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【小説】消えた島の秘密②|地球図書館1

地球図書館。それは、この星が紡いできた無数の物語が眠る場所。
大地の裂け目に刻まれた時の流れ、風が運ぶ文明の記憶、そして人々が生きた証。
地理はただの知識ではなく、世界に秘められた無数の物語を読み解く鍵。

さあ、地球が秘める語られざる物語の続きを旅することといたしましょう。



第一章 ーー 南太平洋への旅

飛行機を乗り継ぎ、二人は南太平洋のある小さな島国へと降り立った。ここから、地図にない島へと向かうため、漁師たちに話を聞くことにした。

「そんな島があったなんて話、聞いたことないな……」

一人目の漁師は首を横に振る。

「いや、祖父がそんな話をしていたことがある。昔、嵐の後に島が沈んだって……」

別の漁師が、ぼそりと呟いた。

透真とアリサは顔を見合わせる。

「やっぱり、何かある……」

そして、ついに一人の老人が決定的な証言をする。

「あの島なら、昔は確かにあったさ。だが、今はもう海の底だ……」

彼の言葉が、二人の胸に響いた。

消えた島。その真実を知るために、透真とアリサは漁船を雇い、海へと漕ぎ出した。果たして、その先に待ち受けるものとは——。


(続く)





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