初めて落語を面白いと思えた
最近はご無沙汰してますが、落語も好きです。
最初に落語を面白いと思ったきっかけは、月並みですが「笑点」。
確か中2の頃だったと思うんですが。
それ以前から笑点は見ていました。でも、後半の大喜利ばかり見ていて、前半の演芸はあまり興味ありませんでした。
(「円楽のよろずガイダンス」なんてコーナーもありましたが、あれはもっと興味なかったな…笑)
演芸の時間帯は、当時中2の私には、高齢者ターゲットの「古くさい」コーナーに思えたんですな。
しかし、それがある一席を機に一変します。
「粗忽の釘」
この落語を聴いて初めて、うっわ落語って面白い!と、頭をガツンとやられたのでした。
それから、落語を放送するテレビ・ラジオ番組をチェックするようになり、録音してコレクションにしたりして、どんどん落語にはまっていくのでした。
そんなわけで「粗忽の釘」は、私を落語の世界へ招じ入れた重要な噺。それゆえに思い入れが深い噺なのです。
しかし、この噺には、心残りがひとつ。
それは、その「粗忽の釘」を演じた落語家を覚えていないこと!
録音したので、声はよく覚えているのですが、名前を覚えていない。
明快な語り口で、あまり癖はなく、どちらかといえばのんびりした口調。「粗忽の釘」にはぴったりのテンポでした。
1984〜86年あたりの「笑点」に出演して「粗忽の釘」を演じた噺家、といえばほぼ一人に絞られると思うんですが、どなたかご存知ありませんか…?