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将来のビジョンがあいまいな行政書士は廃業する!
こんにちは。どっしり塾の『無理せず開業行政書士講座』を担当しています思いを伝えるお坊さんこと、塾長のこうめいです。
今日は特別講座『令和7年版廃業しない!?食えないギバー型行政書士の11個の沼の乗り越え方』についてのお話をnoteでちょっと出ししていこうと思います。
あ、ちなみに私がなんで講師か?というと、私自身26歳から33歳までの8年間行政書士事務所を経営してきて、たくさんの失敗や成功を経験しながら100人以上の行政書士さんのサポートをさせていただいてきた経験があるからです。
今は行政書士を引退しているので、行政書士の内部事情や実務などの話などはできません。
ただ、『短期に大成功するのではなく、身の丈に合った小さな事務所で長く経営を続ける』ということのアドバイスなら、いまでもいろんな業種の方の相談に乗りながら一緒に考え続けているので、ほかの誰よりも得意です。
そんな私の元行政書士としての経験談と、現コンサルとしての『つぶれないための経営』という知恵を融合した授業になっていますので、他とはちょっと違った視点での話が多めです。
もちろん現役行政書士の話もぜひ聞いてほしいんですが、外に出た人間だからこそ見えている部分というのもたくさんありますので、そういう話を聞いてもらうのもきっと皆さんの参考になるはずですよ。
ということで、もしよかったら授業にもご参加くださいね。
ちなみに授業の詳細はこちらです。
では、前置きが長くなりましたが本題に入ります。
私が今回この授業で話す11個の罠というのが、
どんな行政書士&経営者になりたいかのビジョンがない(無計画)
行政書士なのに開業にお金をじゃぶじゃぶ使う(つぶれない起業とは?)
行政書士である自分に自信がない(自信のない人の物は買わない)
困った人を見るとお金を請求できない(自己犠牲型ギバーの弱点)
人との交流をしっかりしていない(人との縁こそが未来を作る)
同業者ばかりと仲良くなる(傷のなめあいダサいダメ)
売り物を法律知識だと思っている(ニーズのずれに気が付け)
自分一人で仕事をやり遂げようとする(チームで問題解決を)
継続商品をいつまでも作らない(3つのお金の入り方を意識する)
先輩の上級アドバイスを初心者なのに実践する(自分のレベルに落とし込む)
行政書士にこだわり続ける(行政書士の枠から飛び出せ)
の11項目になります。
これを見てピーン!!ってくる人は、もしかすると授業を受けるまでもなく潰れない経営という意味がよく分かっているかもしれません。
でも、7割くらいは納得できるけど後がよくわからないな~。という人はこれから話をするnoteの記事を読んで知識を整理してみてください。
では、今日はテーマの一つ目。
どんな行政書士&経営者になりたいかのビジョンがない(無計画)
についての話をしようと思います。
行政書士開業しました!!!その後に何をするのが正解でしょう?なんて聞かれることが結構あるんですが、私は今は「事業計画を立てよう」と勧めるようにしています。
実は私が開業したての頃は、同じ質問されても「とりあえず開業すれば何とかなるよ」って結構無責任に言ってました。
これは私が事業計画もなしに何となく開業して食えるだけの力を手に入れてしまった。というたまたま運よく結果を出せた行政書士だったから。
もちろん、いろんな失敗に苦労にとしてきましたが、今振り返ってもかなり無計画で勢いのまま事業を運営していたんですよね。
だから事業計画なんて言うのは銀行や金融機関などから創業の融資を受けるためのものでしかない。そんな風に当時は思っていたんです。
ところがそのしわ寄せが来たのが開業5年目ぐらいのこと。
あれもやりたい!これもやりたい!と無計画に事業の手を広げた私は、完全に自分を見失いつつありました。
その証拠に、開業時は「小さな起業で潰れない規模の事務所」を目指していたのに、セミナーなどで結果を出したのをいいことに全国で有名になっていかないといけない。みたいな勘違いをし始めていました。
そしてそんな前向きな姿勢をありがたいことにお客さんたちが応援してくれるので、自分の当初の目標は見失いみんなの応援に踊らされる経営者になりつつあったんです。
そうなると、今まで手を組んで仕事ができていた相手もライバルとしてとらえてしまうようになったり、心がしっちゃかめっちゃかになっちゃたんですね。
ところで「しっちゃかめっちゃか」って、最近使っている人見かけないんですが死語ですかね?(笑)
まぁ、心が大混乱だったわけです。
心は疲れ果てて悲鳴を上げているけど、みんなの期待にこたえなければならないと踏ん張り続けた結果、ある時、心がボロボロになってしまいました。
うつ病だったのかはわかりませんが、体が思うように動かなくなってしまい、ブログも書けなくなってしまい、人と合うのが怖くなってしまったんですね。
何でこんなことになったんだろう?そう振り返ったときに気が付いたのが「事業計画がなかった」という大きな弱点でした。
いや、厳密にいうと仕事のビジョンは大まかにありました。大まかにいくら稼ぎたいとか、こういうことをやっていきたいなんてビジョンはね。
でも、仕事のことばっかりで人生をどう生きたいか?というビジョンが全くなかったことにその時初めて気が付いたんです。
周りの期待にこたえたい。
周りの人を助けたい。
そういう思いはあっても、自分が幸せに生きるためにどうすればいいのか?どう仕事と向き合っていくのか?というビジョンが全くなかった。
そしてはっと振り向いたら、仕事の仲間以外に私の周りにはだれも人がいないことに気が付かされてしまったんです。
もっと言うと、心から笑ったり本音を話せる相手が全くいない状態で、腹の探り合いをしたり、気を使いあう相手しかいない状態にはまってしまっていたわけです。
それじゃあ、心が摩耗していく。そんな風に気が付いた時に、「行政書士のような個人事業主こそ事業計画が必要なんだ」そして「その事業計画には、人生をどう生きるか?まで含めて考えたものを作らないとダメなんだ」と気が付かされました。
実際私の周りでも、はたから見ると成功者の士業さんが心を病んでしまったケースは多々あります。
その状態で気が付いて心を休める英断ができる士業さんはまだいいのですが、それでも踏ん張りすぎて心をぼろぼろにしてまで頑張り続ける人がたくさんいすぎる世界なんです。
士業の世界で一番問われるのは「自分の心との向き合い方」でもあります。
法律の世界は意外と理不尽で弱い人を救ってくれませんし、何なら自分自身が弱い人を踏みにじらなければならない依頼が来ることもあります。
そんな時に、自分はどう生きるのかをしっかり考え直す必要があるんです。
そしてその自分の生きざまが定まっていない士業は、中途半端に行動をしてしまうのでみんなが不幸になることになります。
このあたりは現場経験がないと実感できないかもですが、実際の私の体験談とかは授業で話します。
で、そういうことを繰り返していくうちに心が壊れていってしまうんです。
私のお友達で玄徳庵と縁のある行政書士さんは、どんなにお金を積まれても自分の倫理観に合う仕事しかしないと決めています。
そうしないと犯罪行為に加担してしまう可能性があるからですね。
私は犯罪行為には加担しない。そう強い意志を持っているので、多少稼ぐのに苦労はしましたが、みんなから信頼されて評価されています。
そういう生き方意外とできない行政書士さん多いんです。
そして気が付いたら自分も逮捕されている、そんなことになってしまうわけですね。
だからこそ自分の行政書士として生きるビジョンを作ること。これがすごく大事になります。
ぜひあなたも、この授業をきっかけに自分はどんな行政書士としてどんな人生を送っていくのか?を一緒に考えていただけると嬉しいなと思います。
そしてその考える習慣が未来のあなたを幸せにする。そんな大きなプレゼントになるはずですよ。
ということで、次回は、行政書士なのに開業にお金をじゃぶじゃぶ使う(つぶれない起業とは?)をテーマに話してみますね。
それでは授業であなたとお会いできるのを楽しみにしてますね。
このブログの関連授業
今回話をした潰れずに小さく行政書士として生きていくコツをまとめた授業、特別講座『廃業しない!?食えないギバー型行政書士の11個の沼の乗り越え方』を開講しています。
授業がもし終わってしまっていたら、個別指導のコンサルで授業で聞ける内容を全部聞くことができますよ。
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