古代瓦買取りました 骨董品買取の福岡玄燈舎
土地柄、骨董品買取の福岡玄燈舎では地元大宰府の出土品や発掘品なども資料として手に入れますが今回は福岡久留米市より古美術品の鑑定依頼がありましてお邪魔するといろいろな出土品や化石、原石を拝見させていただきました。その一つで古代瓦の破片です。薩摩国府跡で発掘された古瓦で「布目瓦」と呼ばれるものでした。骨董業界ではなかなかお目にかかることができない美術的資料ですね。薩摩国府は鹿児島県川内市に置かれたとされる。国分寺跡がこの地にあり、その近くで墨書土器などが発掘されたので、おそらくこのあたりに営まれたと推定されている。薩摩国府は正殿と東西の脇殿からなる。前殿は無いようだから、他国に比べて規模は小さい。国府域も6町四方と推定されている。右図の東側の2町四方の張り出した部分が、薩摩国分寺跡である。薩摩国分寺に隣接していたらしいが、まだ確とした遺構は発見されていない。国厨と読める墨書土器や、戯画が描かれた土師器などが発見されている。天平宝字8年(764)正月、都から薩摩守として赴任した令和で有名な大宰府にも所縁のある万葉歌人大伴家持も、この役所で政務を執ったのであろうか。残念なことに薩摩守時代の家持の歌は、1首も伝えられていない。
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