立川「パラギン☆カレー」「かぐら」東中神「富士見湯」
銭湯でアニメコラボのイベントがあり東中神の「富士見湯」に行った。
この銭湯以外でもコラボは行われていたのだが、都心部の銭湯は混んでいて土日に行きたくないし、「富士見湯」は外気浴用のテラスが増設されたとのことで前から行きたいと思っていた。
まずは立川で途中下車すると「パラギン☆カレー」に立ち寄った。
こちらは間借りカレーの店で昼のみの営業だが、土日も営業しているので訪問しやすい店だ。
「チキンカレー野菜スッペシャル」を注文したのだが、シンプルな見た目に対して複雑なスパイス使いで、徐々に体がポカポカしてくる感覚があった。
また苦くてマニアックな味なのに食べやすく、大量の野菜が入っているのも不摂生な生活を送ってる身としては有難かった。
店を出ると電車に乗って東中神駅に移動した。
実は「富士見湯」には8年ぐらい前に行ったことがあり、その時はサウナに興味がなかったので入浴だけして帰った。
そもそも、なぜ東中神のような郊外に居たのかは不明だが、当時から食べ歩きのために遠出するのにハマっていたので、その一環だったのだろう。
駅から10分ぐらい歩くし立地が良いわけでもないのに、銭湯の前にはこれでもかというほどの台数の自転車が並んでおり混雑が予想された。
受付を済ますとアニメのコラボグッズを買った後に、脱衣所で着替えた。
以前に訪れたはずの場所だがカラフルな壁画以外は全く覚えていなくて、壊れて水があふれている蛇口を見て、こんな年季の入った施設だったかと思い返した。
せっかく郊外まで出向いたのに、人は仰山いて辟易したが、公衆浴場にしては割と広めだったので人が分散するのが救いだった。
目的のサウナは照明暗めで、18時まではテレビから民放が流れているが、18時過ぎるとテレビが消えてアンビエントミュージックが流れるのが面白かった。
個人的には18時以降のが落ち着いてサウナ室で過ごすことができた。
サウナ室は温度低めだがセルフロウリュすることで温度や湿度を高められた。
水風呂もぬるかったが、水質が良いのか体の中にまで浸透するような感覚があり気持ちよかった。
今回の目的の1つだった外気浴用のテラスは階段を上った2階にあり、非常に快適な空間だったのだが、いかんせん12月に利用するには寒すぎた。
テラスの使用料を200円も払っているので何とか活用したかったが、2回使って寒すぎてギブアップ。
300円でポンチョの貸し出しもあったが、テラスもポンチョもなると+500円になってしまうので、ケチな私にとっては許しがたい金額だった。
結局、それ以降は屋内の椅子で整ったが、やはり温かい室内のが落ち着いて休憩することができた。
ロビーに出るとオロポを頼んだ。オロナミンCとポカリスエットを番台に持っていくとキンキンに冷えたジョッキを用意してくれるというものだ。
最初は金まで払っているのに自分で割らなければいけないのかと面倒に感じたが、実際に割ってみるとホッピーを飲んでいるみたいで楽しい気持ちになれた。
また均等に割っていくとポカリスエットの方が余るのだが、その余ったポカリスエットも当然ながら持ち帰れるので、割ってグラスに入れて出されるよりお得感があった。
漫画が大量にあることで有名な銭湯なので、何か漫画を読まなくてはという気持ちにさせられて、数年前に話題になった「タコピーの原罪」を読んだ。
「タコピーの原罪」は上下巻、つまり2冊読めば話が完結するので、ちょっとした空き時間で読むのに最適に思えた。
かなり暗い話なのだが引き込まれてしまい、本当は行きたいラーメン屋があって閉店時間が迫っていたのだが、「タコピー」を読みたくてラーメン屋をあきらめた。
「上下巻」を読み切って満足すると20時半頃に銭湯を出た。
目的のラーメン屋は閉まっていたので立川駅に戻ると、遅くまで開いていた「かぐら」という、まぜそば屋に行った。
「全部載せ 特選 まぜそば とり」を注文。鶏油を使ったまぜそばで、トッピング多めで食べやすく上品な味だった。
客観的に物凄く美味しい食べ物なのは理解できたのだが、まぜそばは混ぜるのが面倒だし、スープがなくて損した気分になるので、あまり食べないようにしようと思った。
こんな感じで無事にアニメコラボグッズも買えたし、都心から少し離れた銭湯でゆっくり過ごして日常の気晴らしにもなった。