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田舎のサブスクリプション

日曜日は、集落の経営ノートです。約90世帯の会計もやっているゲンヨウです。お金の流れを知ると、地域の動きがわかるって本当ですね。興味深いです。今日は、田舎のサブスクについて書いてみたいと思います。

1.わかりやすい共通維持管理のお金

集落の中で、共通に維持管理するものがあります。例えば集会所、年次総会で集まったり、婦人会・消防団・砂防組合などが集まって会議をしたりします。避難所にもなっていて、有事の際は炊き出しなどできるようなキッチンもありますし、トイレもあります。

掃除は分担してやっていますが、電気の交換、トイレットペーパーの交換、ごみ袋、冬になれば灯油などは、会計が買い足しています。そういった維持管理費も町内会費に含まれています。

あとは、地区内のごみ置き場なども共通で使うので維持管理費がかかります。電気代、ガス代、電話代、固定資産税もここに入ります。排水溝などの一斉清掃時のオイル代、ジュース代もこれです。

2.よく考えてみないと気づかない維持管理費

一つは消防施設です。消火栓や消防ホースを入れるBOXは原則地区でお金を出して管理しています(更新用の補助金もあるので、それを組み合わせますが、全額は出ません)。

地域によっては、防犯のために自前で電灯などをつけている場合があって(私有地内から道を照らす)、それの電気交換も。住民が共通で使う私道なんかもそれに入る場合もあります。

こんな感じで、一見、公の管理なのかな?と思っていたのですが、地区での維持管理になっているものもあったりします。

3.神社・お祭り関係

神社の大きな直しに関しては、寄付などを募ったりしていますが、神社の会費などは地区住民がメンバーなので、そこから出しています(うちの地区は)。毎年の会費ってあるんですね。

あとは、お祭りに関する費用についても会計が払っています。この辺は考え方が難しいですが、神社維持費のような関係です。お寺は檀家さんなので、僕は関与していません。

4.その他会費系

あとは、社会福祉協議会の費用や、地区の教育後援会費(これはうちの村の独自制度、全世帯で子供を応援とか本当にかっこいい)、赤い羽根共同募金とか、うちの地域ではその都度バラバラに徴収せず、町内会費の中から出すようにしています。

結果的に班長が徴収する人件費を考えると年間一括回収が効率的なのはよくわかります。

一つ一つ考えれば、募金とかそもそもどーなんという意見もあろうかと思うのですが、毎年、各家庭から数百円集めている。サブスクリプションみたいな感じです。なんのサービスが提供されるのかはいまいちわからないのですが・・・。どこかで整理しなくてはいけないし、その流れでお金が自動的に来ている組織は、集める理由を説明できるようにしていかないといけないんじゃないかなとNPOとして寄付を集めている身なので感じます。


共同利用できるものを、お金を出し合って運営しているという意味では、田舎のサブクスだなと思ったのでした。

集落の経営ノートはおまけ記事はないです。

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