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ドンキーゴリラ
題名は誤りではありません。
ドンキーゴリラ。
正しい名称です。
↓ゲーム画面がこちらです。
MZ-700という80年代にヒットした8bitパソコンがあります。SHARP製です。そのパソコン用のゲームです。
まあとにかくツッコミどころが多く、今こういうパッケージを販売したら間違いなくアウトになるようなシロモノです(当時でも十分にアウトだったと思いますが…)。
ゴリラは図解するとこんな感じの文字の組み合わせでできていました(MZと違い、noteでは文字幅が揃わないので、このレベルでご勘弁ください)。
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生まれて初めて我が家に導入したパソコンも、MZ-700。この「ドンキーゴリラ」も同時に購入しました。
さて、この「ドンキーゴリラ」ですが、明らかに本家「ドンキーコング」のパクリです。
ただ、本家と若干異なる点がありました。
当時をご存知の方ならお分かりでしょうが、本家「ドンキーコング」の場合、アーケード版とファミコン版には相違がありました。
アーケード版は通常4面ありましたが、ファミコン版は、2面目のベルトコンベアが割愛され計3面になっていました。
そしてこの「ドンキーゴリラ」ですが、なんと5面ありました。
最終4面目の前に、本家にはない独自面が挿入されていたのです。
画面上部で激しく左右に踊り狂うゴリラ。容赦なく無数の樽?を垂直に投げ落としてきます。
一番下のフロアにはプレーヤーが居ます。今のままでは、最上階にいる彼女までたどりつくまでのハシゴが全く存在しません。
天井には何やら変なものがぶら下がっています。似た文字で再現するなら、こんな感じです。
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わけがわかりません。説明書きにもこれが何かは全く触れられてませんでした。
試行錯誤の末、ジャンプしてこれを引っ張ると、♠の形のミサイル?が発射され、ゴリラに当てる、というシューティングスタイルになっていることが分かりました。
♠がゴリラに当たると、ゴリラがショックを受けて尻もちをつき、その衝撃で、上から少しずつハシゴが降りてくる、という謎仕様。
そんな無茶設定も含めて、当時の私には十分に楽しめました。
懐かしいですね、8bitパソコン時代。
ファミコン登場世代にしては、あまりゲームは得意ではなく、人生の中でゲームに費やした時間はあまり多くありません。そんな私が #心に残ったゲーム というテーマで書くとすれば、真っ先に思いつくゲームが、こんなゲームだったというわけです。