地区の小さなお祭り
日曜日は集落の経営ノートです。鳥取県鳥取市で約90世帯の地域の会計など地域運営を通して気づいたことを書いています。今日は地域のイベント”公民館祭り”について。
1.小学校区ぐらいに一つある地区公民館
鳥取市もそうですが、多くの地方都市では、小学校区くらいのサイズで地区公民館と呼ばれる施設があります。社会教育施設っていうものです。集落や自治会の拠点も公民館と言ったりしますが、それよりは少しエリアが広くなります。僕の地域の場合は、人口3000人の旧村の単位です。小学校・中学校も地区に一つです。そこを会場に一年に1回、秋に公民館祭りという文化行事をやっています。みなさんの地域でも探してもらったらあると思います。地域の文化団体や女性団体など、諸団体も参加しています。
うちの地区は小中学生の展示もあったりするので、ぼちぼち親子も来ます。そのため、僕はPTAの役員で出店でした。内容は写真にあるように、タピオカドリンクでした。それに揚げパンとホットドッグなど食べ物も少々。
2.稼ぐも大事だけど楽しくやろう
当初はPTAの活動資金集めが最初は目的だったみたいですが、廃品回収の利益が大きくなったことで、がむしゃらに利益を取らなくてよくなりました。がむしゃらに利益方向になると、現場が殺伐としたり、準備が大変だったりするので、今年はみんなが楽しめるプラン(やってみたいもの)に変更することにしました。そういうわけで、今年流行ったタピオカドリンクになりました。タピオカミルクティーとタピオカサイダーです(写真はタピオカサイダー)。
専用のストローを調べてみたり、業務用スーパーで価格を比べたりと、学祭の準備みたいな感じで進みました。これはこれで面白い。
今日も中学生や小学生が店舗を手伝ってくれながら、進んでいきました。むしろ中学生店舗とかやっても面白いかもなー。利益山分けとか。わいわい、保護者がつながれるという点では良いかなと思います。
3.他のブースもわいわいと
他のブースも、農協の加工品グループだったり、女性会だったりが出展されていました。お昼すぎには完売していて、ほどよい感じの忙しさだったかなと。お互いにお互いの商品を買いあったりとかして、食べたりしてました。
子供たちもボチボチ来ていましたし、地域の多様な団体がつながる機会って、この時くらいしかないかもしれないなとも思いました。顔をあわせるのも大事。終盤は、PTAのパワフルお姉さまたちが、知ってる顔に声をかけ揚げパンを売りまくるという商売上手な展開でした。
4.高齢化による文化団体卒業の文字も・・・
僕らは屋外でテントに出店していたのですが、体育館は展示コーナーでした。地域内の文化団体や、保育園・幼稚園・小中学校の作品展示が行われていました。
その中で目を引いたのは、「卒業のおしらせ」と書かれたコーナー。どうやら参加している方々が高齢のため、展示を今年限りとするという内容でした。こういう形でも地域の高齢化が感じられるのだなと思いました。地域の文化団体が新規入会を募っていくのが、だんだん難しくなっているという話も聞いたことがあります。
似たような動きで新しいものができても良いとは思うので、やりたい人が集まって展示していければ素敵なんだと思います。
5.地域のイベントはどうなっていくのか
僕の地区では、学校の文化展示も兼ねている部分もあるので、ある程度の規模では続くとは思うのですが、こういった団体の卒業が続いていくと、公民館祭りという行事そのものも、継続がどうなるのかを考えないといけない時が来るかもなと思いました。
僕は関係先が多い方(こどもの展示、PTA)なので、知り合いも多く出会いますが、3000人のうちの参加人数を考えると、身内イベントと言われてもしかたないかもしれない規模とも言えます。
どういう機能を地域の中で担う場所、どんなワクワクする部分が生まれるものなのかを、再整理するタイミングなのかもしれないなと個人的には思ったりしました。参加している人たちは、楽しそうにしているので、現状もほどよいとは思います。
今日は、ここまで。
基本は集落の経営ノートはおまけコーナーをやらないのですが、タピオカドリンクを売る時に起きたイノベーションについて書きたいと思います。ヒントは写真にあります。おまけコーナーは有料です。月額500円はらってもらうと、すべてのおまけコーナーまで読めるようになるので、3本以上毎月有料部分を読む人はそちらがお得です。
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