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1日で3種類のウイルスについてカタをつけてきた
新型コロナウイルスが問題になる前から、気になっていたウイルスの検査があった。
・風疹抗体検査
・B型C型肝炎ウイルス検査
いずれも公費で検査でき、昨年から受けよう受けようと思いながら、忙しいのを理由に延ばし延ばしにしているうちに、新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態により、すっかり機会を逸してしまっていた。
先週ようやく検査を受け、今日結果を聞きに行ってきた。その流れで、
・インフルエンザ予防接種
も済ませてきた。
1日で3種類のウイルスに対して、ある程度のカタをつけてきた感じになった。
※以下の内容は、筆者が個人的に経験した事と、それについて個人的に感じたことと考えたことを文章化したものであり、正確な医学的知識・知見に基づいていない可能性があります。くれぐれも、本文の内容だけを鵜呑みにされず、然るべき情報源から正しい知識・情報を得ていただくようお願い致します。
風疹抗体検査
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、風疹の予防接種を公的に受ける機会がなかったとのこと。
ガッツリその期間内に生まれた私には、自治体から「風しん抗体検査・予防接種のクーポン券」が届いた。
風疹…。その名は記憶している。小学校で、わけもわからずに様々な種類の予防接種を受けさせられた記憶がある。その中に風疹もあったような気がする。でなければ、「風疹」などという小難しい名称を子どもの頃から記憶することはあり得ないと思うので。
まあそれでも、曖昧な記憶に頼るよりも、せっかく公費で抗体検査をやってくれるというのだから、受けてみることにした。
しかし、クーポン券が届いた時期は、新型コロナウイルスの第一波が威を振るい始めた頃。
検査はかかりつけの医院でできるのだけど、あそこの待合室はいつも高齢者でギッシリ。これは行けないなぁと思いつつ半年。
終息してはいないけど、また感染者数が急増しないうちにと、思い切って検査に行ってみた。
行ってみると、かつてあれほど待合室を埋め尽くしていた高齢者の方々は一人もおらず、ガラガラ。
検査も血液を採取するだけなので一瞬。あっという間に終わって帰ってきた。
翌週、結果を聞きに行くと、私は風疹に対して十分な抗体を持っているとのこと。ひとまず安心。
もし十分な抗体がないということになると、今度は風疹の予防接種を受けることになる。
ただ、風疹の予防接種を受けた後、4週間は別の種類の予防接種を受けてはならないのだそうな。
もしこの時期、インフルエンザの予防接種も考えている場合には、先に風疹の予防接種を受けてしまうと、1ヶ月ほどインフルエンザに対してなす術がなくなってしまう状態になる。
インフルエンザ予防接種は、1,2週間程度で別の予防接種が受けられるようになるので、双方の早期の効果を得るためには、インフルエンザ予防接種を先に受けた方がいいとのこと。
肝炎ウイルス検査
酒もタバコもやらないのに、毎年人間ドックで、肝機能の数値がよくない。納得できない気持ちを抱えながら、肝機能に関する情報を検索してたら、公費で肝炎ウイルス検査を受けられることを知った。
肝炎ウイルスは、ピアスの穴あけや、使いまわしの注射針などから感染しやすいらしい。
そういえば、小学校の頃、何度も注射受けたけど、あの針ってまさか使いまわしだったんじゃないかとか、小1の血液型検査では、耳たぶに針を刺して血を採っていたけど、あの針は間違いなく使いまわしだったなぁとか、いろいろ思い返すと不安が募ってきて。
役所に問い合わせて、肝炎ウイルス検査の受診券を送ってもらった。
さて、こちらもかかりつけ医院で受診できるのだけど、忙しいのを口実に機会を延ばし延ばしにしているうちに、例によって、緊急事態宣言が…。
結局、半年たって、風疹抗体検査と同時に受診することに。
風疹抗体検査と肝炎ウイルス検査の2本立てではあるが、血を抜かれるのは一度で済むのはありがたい。
翌週、検査結果を、風疹抗体検査とあわせて聞きに行った。
陰性。
ウイルスの種類は違うけど、巷で飛び交っているこの言葉が、これほど重い意味を持って自分の心に響いてくるとは思わなかった。
とにかく肝炎ウイルスには感染していなかったようだ。小学校での針の心配は取り越し苦労だったと言ってもいいかもしれない。
ただ、よくよく結果を読み直してみると、B型とC型とで、結果の書き方がちがう。
・B型肝炎ウイルス(HBs抗原)検査の判定結果→「陰性」
・C型肝炎ウイルス(HCV)検査の判定結果→「現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が低い」と判定されました。
いずれも注意事項として、「検査による判定には限界があること」「身体のだるさ等の症状や肝機能異常を指摘された場合などには、必ず医師に相談してください」とある。
今回の検査結果で100%肝炎でないと信じこんでしまうのも、よろしくないんだな…。あくまで、検査時点でウイルスに感染してない可能性が高いことが示されただけで、免疫があると言われたわけでもなく、今後感染しない保証があるわけでもない。これは、新型コロナウイルスの「陰性」でも同じことが言えるなぁ。
インフルエンザ予防接種
風疹抗体検査と肝炎ウイルス検査の結果をきき、その流れでスムーズにインフルエンザ予防接種の注射をチクリ。
小学校では毎年接種を受けていた。一度、接種後にインフルエンザのような症状が出て、学校をかなり休んでしまったことがあり、正直、予防接種を受けることには抵抗があった。
また、大人になってからは一度も接種を受けておらず、また感染したこともなかった。激務に疲れた身体で接種を受けた同僚が、高熱で仕事を休む事例をいくつか見ていて、なかなか予防接種を受ける気になれなかった。
さすがに、新型コロナウイルスが蔓延している今年は、そんな世迷言を言っている場合ではなくなった。
人生で、ウイルスという存在にこれほど真剣に向かい合った経験はない。そんな時期だからこそ、予防接種にも前向きになった。
かかりつけ医の待合室は空いていたが、来院していたのは皆インフルエンザ予防接種らしかった。
これでとりあえずインフルエンザに対してできることはやった。
あとは、新型コロナウイルスに対しては、今まで通り、マスクを着け、3密を避け、手指をこまめに洗う、という対策を地道に続けるのみ。