで知ることがいっぱいあるんだねぇ
さて、次は、博多湾からフェリーで五島に行く
行先は福江島である
ここにも福江城というお城が続百名城に選ばれているので、訪れることになった
しかし、五島列島に関しては、訪れて初めて思ったが、ゼッタイまた訪れたいと思う場所だった
対馬のイメージが刻まれたため、離島への期待感はほぼゼロになっていたが、間違っていた
五島列島はすごく素敵な場所であった
写真がなくて恐縮だが、海が意味不明なレベルできれいなのである
海の水ってこんなに透き通ってたっけ?って思うレベルである
まさか、沖縄でもないのに、海にここまで感動できるとは思わないだろう
海が、きれいすぎる
また、いたるところに教会があって、おしゃれどが極まっているのである
ちなみに、日本式城郭や、武家屋敷の町並みも共存していて、
謎過ぎる場所である
ただ、全く気にならないので、調和していているのがさらに面白いのである
城の中にあるお屋敷がすごく見ごたえがあって、特に自分は好きなのはこれである
くさびを飾り模様にして遊ぶ装飾がとてもおしゃれで俺もこれやりたいとなった
カメとかウサギとか、おっしゃれーな屋敷が200円で見れるのである
これは見ごたえありである
また、五島は広い
西の方にとりあえず行こうとして、あったのがコレ
遣唐使、最果ての地
遣唐使、こんなとこまで来とったんか、、、
あ、中国までいってるんだからそらそうやな
ちなみに地図で見るとわかるが、どう考えても朝鮮半島の方が近い
それなのにわざわざ東シナ海を突っ切るというのがなかなかロックな航海しているなぁって感じた
ここに来なければ、自分の中で東シナ海ってどんな感じ?っていうものの感覚を掴めなかったとおもう
遣唐使も
五島は見どころが多すぎて、対馬にちょっと一部でもその魅力分けてやってくれぇと思うほどである
また行きたい島だ
いや、ゼッタイ行く
さて、五島列島から長崎行のフェリーも出ているので、帰りは、長崎行のフェリーに乗るのである
長崎に付いたら絶妙に日が沈みかける手前だったので、せっかくだから夜景を見ることにした
すんごいデートスポットで、夜風が寒かったが、離島を満喫してきた締めくくりにはちょうど良かった
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