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浦和「CHITTO CURRY」「楽風(らふ)」「鹿島湯」「和香」

浦和に行ってきた。間借りカレーで行きたい店があったのと、新しくサウナが追加された銭湯があり行ってみたいと思っていた。

電車に揺られて浦和駅に降りた。以前に行ったのは2022年の10月なので約2年ぶりだ。

さすが県庁所在地だけあって駅前は都会的な街並みだ。

商店街を抜けて最初に行ったのは「CHITTO CURRY (チットカリー)」という間借りのカレー屋さんだ。

普段は木・金営業の店なのだが、不定期で土曜日営業も行っており、この日は平日が仕事の私でも行くことができた。

ビルの2階に階段で上ると古民家風の店内だ。カフェのような雰囲気で非常に落ち着く空間だった。

シナモンラッシーが美味しそうだったのだが売り切れだった。

カレーは日替わりで1択だったので、必然的にお出汁のチキンカレー(1300円)を注文することになった。

提供されたカレーはアチャールたっぷり。全て和風で古民家風な店内の雰囲気ともマッチしていた。

副菜が沢山あって色んな味を楽しめるのが魅力的に思えた。

メインのカレーも個性的ながらも非常に食べやすい味付けだった。

全体的にインドよりも日本を感じさせるカレーで優しい味付けだった。辛いものが苦手な人でも食べやすいだろう。

またセットドリンクもクラフトコーラからコーヒーなど充実しており、店でゆっくりカフェ利用したい人にも良く思えた。

その後、少し散歩をしてから「楽風 (らふ)」というギャラリーカフェに行った。

「満席」の看板が出ていたが私が行った時にちょうど人が出てきて入れ替わりで入ることができた。

こちらも古民家カフェで、自分で選んだとは言え古民家と縁がある日だと思った。

靴を脱いで店内に上り、冷抹茶セット(835円)を注文した。

和菓子か洋菓子か選べるのだが洋菓子を選んだ。ちなみにこの日はチーズケーキだった。

抹茶だが、いわゆるソフトドリンク的な甘ったるいやつではなく、当たり前ながら本格的な苦い抹茶だ。

苦味を氷で薄めながら飲んだが、普段飲まないものなので新鮮だった。

またチーズケーキも洋菓子ながら不思議と苦い抹茶と相性が良かった。

どちらも美味しくてゆったりできて1000円切ってるのは昨今のカフェの相場としてもかなり安く感じた。

帰り際に2階で展示をやっていることを店員さんに伝えられたので、ついでに見ていった。

カフェに入るついでに文化的な楽しみも得られて得した気分だった。

店を出ると、そこから10分ほど歩いて次の目的地の銭湯に向かった。

その銭湯「鹿島湯」は2024年8月からサウナ営業を開始した銭湯だ。

なんでも経営者が手作りで作ったサウナのようで、独自性に期待が高まるところだ。

番台にお金を払って中に入った。関東圏では見なくなったかなり昭和感の強い施設で脱衣所を眺めているだけでも面白かった。

湯はOPENして間もないせいかぬるめだったが、熱いのが苦手な私には丁度良かった。

肝心のサウナは浴場から出てすぐ左の扉の奥にあり、元は脱衣所の一部だったと思われた。

手作り感が強いサウナで今までに見たことのないような光景。トンネルの中にいるかのような気持ちだった。

温度計もしっかり用意されていて時間を測ることもできた。

最初は低めの温度だなと思っていたのだが、すぐに温かくなり10分も入っていられなかった。

水風呂も介護施設に置かれているような浴槽で、これも後付けなのだろうが他の銭湯では見たことがなかった。

やはり水もぬるめなのだが、足ツボマッサージローラーが浴槽に付いており、それをコロコロしながらゆっくり入っているのは心地よかった。

外気浴スペースもあるのだが、そこにも多種多様なベンチが用意されており、壁に囲まれているとは言え青空が絶景だった。

公衆浴場の休憩スペースとしてはかなりハイレベルに思えた。

浦和駅から10分以上かかる立地なのもあるかもしれないが、サウナ利用者は土曜日にも関わらず私以外には1人だけで、ほぼ貸切状態だった。

少し寂しく思ったし、サウナ増設には店主の苦労もあったと思うので、もっと利用者が増えれば良いのにと思った。

風呂上りにはカフェスペースでカルピスソーダをいただいた。

非常に美味しかったのだが、小さいコップに氷を入れて250mlもなかったと思われるので、300円も払っているのだから、もう少し量が欲しかった。

最後は銭湯から25分ほど歩き「和香」という鰻屋に向かった。

せっかく浦和に行ったので名物の鰻を食べて帰りたいと思っていたのだが、あまりお腹も空いていなかったのでテンション低めで、とりあえず散歩がてら店の前まで行って食べるか考えようと思っていた。

店に行く途中で線路の下をくぐる地下道を通ったのだが、そこが雰囲気があって良かった。

店には無事に着いたのだが薄暗い照明で外に看板も出ておらず、「営業中」の表記もないので営業しているのかわからなかった。

店内撮影禁止なので写真は外観のみ

店内も見えないし躊躇していたのだが、せっかく25分も歩いたのだから入れるかどうかぐらい聞こうと思って扉を開けると「いらっしゃいませ」の声がした。普通に営業していた。

うな重の中で一番安い竹(2200円)を注文。

お新香とお吸い物付きでリーズナブルだ。

私はお金がないので3000円以下のうな重を食べ歩いているのだが今まで食べた安いうな重の中でもダントツで美味しかった。

ふっくらとした食感。硬めに炊かれたご飯も好みだ。

正直、今まで食べてたのは鰻じゃなかったのではないかと思った。

この鰻を食べてしまったら、もうチェーン店の定食屋の鰻には戻れないだろう。

結果的にはかなり満足のいく食事ができて気分上々で家に帰った。

浦和の鰻が美味しいことがわかったので鰻を食べるためだけでも行きたい街だと思った。

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