ライブ配信で稼ぎたいと思ったら、最初に「キャラ」を設定しよう #2 ライブ配信で1億円稼いだ話
ライブ配信アプリ「ポコチャ」にて、ライバー活動開始からわずか半年弱で史上最高記録で日本一になり、累計約1億円を稼いだ福岡みなみさん。ライブ配信初心者だった彼女が、1億円稼ぐまでにやったこととは?
ライバーに必要なマインドから、稼ぐためのキャラ設定、リスナーとのコミュニケーションの取り方まで、課金してもらうためのテクニックがすべて詰まった『ライブ配信で1億円稼いだ話』より、一部をご紹介します。
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どんなキャラにもなれる!
ライブ配信は「なりたい自分」になれる場所。
本当の自分とはかけ離れたキャラクターになることもできます。
本当は30代だけど20代の設定にしてもいいし、年齢不詳キャラにしてもOK。
実際はバリバリ稼いでいるけれどニートの設定にしてしまうのもアリだし、日本に住んでいるけれど海外在住ということにしてもいい。
性格も、現実世界では引っ込み思案だけど、ライブ配信ではドSキャラになる、ということもできちゃいます。
ただし、キャラクターをつくる場合は、それを貫き通すこと。ライブ配信の世界では、最後までそのキャラを演じきることを前提に設定を考えてください。
例えば、彼氏がいない設定にするなら配信中は絶対に男の影を感じさせないこと。
もし彼氏が画面に映り込んだり、街でデートしているところを目撃されたりしたらあっという間にアプリ内で噂が広がり、もう誰も応援してくれないでしょう。
私の場合、恋愛なんてしている暇がないくらいライブ配信に熱中していたので、その心配はありませんでしたが、中途半端な設定はリスナーさんをかえって傷つけるので気をつけましょう。
設定の崩壊はライバーとしての死に等しいので、貫き通す覚悟を持ってください!
ちなみに、私のライバーとしての設定は「王道アイドル」でした。
服装やメイクは王道の可愛い系。だけど中身は「悪カワ」。関わったら最後、全財産奪われそう、みたいな小悪魔系のキャラでいこうと決めていました。
無理に清純派を演じるよりも、素直に「アイテムをください」と言えるキャラの方が、嫌味がないと思ったからです。
稼ぐことが目的の場合は、「稼げるキャラ」を意識しておくことも大事です。
リアルな自分を見せていくのもアリ
身分を特定されないためにも、基本的にはキャラをつくることをオススメしますが、キャラを演じきれる自信がない、あるいは素の自分を見せていきたい、という場合は特にキャラをつくらないのもアリです。
リアルな自分を見せていくスタイルで人気のライバーさんも、たくさんいます。
例えば、ひたすらご飯を食べる様子を配信している人。
太っていることや大食いであることを隠さず、ものすごくおいしそうに食べる人は、見ていて気持ちがいいですよね。モッパン系のライバーは、「じゃあこれでいっぱい食べてね」とリスナーさんから応援投げ銭をもらえたりもします。
それから、「旦那さんがお小遣いくれないから、内緒でライブ配信やってます」という主婦ライバーの方もいました。
旦那が寝ている間にこっそりおしゃべりしよう、というスタイルだったので、特に男性リスナーから絶大な人気がありました(笑)。
もちろん、稼ぐことを目的にしていないライバーさんもいます。
お金持ちの人や経営者は、自分が行った海外旅行の話をしたり、最近の仕事の話をしたり、リスナーの人生相談に乗ったりする。それはそれで需要があります。
みんなの話をひたすら聞いてあげるスナックのような配信をしている人もいますし、得意な中国語を武器に中国語レッスンをしている人もいます。
ライバルが少ないジャンルのライバーになると固定ファンがつきやすくなるので、特殊な業界にいる人は業界裏話的なものをしてもいいですね。変わった趣味を持っている人は、その趣味について紹介するのも面白いと思います。
それから、副業でライブ配信をしたい人は、「今、本業が厳しいから、副業でライブ配信始めてみました!」と素直に言ってしまうのもアリです。
誠実に頑張っていることがリスナーさんに伝わりさえすれば、基本的にはどんなキャラクターでもうまくいくと思います。
大事なのは、キャラをつくるにしても、リアルな自分でいくにしても「ブレない」こと。恥ずかしがらず、楽しくやりきることを意識しましょう!
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