何気なく仕事につながっていたアレ
鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。梅雨がなかなか終わりませんね。毎週、オンラインの勉強会をやっているのですが「行政関係者」になかなか会えないという話を聞きました。僕は仕事柄、行政の方との機会は比較的多い方かなと思っています。なんでだろうと考えてみました。
1.アレ:その1(地方にいるから行政が近い)
僕は鳥取県内を仕事のフィールドにすることが多く、鳥取市に事業所はあります。NPOという法人形態もそうですが、地域課題(特に若者関係)に関わることが多いので、行政の方とやり取りする機会は必然的に増えます。
そして、行政は自前でやるよりも受託先も含めた地域の組織と連携してやる傾向がどんどん増えています(財源の問題もありますが、専門性なども含めて社会が複雑化したこともあります)。
更に、地方都市はプレイヤーも少ないので、プレイヤーに会いたい行政マンというのは一定数いて(面白い人が多い)、そういう人に巡り合うことは多い。そして、他の面白い人を紹介してもらうことも多い。
また、鳥取県は東西100Km、南北50kmの県の大きさとしては41番目(3507k㎡)でコンパクトな県。全国で一番人口が少ないながらも面積も狭い方なので、ほどよくプレイヤー同士が繋がりやすい距離と捉えています。
結果的に行政の中でも「若者系・移住系だったら学生人材バンクが知ってそう」という情報を持ってもらってて相談が来るのかなと(別に儲かっているわけではない)。
2.アレ:その2(地域内に同業者が不在)
これは、事業のメインターゲットなのですが弊社は一貫して若者(主に大学生)を対象として動いています。鳥取県は全国でも2番目に大学が少ない地域です。鳥取市に国立系の鳥取大学、県立系の鳥取環境大学(2001年設置)、倉吉市に看護大学(2015年設置)があります。僕の入学時は鳥取大学しかありませんでした。学生人材バンクの創業が2002年なので、よく始めたなぁという気もします。
そんな理由で大学生が県内に7,844人(H30年文科省調査)しかいない(参考:東京都:757,467人、京都市:144,157人、岡山市:30,688人)ので、誰もやらないといえばそうですが、そういうポジションをとっているので結果的にレアな組織になっています(別に儲かっているわけではない)。
3.アレ:その3(守備範囲が広い)
「学生×地域」という仕組みなので、なんでもOKと言えば何でもOKです。主な事業として取り組んでいるものは、「学生×企業」の長期実践型インターンシップや「学生×農村」の学生プロジェクト(農村16きっぷ、三徳レンジャー)ではありますが、中高生×地域×大学の教育分野のこともやっていますし、昔は福祉系に興味ある学生がプロジェクトをやったこともあります。
長期実践型のインターンシップ(最近は都市圏の人材との副業も)は中小企業さんのプロジェクトに関わらせていただくのここでも守備範囲は広がります。地域おこし協力隊や若手移住者の創業支援や、事業コンサルも広げるキッカケになっています。
また、僕自身が創業時にはかなりいろんな県の委員会に委員として声掛けをいただきました。創業時は大学院生だったので、「若い、外部視点、昼間暇」という三拍子そろった人材でした。わからないけど、「はい!」と請けいていたので、いろんな知識が増えました。
例えば、文化イベントのボランティアコーディネーターとして頑張っていたご縁で、文化施設の評議員をさせていただいたりしました。また、最近では鳥取市の自治会運営に関する委員会なども務めさせてもらったりと、「そんなこともやっているの?」と言われることも多数です。
つながりから情報が入り、経験を積んでいることも、「何か知ってそう、できそう」という部分につながっているのではないかと。
4.アレ:その4(新しいことを経験し仕掛ける姿)
最近で言うと、「オンライン関係人口未来ラボ」がそうですが、新しいことをいろいろチャレンジしている、新しい情報について、自分で編集して出していることもあると思います。
また、何かやっているぞというポジションは結果的に声がかかります。そして、そこで「話聞かせてよー」という声に対しても、とりあえず話を届けるようにしています。一時期は「相談時間もタダじゃないぞー」とやさぐれていた時期もあったのですが(いろいろハズレが続くと荒れます(笑))。
この記事も書きながらも再確認していますが、うちはジワジワやっていくタイプなので、声掛けいただいたら飛んでいこうと。それが10年後に仕事になるかも(これはバランスも大事です・・・ドキドキ)という気持ちで臨んだ方が良いかなと思っています。
もちろん、当たり外れ(これは声掛けいただいた方にとっても僕らが辺りだったりハズレだったりすると思うのですが)の中で、よりよい地域を作れればと思っています。
5.まとめ
今日は結果的に仕事につながっていたなというアレについて振り返ってみました。これはローカルのNPOとかには”あるある”な話かもしれません。そして、売り上げと謎仕事の狭間で悩まれている人もいると思います。
僕もちゃんと悩んでいます。消費されたこともあるし、積み上げたものがなかったことになったこともあるし(異動でよくあります)。たまにやさぐれるし。行政の委員会は声がかからなくなったし(言い過ぎたかも(笑))
まとめると
(1)創業時は「はいorYES」の精神でやってみる(頑張っていた)
(2)声掛けには答える(たまにやさぐれるけど)
(3)新しく動きを出し続ける
なのかなと。まったくもって効率が良いとは言えなかったり、めちゃめちゃ儲かる方法ではないので、そういう感じのお仕事が欲しい人とはあわないかもしれないです。
今日のおまけページは僕が行政の委員会でいってしまった若気の至り発言を書いておきます。最近の自重も書いておきます。たまに息子に体重計に乗るように言われてます。カレンダーには定期的に書いています。
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