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共同経営者に、開業資金を持ち逃げされました。(※私の話ではない)
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
先日Twitter(X)にて共同経営者にお金を持ち逃げされた!!というツイートを見かけました。
たまたま投稿をおみかけした方なんですが、非常に苦しい状況かと思います。
私から直接何かができるわけではないので、遠くから見守るしかないのですが、同じような被害者を生まないためにも私が考える共同経営についてのお話をしてみようと思います。
よろしくお願いします。
さて、規模や職種は全く違いますが私がいた士業の世界には共同経営というのを持ち掛ける人が非常にたくさんいました。
その多くは、「自分が食えないから、お客さんがいるあなたのすねをかじらせてください」というとんでもないものなので、こういう提案者の思惑はバッサリ切り捨ててしまわないとダメです。
何ならそういう提案をする人は、依存率が高いのでその先も付き合わないほうがいいと私は思います。
その一方、自分が選んだ相棒が突然裏切るというケース。これもしばしあるんですよね。
みなさんは会社の横領ってニュースの世界の話にしか感じないかもですが、意外とあるんですよ。私も数件事例を知ってます。
だから、経営者をやる以上は「性悪説に立たなければならない」というのが私の考え方で、人は弱い生き物だから何かの拍子に裏切るかもしれない。と、常に頭に置いたうえでルールを作る必要があります。
お客さんはお金を踏み倒そうとしてくる
委託先は頼んだことをしっかりやってくれていない
仕事仲間はお金を持ち逃げするかもしれない
そんな風に考えて常に生きているとあなた自身の心が病むので、あまりお勧めはできませんが、仕組みを作るときだけは別です。
仕組みやルール作りは、一番最悪な状況を想定して常に準備して備えておかなければトラブルは避けられないんですよ。
だから人を疑いたくなくても契約書は必要だし、お店で何か買ったら領収書をもらい金額のチェックをするのは当たり前。
それは誰かを疑うからではなく、疑って毎日を生きていかなくていいようにするための仕組み化でもあるんです。
でも、多くの経営者さんは仕組みづくりを後回しにして、最終的に何かしらの裏切りに合うことがしばしあります。
私自身もお客さんもどきに裏切られてひどい目にあったことはしばしばありますし、玄徳庵のOBさんの中にも仲間に裏切られて手痛い目にあった人が何人かいます。
だから他人事ではなく、実際経験したからこそ「人間の弱さからくるトラブル」を防止する仕組みづくりって大事だと私は思うんですよ。
それに自分が被害者になるのはつらいですが、もっとやばいことに、加害者になってしまう可能性もあるのが横領などの怖いところ。
実際、信頼が最も大事な法律家でもお客さんのお金を預かって、そのお金でラーメン食べただのアホなことして捕まってますよ。
でも、これは誰もがやってしまう可能性のあることなんです。
あ、今日お昼食べようと思ったけど財布忘れた。お客さんから預かってるお金があるからそれで建て替えよう!みたいな感覚でね。
でも、そういうちょっとした弱さから人は平然と悪いことをしてしまうようになるんですね。
だから仕組みを作ることが大事なんです。
例えばお客さんからお金を預かるときは、貸金庫に預けて、2人以上いないとその貸金庫を開けられないようにするとか、そういう小さな工夫が大事なんですね。
特に共同経営というのはトラブルがつきものです。
私の知人も、電気代の分担やコーヒー代の問題などであっという間に共同事務所がつぶれてしまったことがあります。
数百円の問題ですが、それでも解散になるくらいの大きなトラブルにつながることもあるんです。
だから私自身は共同経営というスタイルは、あまり健全なスタイルだとは考えていません。
誰からリーダーとして全責任を負い、それを補佐する右腕左腕がいる。
この状態が組織としてはしっかりまとまりやすいと思っているんですよね。
それでも横領する人とか、悪いことをする人は必ず出てきます。だからそういうリスクを避けるために、お金なども全額を誰かに任せるようなことはせずに、しっかり自分の手元に保険として残しておくなどの工夫も大事です。
また、口座などを作るときも誰か片方がお金を勝手に下せないように、ハンコの管理と通帳の管理を分けるとか、金庫の管理を2人じゃないと使えないようにするとか、できる工夫は結構あります。
そんなことを言うと、共同経営者に「俺のこと疑ってるの?」といわれるかもですが、「自分も弱さに負けないためにだよ」といって理解してもらいましょう。
それでも理解を示してくれない時は、そのパートナーはあなたにふさわしくない可能性があります。
疑うことは嫌なことですが、疑わずに生きられるように仕組みをしっかり作ることは忘れないでくださいね。
今日はここまで。
伝わる力を発揮したいんだけど具体的にじゃあ、どうすればいいの?というヒントは、私が一緒に考えるので一度相談に来てみてくださいね。
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