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いざ虎ノ門ヒルズ
2月9日に森ビル主催の「みらまちキャンプ 2025」2日目に参加。
今回は虎ノ門ヒルズでの開催。
詳細はリンク先をご覧ください。
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今回は、安全・安心まちづくりということで、最初に防災井戸へ
最初は防災井戸から水を出している様子。
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次に写真は撮れなかったが、監視カメラだらけの部屋へ。本当に刑事ドラマで見た世界。画面が次々の入れ替わる。治安を守るためとは言え、監視社会の発達を思い知る。
備蓄倉庫にも行った。入っている店舗は、各々準備をしているそうで、備蓄倉庫にあった食料は買い物に来ていた帰宅困難者向けということだ。
最後に煙体験と消火体験の2つの防災体験をして終了。
「みらまちキャンプ」の課題がおもしろい。
「まちまとぺ」と呼ばれるまちあるきの課題なのだが、いくつものおのまとぺのシールがあり、それを感じた場所や場面を記録していく。感じた場所はその場所の音そのものの場合「ざわざわ」のケースもあれば、視覚的な「キラキラ」、感覚的な「ワクワク」などもある。
具体的に我が家の発見でいうと
虎ノ門ヒルズステーションタワーの地下で、見たことのないロボットを発見「わくわく」
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虎ノ門ヒルズ駅は地下鉄なのに大きな広場があって光が入る思わず「ニコニコ」
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虎ノ門ヒルズのビルのガラスで地面に虹ができているよ「うっとり」
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こういう感覚的なフィールドワークって楽しいので、どこかで実装を考えてみたい。
特に、地理教育では長年フィールドワークの重要性が指摘されながらも、なかなかカリキュラムに組むことが難しかったり(教科書を読めばいいと言われる)、フィールドワークといっても必要な箇所の見学だったりする。
でも、フィールドワーク(街を歩く)の楽しさってのは、身体的で感覚的なものだから、それを地図化(表現する)のって難しいなと思っていた。外に出る理由があって、そこから始まるものではなくて、ふらっと出たら街ってこんなに楽しいから始められるフィールドワーク教育を模索したい。最後にそんな気持ちにさせてくれる参考文献をいくつか書いておく。特に、北雄介さんの書籍は、さまざまなフィールドワークの記録方法が載っていておすすめ。
参考文献
北 雄介(2023):『街歩きと都市の様相ー空間体験の全体性を読み解くー』京都大学学術出版会
レベッカ・ソルニット(2019):『迷うことについて』左右社
レベッカ・ソルニット(2017):『ウォークス 歩くことの精神史』左右社
※翻訳者はいずれも東辻賢治郎さん
ミシェル・ド・セルトー(1987):『日常実践のポイエティーク』国文社
→ 2021年に文庫版が出ていて、私はそれを読みました。