九州食材探しの旅　その3 旅はまだまだ続くよ

さて、次に向かったのは合成農薬を一切使っていない大葉の生産者です。

まずはお時間を割いて頂いた御礼と私たちの概要をお伝えしました。
次に早速生育現場を見学させて頂きました。最初は育苗室のこれから伸びていく小さな苗たち。可愛らしいですね。
次に成長した大葉たち。

実際にその場でちぎって食べさせて頂きました。
一体他の大葉と何が違うのかというと、風味がまるで違います。
言ってしまえば大葉もハーブの一種。通常、育成段階で付着寄生する虫たちを退治するのに薬品を使います。また、それらを残った虫と共に洗い流して出荷します。こちらの生産者さんは、身体に害のある合成農薬を一切使用せず、虫が寄生した場合には根こそぎその苗も含めて取り払ってしまいます。なので洗うという工程が不必要になってきます。
当然の結果として風味が非常に強く残っていくのです。考えてみれば非常に非効率で気の遠くなる様な作業をただただ誇り高い仕事のためにしておられるのです。本当に頭が下がります。決してたたが大葉ではないのです。

そして他にもどの様に育成しているのか、また育成率などの話を聞かせて頂きました。
それから選別作業や保存状況を見学させてもらい、多くのサンプルまで頂きました。フレマル参加には多少の課題がありますが、最大限のサポートを約束し現地を後にしました。

そして次に向かうのは佐賀No.1の畜産会社です。
少し時間が掛かるのでゆっくり構えていましたら、またです。お腹が・・・・・いい加減にしてくれ！高速に乗る手前でイオンのトイレを目指してもらいます。何とか間に合い、今度は薬局で薬を買いすぐに飲みました。果たして効果はあるのか・・・。

私のせいで乗れなかった高速を迂回しながらGoogle先生に従い運転していくと（運転は相変わらず安達さんですが・・・）、どんどん山道に入っていきます。酔ってきそうな気持ち悪さが徐々に・・・。でもそこはさすが安達様！！！ちゃんとしっかりルートを戻し穏やかな道のりで向かいました。

現地に着いてみると、以前のプレハブとは違い、しっかりとしたオフィスが建てられていました。
お会いして即座に遅刻した理由と謝罪をすると笑われてしまいました。そりゃそうだよね・・・情けない。

有難いことに私の紹介ということもあり、非常に前向きに検討して頂けるとの返事を頂きました。信頼して頂けて嬉しい限りです。

以前、私はこの畜産家の肉自体を食べるのはもちろん、農場の方にも伺わせて頂き社長の案内で飼育状況や今後の方向性などしっかり伺っておりました。その時にはステーキまでご馳走になってしまいました。
あれからもう何年も経ちますが、非常に良い生産者であり、想いがあり、結果としても非常に良い肉を作っているということを理解し記憶していました。
そして安達さんも以前、偶然にも食べたこの肉が忘れられないとの思いを伝えていました。

大きな成果を期待して、お会いできたことに感謝を述べ次の訪問先に向かいました。

ようやく薬が効いたせいか、本調子とは言わないまでも65％くらいのお腹の具合になり安心しました。正直、やっと解放される・・・と思いました。辛かったですほんと。


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