予備校1月倒産騒動から学ぶ、投げ出す経営者になってはいけない
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
新年初ブログということですが、だいぶスタートが遅くなってしまいました。
というのも、正月のバタバタが終わってすぐに、あれ?なんか熱あるな……。と気が付きまして。
これは、インフルか?と思って警戒していたら、膝の傷が化膿していて(ひぇぇぇ)それが原因の発熱だったみたいです。今はお医者さんから薬貰って、熱は下がってますが足は痛くてちょっと難儀してます。
そんなこんなで新年早々お医者さんにお世話になるところからのスタートになってしまったんですが、今年も皆さんよろしくお願いしますね。
ということで今日の本題に入ります。
お正月早々に予備校の倒産がニュースになりました。
一月って受験直前も直前で、絶対に倒産しちゃいけない時期に子供たちを投げ出したことになります。
こういう投げ出し騒動を見ると、「はれのひ事件」を思い出すわけです
不思議なんですよね。
規模は違えど同じ経営者として私が信じられないのは、自分がつぶれる前に何でお客さんをほかの会社に引き継がないの?ということなんですよね。
そんな難しいことでもないのに、なぜそれをやらないのかって。
私が行政書士を引退したときは、お客さんに私が信頼する行政書士事務所や税理士事務所などのいくつかの事務所を紹介してから引退しています。
私の場合はお坊さんになって千葉から新潟に事務所を移らなければならないというのもわかっていたので、継続のサポートはネットだけでできるコンサルのみにするなんて工夫もしてました。
会社を潰すっていうのは特にお客さんに迷惑をかけることなので、そのお客さんを守ることや従業員を守るための対策を練ることを求められます。
ところが昨今の経営者はこのあたりをないがしろにしている人があまりにも多い気がするんですよね。
確かにそこまでしなければならないなんて義務はないかもしれませんよ。でも、信頼の問題なんですよ。
私の知り合いの塾も、廃業すると決めてから新規の子供たちをとらず、3年生が卒業するまで無理してでも事業を続けてました。それは、経営者としても教育者としても当然の義務だと私は思うんですよね。
他にも事務所の賃貸料が払えないと書いてあったんですが、だったら全部の建物解約して、オンラインでもいいから残りの2か月経営者が希望生徒の授業の責任取ってサポートしてあげればいいんですよ。
まぁ、人数的に一人では無理でしょうから、助けてくれる講師に当然お金を払ってですが頼んでオンライン授業協力してもらえばいいじゃないですか?
手はいくらでもあるのにそれをしないで投げ出すというのは最悪な決断だと私は思うんですよね。
もちろん様々な事情があるので、一概に経営者さんを責めるわけにはいきませんが、資金が危ないのであれば会社をたたむまでの準備を早めに始める決断をするのも経営者の責任なんですよ。
優れた将は撤退戦にこそ、その真価を発揮します。
調子のいい時だけ天狗になっている経営者ではお話になりません。
撤退の仕方が下手だとお客さんからも、従業員からも、同業者からも恨まれることになります。
そんな状況でこっそりとまた新しく会社を始めたので応援してください。っと言って、誰が応援してくれるでしょうか?
その辺りをないがしろにしてもいいと勘違いしている経営者が非常に増えていることが私は、いまの日本の良くないところだなって思うわけです。
まぁ、法律的にいえば変な情を出さずに逃げてしまうのが賢い。なんてアドバイスをする人もいるかもですが、そういう目先の損得に縛られると必ず後悔することになります。
だってその賢そうなアドバイスをした人は、あなたのその後の人生の責任は取ってくれませんから。その場限りの問題解決だけでいいわけですから。
賢くなったつもりで、やってはいけない決断をする人がどんどん増えてしまっている今の日本。そういう流れをどこかで立ち切らないと、私はいけないと思っています。
だからこそ、しっかり真面目にお客さんを大事にしている経営者さんたちが強くならないといけません。
今回の事件を見てそんな気持ちを新たにしました。
ということで今日はここまで。
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